壁紙 - 富士山秋

「富士山夏」および「富士山冬」の撮影からおよそ10年。特に前者のそれは東京～山中湖往復220km自転車練習の最中に撮影したものであり、またそのトレーニングコースとしてもなかなか手応えのあるものだったことから、近年の長距離系トライアスロンに向けた練習として同じコースを10年ぶりに走ってみることにしました。
実はこの１ヶ月ほど前にも同じコースを走ったのですが、その時は残念ながら雲に覆われこの姿を収めることは出来ませんでしたが、「富士山帽子雲」にて、雲の帽子をかぶったような姿を収めることができたので、よろしければ見てみていただければと思います。

さて。今回のテーマはズバリ「現役時代の記録に勝つ」です。自転車部に所属し、現役で練習していた頃に比べて体力の低下は明らかではありますが、その代わりに10年で培った経験というものがあります。また、１ヶ月前の同練習で得たペース配分もある程度把握しており、心配の気温も高すぎず、低すぎずの絶好の練習びより。

朝２時に起床、３時出発。５時に高尾山口駅に到着し、復路の妥協用「電車で帰るための輪行袋と着替え」をコインロッカーに預け、再出発。
大月廻りのルートを選択し、７時、国道20号から139号への分岐点到達。そして８時半に山中湖村に到達して９時にこの撮影ポイント到着。
前回とは違い、スッキリと晴れたその威風堂々とした姿は、ここまで辿り着いた自分へのご褒美とばかりに身を構えていたのでありました。

しかし、今回はこれで終わりではありません。10年前の記録を破るという目標達成のため、休憩もそこそこに再出発。
国道413号の道志みちをひたすら下り、12時、高尾山口駅まで戻ってくる。そして荷物を取り出し…この荷物が皮肉にも疲労困憊の身体に更なる重荷となってしまったわけですが、それでも確実に残りの距離を消化し、14時20分に無事ゴール。

総走行距離：229.74kmの記録は…信号待ち等の無い純走行時間：9時間37分、総経過時間：11時間20分、平均：23.8km/hと、結果見事に目標達成。ただ、その後に残った身体のダメージは相当のものでしたが。（苦笑）

いずれにせよ、長距離系トライアスロンの完走という、更なる大きな目標を抱えている現在、このような練習が出来たこと、また目標が達成できたことは、その実現にまた一歩近づくことが出来たのではないか。そう思った一日なのでありました。