>> テオティワカンとメキシコシティ <<



今日のメインはメキシコ旅行最大の目的の1つ、テオティワカン遺跡観光!

ちなみにガイドは英語またはスペイン語による解説。(汗
だってー、H.I.S.ではこれしか予約が取れなかったんだもん。


ツアー集合はホテルのロビーに朝8:45。
これに遅れないようにするためにはヘタに外に朝食を食べに行って予期せぬ事が起こらないようにしたいところ。かと言って隣のコンビニ食ではつまらない。

というわけでホテルの入り口にあるカフェテリアで。



カフェとは言え朝食くらいあるだろう、と思いつつも、念のためあるかどうか聞いてみたい。
そこでガイドブックで探す。「○○はありますか?」というフレーズに「朝食」という単語を組み合わせれば言えそうだ。

店に入り、短めの髪をバッチリ立て、蝶ネクタイがビシッと決まっている店員さんに、まず「ブエノスディアス(おはよう)」と言ってから、このフレーズを伝えてみた。
返ってきた答えは「Si.」つまりYesというものだった。

やった!通じた!w


好きな席に座っていいということだったので、店も空いていたしということで4人掛けのテーブルに座る。

持ってきてくれたメニューのうち、「Breakfast」ページの一番最初にあった「REPANTO BREAKFAST」というものを選ぶ。「REPANTO」はこのホテルの名前でもあるし、一番最初にあったから定番メニュー系なんだろうなどと勝手に想像。




出てきた内容は…玉子2つにそれぞれソースが掛かっていて、それにドンタコスがささっていて(笑)、それから白いふりかけ?(チーズかな?)の掛かったペースト状の豆、それからトースト。あとコーヒーも付いていた。


朝から辛いメニューだったけどひと通り美味しくいただいて。

そして次なるミッションはお勘定。

ガイドブックによれば、ペンで文字を書くジェスチャーをすることが「お勘定」という意味になるらしいけど、ただ本の対象がスペイン国内についてのものだったから、同じスペイン語でもメキシコとは違うだろうからどうかな〜と思い、やはりちゃんと言葉で伝えるしかないと考えた。


まずは店員を呼ぶExcuse meの意味の「Perdon(ペルドン)」と、お勘定お願いします、の「La cuenta, por favor.(ラ クエンタ、ポル ファボル)」を何度も何度も復唱し、そして料理を運んできてくれた店員を見つけてこれを実践してみた。

すると、無事伝わったようで、伝票を持ってきてくれた。金額は40ペソ。
安っ。

チップは10〜20%ということなので、代金に加え5ペソ硬貨を「プロピナ(チップ)」と言って渡した。
(ちなみに「プロピナ」は店員が伝票を持ってくるまでの間に何度も復唱して覚えた。(笑))

店員からグラシャスと言われたので、多分伝わったんだろう。

それから、出る前に今の正確な時刻を教えてもらう。考えてみればヒューストンで時間を合わせて以来、変えていない。
サマータイムと時差を差し引きしてもちょうどヒューストンとメキシコシティは同じ時刻らしいが、念のため。

ちなみに聞き方はもちろん、「今」「時間」「正しい?」という単語を並べただけ。w
たしか、「Ahora hora correcto?(アオラ、オラ、コレクト?)」って感じ。

店員の反応は少し微妙だったけど、まぁでもだいたいの時刻は合っていたらしい。



部屋に戻り、トイレを済ませ遺跡観光の準備をし、それからルームメイキング用のチップを15ペソ置いてロビーへ。





朝8:40頃からホテルのロビーで待機。暫くして無事迎えのオッサンがやってきた。

英語で軽く挨拶をし、それから軽く会話を交わしているときにふと、天候や気温に関する事を尋ねてみた。
というのもその時の自分はTシャツに半袖シャツという薄着で、外の気温が少し低くて寒かったからだ。

オッサンは、確かにその格好じゃ寒いだろうというような事を言ったので、じゃあ服を部屋から取ってきていい?って聞いてOKをもらい、急いで長袖シャツを取ってくる。
それから、部屋に備え付けのペットボトルも持って、ウエストポーチに突っ込む。

※ちなみにメキシコの水道事情はあまり良いものではなく、水を直接飲む事は避けたほうがいいらしい。それからトイレも、水勢が弱く、大きいほうをした後のトイレットペーパーは日本のように便器に突っ込んではいけないのだ。じゃあどうするのかというと…備え付けのゴミ箱に捨てるのです。(汚いけど…でもマジです。)


で、すぐに戻ってきたら今度はオッサンが「ちょっとトイレ行ってくるから待ってて」だって。(笑)


その後、オッサンは日本語にも行った事があって少し喋れるということだったので、メキシコの道は広いねーって話をしながら車に向かう。ちなみに日本の道は狭いっていう意味でオッサンは「narrow」って単語を使っていた。
インターネットの回線速度にブロードバンド・ナローバンドってあるけど、なるほど、こういう時に使うのか。


車に乗り、他の客と軽く挨拶を交わし、いざ出発…って自分を含めて3人か。少ないなぁ。




と思っていたら途中で降ろされて「少し待ってて」と言われた。どうやらここが彼の事務所らしい。
そして他のホテルからピックアップした客が次々に集まってきた。


20分ほど待って、点呼があって、車に乗る。人数は合計9名。集まった客は20人くらいいたけど、その全員がテオティワカン観光に行くというわけではないようだ。
ちなみにメンバーはメキシコ人3名、アメリカ人3名、ドイツ人1名、韓国人1名、そして自分。




相変わらずの乱暴運転(というか道がゴツゴツしているんだけど)の中、一番後ろの座席で街の景色を取りまくる。



広い道路の周囲には近代的な高層ビルもあって、決して街の全てが汚いというわけではないんだなと思い、少し安心。




三文化広場とグアダルーペ寺院





さて、今回のツアーにはメインのテオティワカン遺跡に向かう前に、三文化広場とグアダルーペ寺院観光が付いている。
ていうか最初はどちらもどういうものか分からず、後からガイドブックで知ったんだけど。(汗

ガイドブックによると、【アステカ時代のトラテロルコ遺跡】、【16世紀建造のサンティアゴ教会】、【現代の高層団地】の3時代の建物が混在することから、“三文化”こういう名前が付いているのだそうだ。

遺跡は整備されていて、中に歩いて入ることもできるようだが、今回のツアーでは外側から眺めただけ。
それに自分も、気持ちは1秒でも早くテオティワカンに行きたかったし。w


そしてしばらく移動した先のグアダルーペ寺院。
これついてはガイドブックにも多少詳しく載っていたので、英語解説は良く分からなかったが自分なりに補完しつつ、一行に付いて行く。


ガイドブックによると…

16世紀の12月、先住民フアン・ディエゴの前に、光り輝く褐色の肌をした聖母が現れ、「司祭のもとへ行き、この地に私の教会堂を建てるように伝えよ」と言った。
ディエゴは司祭のもとへ行き、その事を伝えたが信じてもらえなかった。
落胆したディエゴの前に聖母が再び現れ、証拠の品としてバラの花を与えた。
バラの花は12月には咲かないので奇跡の証拠となる。
ディエゴはこれをマントに包み、司祭のもとでこれを広げた。
すると金色の光とともにマントに褐色の肌の聖母の絵が浮かび上がった。
司祭は喜び、聖母を祀った寺院を建立した。


…これがグアダルーペ寺院の奇跡の起源とのこと。





中に入ると、聖母の絵を囲んだ綺麗な花壇があり、その奥で平日の朝から多くの人が熱心に祈っている。

なるほど、メキシコ人の90%がカトリックという事をガイドブックで読んだが、妙に納得。





祭壇の奥には、奇跡のエピソードにあった聖母の絵が浮かんだマント(メキシコ国旗)があった。

そこにはなぜか動く歩道(遅め)が。
どうやらこれは、マントを見に来た人がずっと留まってしまうために、後がつかえないようにこのような歩道を作ったらしい。





それからもう一つの建物へ。
と、入った時にフラッとしたから、あれ?立ちくらみ?と思ったが、建物を出て、横から見た時にその理由を知る。




傾いている。
ガイドブックをよく読むと、地盤沈下で建物が傾き、危険だから最初に入った円形の建物を作ったんだそうな。

旧建物の内部も工事現場のような有り様だったのも納得。
ていうかそんな環境下でも真剣にお祈りしている人が多数いるわけで…宗教熱心も筋金入りです。(何

その後5分ほど何やら時間を与えられて…という単語が聞き取れたが、イマイチ英語が分からない。




他のツアー客数人に付いていくと、階段を下りて、何故か入り口でお金を払って中に入っていってる。
よく分からなかったけど、料金は2ペソと安かったので自分も真似してお金を払って入ってみたら…トイレだった。有料かよ。(笑)




テオティワカン遺跡へ!


車に乗り込み、一行はいよいよテオティワカンへ向かう!



ハイウェイを飛ばし、天気も気温も上がってきて、テンションも上がる。

そしてついに到着!車を降りる。





見えた!!ピラミッドが見えた!!!


ちなみにここに限らず、送迎の運ちゃんやら英語が分かる人にはしきりに「ここに訪れる事は20年来の夢なんだ」って伝えてたので、実際についた時に「You made it!」とか言ってくれて嬉しかった。

もちろん、訪れたこと自体、感無量といった感じだったけど、それをそのように声を掛けてくれた事が更に嬉しさを膨らませていた。
そして「My dream comes true!!」って言った。ドリカムの名前やね。w


ちなみに「20年来の〜」の英語はたぶんメチャクチャだったと思う。その時に言ったセリフは「To visit here is my dream for 20 years!」(forをaboutって言ったかもしれんけど)だったんだけど、これを正しく訳すと…どうなるんだろ?w
でもだいたいニュアンスは伝わってた、はず。w




まずは入り口付近の建物(ケツァルコアトルの神殿)に行き、よく分からない英語の解説をガイドブックの解説で補完する。





ちなみに周りには日本人観光客も何人かいた。

自分にとっては20年来の夢ではあったが、それ以外の人にとっては気軽に(かどうかは分からないけど)行ける観光地のひとつという捉え方なのかもな(つまりそんなに気負う必要は無かったのかもしれないな)と思った。


またその移動の間、土産売りのオッサンが何やら草をちぎり、ペンのように持って封筒に色を塗る。
そこには鮮やかな黄色と茶色が出た。ガイドのオッサンが英語で解説していたのでよく分からなかったが、この地域の植物はこういう色素を出せるものが多いらしい。

んでもって、その色がついた封筒の中身が…テオティワカンの絵葉書というオチ。




お値段が50ペソということだったので、まぁ他の場所だったら買わないだろうけど、ちょうどここの絵葉書だったら買いたいと思っていたので購入。


そしていよいよ太陽と月のピラミッドへ…と思いきやなぜか車に戻る。




…まさかこれで終わり?と、ピラミッドを横目に落胆しつつ車に乗せられ、お土産屋に向かう。


ガイドブックのこぼれ話コーナーに、「格安のツアーだと観光もそこそこで、あとは不動産の紹介とかがメインというものもあるので注意」というものがあったのだが、まさかそれか?と不安になり、そして、だとしたら早く終えて現地手配の観光ツアーに申し込まなきゃ、とそわそわしはじめる。





お土産屋では店員が巨大なアロエを切ってその繊維の強度を説明したり、様々な光沢の石から土産を作る説明をしたり、テキーラを軽く飲ませてくれたりはしつつも、自分はひたすらガッカリしながら時間が過ぎるのを待っていた。





土産自体はその綺麗な石から作られたアステカの仮面や、生贄の心臓を乗せるチャックモールのミニチュアや、ソンブレロというデカい帽子やらが売っていたが、買うつもりも無く、買う気にもなれなかった。

しかし、しばらくしてガイドのオッサンが、「トイレは大丈夫?ピラミッドの上にはトイレがないよ」って言うのが聞こえ、ということはピラミッドに登れるんだ!と思い、再び元気がみなぎる。w




そしていよいよピラミッド正面へ!

ここから1時間半ほどの自由時間となり、嬉しさを爆発。ただ、帰りはどこどこで何時に集合、って言ってたのだが、肝心のその時間と場所が分からくて不安になる。





それを察したアメリカ人と韓国人のツアー客が、「俺らと一緒に行こう」って言ってくれて、以後3人で行動。



まず太陽のピラミッドに登る!





急傾斜の階段、高い気温、眩しい太陽、すがすがしい空気、目に入る全ての景色、そして今ここに自分がいることそのものが嬉しくて嬉しくてたまらなかった。




頂上でしばらくたたずんだ後、階段を降りて…





死者の道を歩く。
この時は韓国人の客と一緒だったのだが、ちょうど先週、韓国に行ってきて、凄く良かったっていう話をしながらこの道を歩いた。





月のピラミッドに行き着く途中に、何やら壁画が。ガイドブックによると、「第17号基壇」というものらしいが、残念ながら工事中か何かで見てくれの悪い状態だった。とは言え、そのへんにはあまり興味が無かったので別にいいんだけど。(ぇ


そして月のピラミッド到着!





やはり近くで見るとデカいなぁ。と、相変わらず興奮しまくり。w
1ダラー1ダラーと言って土産を売るオッサンがウザかったが、それでもとにかく嬉しくて嬉しくてたまらなかった。





ちなみにここの階段はどれも傾斜がキツい。しかもメキシコシティ自体、標高2000mくらいのところにあるらしいので、ゼーハーゼーハー言いいながら階段を登った。


この頃、他のツアー客とも一緒になり、自分がゼーハー言いながら登っていると、ドイツ人のオバハンが「夢だったんだよね。覚えてるかい?」って言ってくれたので「Sure!」って答えた。そしたら「It's Nightmare.」だってさ。
自分にとってのDream即ち「夢」に対して、オバハンにとってはこの急傾斜はNightmare即ち「悪夢だ」と返すところがナイスジョーク!と思い、爆笑してしまった。




月のピラミッドは太陽のピラミッドよりも登り辛く、傾斜もキツく、そして頂上もやたらとゴツゴツしていた。
でもそこからの景色もまた格別のものだった。






感動を五感で感じながらしばらくたたずんだ後、ピラミッドを降りる。

ふもとで他のメンバーと合流し、まったり。その間、自分は体力が回復していたので周囲にある小さなピラミッドのようなものに登ってみることにした。
その時“ちょっと登ってみるねー”って意味で「I'm try to climb up.」って言ってみたらどうやらニュアンスは通じたようで、「OK、OK。行ってきな」みたいな言葉を例のアメリカ人に掛けてもらった。


登る時にスタコラサッサと駆け上っていたらドイツ人のオバハンに「He is jumping up!」って驚いていたのが聞こえてなぜか少し嬉しくなった。英語を聞き取れた事が嬉しかったのかもしれない。





時間になってガイドのオッサンと合流し、テオティワカン内にある「ケツァルパパロトルの宮殿」という遺跡を、ふたたび解説しながら回ることに。もちろん英語は分からないが、同時に他のツアー客が来てて、ちょうど日本語だったので、耳はそっちに集中していた。w





ちなみに上の写真は「ジャガーの宮殿」の壁画。なんかアステカの壁画にある動物って、みんな何となく可愛いらしい。w



ところでそんな時、例の韓国人客が日本語で「ワカリマスカ?」って聞いてきてくれたので「So so.」(ちょっとだけ)って答えつつも、同じアジア人として自分は英語すらロクに出来ないんだからなぁ…と思い、ちょっぴり彼を羨ましがる。
ていうかここは「So so.」じゃなくて「A little.」とかを言うべきだろうな…(汗)

 

さて、そんなこんなで観光を無事に終え、車に乗り、先ほどの土産屋に移動して遅めの昼食をとる。

注文したのはアステカスープ・チキンタコス・ファンタオレンジで合計145ペソ。ちょっと高くついたけど、まぁ観光地ですし、旅の財布はゆるむモノですよ。w


ところで、スープはどうやら具を全部入れてしまえばいいらしかったけど、タコスの食べ方がどうも分からなかった(何か食べ方のセオリーでもあるのかと思った)ので「どうやって食えばいいんだ?」って言ったら周りの笑いがとれた。

んで“皿を持って掻き込めばいいんだよ”って身振り手振りをしてくるあたり、笑いは国境を越えるな…などと勝手に想像してみたり。





食事中、ギターと歌で客をもてなし、最後にチップよこせと言ってくるオッサン(店員?)がいたり、空がゴロゴロと鳴っていたり、雲行きが怪しくなってきたりしたが、とりあえず無事観光が済ませたのでもう安心、と思っていた。


最後に「テキーラ飲む?」って言われたが、道がかなりデコボコしていたので悪酔いしたくないと思ったので、今回はパス。





食事を終え、車に戻る。と、急に降り出した雨。そう、またもやスコールが。超グッドタイミング!

車内でアンケート用紙が配られたので、つたない英語で設問に答える。
最後の自由項目欄に、「ツアー自体は物凄く良かった。ただ、お土産屋がちょっと余計だった。」という趣旨を記入した。
まぁそうは言ってもこういうツアーってお土産屋ともつるんでいるんだろうからしょうがないと言えばそうなんだけど。


ホテル前で降りるときには、スコールは既に止んでいた。
そして、自分に良くしてくれた人たちと「Very nice to meet you!」と言いつつ握手をして解散。
ガイドにも感謝の意を伝えようとしたが、少し急いでいたらしく、途中で「OK. Good bye.」って切られて終わってしまったのが少し残念。
もしかしたら、自分が昼食をのんびり食べていた分、時間を押してしまっていたのかもしれない。ごめんなちゃい。




夕方のメキシコシティを歩く


いったんホテルの部屋に戻り、不要な荷物を置き、再び外に出る。

ツアー時間がだいぶ予定をオーバーしていたので、今から市内観光をする時間はおそらく無いだろう。
ということで明日の空いた時間で何かツアーがないかどうかを聞きに、日本人観光ツアーをやっている会社に行くことにした。





移動は地下鉄にチャレンジ。
料金は全区間2ペソ即ち20円。安っ!!!

切符は窓口でしか買えないのだが、1枚くれっていう意味で人差し指を立てて「ウノ、ウノ」って言いながらお金を渡すことで購入に成功。
ちなみにどうせ全区間一律料金なのだから、事前にまとめ買いしてしまえば、その都度窓口に並ぶ手間が省けるっていう利点もある。





駅構内は汚く、案内板も乏しく、時計は間違っていて(笑)、電車も汚く、車内ではアニメ「トッポジージョ」のマガイモノCDを売りに歩く人なんかもいたりしてやっぱりちょっと怖かった。

またスリや強盗もあるようで結構危険だ、と言われているが、乗る区間が少なめだったので辛うじてクリア。




ちなみに一回乗り換える必要があったのだが、結構難易度が高め。
路線は色分けされているので、駅を降りたらその色づたいに歩けばいいのだが、上り下りのどちらに乗ればいいのかを判断するのは、その路線のそれぞれの終点の駅名しか表記されていないので、路線図の終点を確認して判断するしかないのだ。

また、降りる駅のアナウンスもよく分からないので、車内から駅名を見て、何駅目で降りるかを数えつつ…という感じ。

まぁこれも全ては自分が観光客だというそぶりを見せないため(強盗回避をするため)のことなんです。





そして無事、目的の駅に到着し、ホームを出て地上に出る。





この辺は結構大きめの建物が立ち並ぶ。道も広く、中心街のひとつなのだろう。

目的のツアー会社は日本大使館の向かいということなので、そこを目指して歩く。





大使館の前には警備員が2人立っていた。一瞬目が合ったのでふと目を下げて反らしたら、手にはマシンガンが。
怖っ!と思いつつも「写真撮りたい」って思ったけど、たぶん怒られるんだろうなぁ。と思い、立ち去る。





そしてツアー会社到着。(ちなみにH.I.S.も近くにあるらしいのだが、ざっと探したものの見つけられなかった。)
中では日本人が多く働いており、また客も日本人が多かった。

が、肝心のツアー自体は、明日は何も無いというか締め切りとのこと。まぁ18時少し前の到着で、会社の営業時間も18時までだから仕方がないか、と諦めモード。


ただ、代わりにいろいろ情報をもらった。どうやらソカロという首都付近が面白いらしく、また明日行く予定の国立人類学博物館もしっかり観たら1週間くらい掛かる場所だ、とのこと。

また、タクシーや地下鉄にはなるべく乗らないほうがいいとのこと。
っていうか…地下鉄、、、乗ってきたんスけど。。。しかも帰りもそのつもりだし。。。

それじゃ怖くなってもう乗れないじゃん!(汗



ちなみにタクシーには「シティオ(写真左)」と「リブレ(写真右)」の2種類がある。
前者は無線タクシーで、ちゃんと登録もされているので比較的安全だけど、後者は個人タクシーで、客を乗せたら路地裏に行って、仲間とツルんでカネを巻き上げるという…しかも観光客のみならず、地元民までもが被害に合うというから超危険!とのことなのです。

なので結局タクシーには怖くてチャレンジできず。

さて、そんなこんなでお礼を言って会社を出た後、少し歩いて隣駅に移動。隣駅にはメトロバスという、路面電車のバス版のようなものの駅があるので、それに乗るのをチャレンジするためだ。

ちなみにもちろん、メキシコにもバスはあるけれど、どうもバス停らしきものが…有るのか無いのかよく分からない。観察していると、乗客はまるで乗り合いタクシーのごとく、好き勝手なところで手を挙げてバスを停める姿をよく目にした。てことは…降りる時も好き勝手に降りるのだろうか。




そういえばバスに扉が無いのはそういう仕組みだからなのかも。
てことは…スペイン語が出来ないと結構難易度高いっぽいなぁ。

ということで結局バスにはチャレンジできませんでした。

その代わりにというわけではないけど、メトロバスにいざチャレンジ。




メトロバスは地下鉄と違い、JRのSuicaのような磁気式カードをセンサーにタッチしてホームに入るのだが、カード販売機を見つけたまではいいものの、まず買い方が分からない。
そこで、列の後ろに並んでいたメキシコ人女性に聞きながら100ペソで無事購入。

ちなみに乗車料金は3.5ペソ。100ペソを消費するには何ヶ月掛かるんだっていうような感じだけど(笑)、まぁこのカード自体が自分のお土産になるからいいんじゃない?みたいな感じで。


階段を登り、ホーム入り口のセンサーにタッチ。



だが、今度は何故かカードが反応せず…というか通常、緑ランプが点灯するのに自分の場合は赤ランプが点灯して何故か入れなかった。他の客に声を掛けたら、彼のチャージされている代金で入れてもらった。

が、今度は乗ったホームが目的地とは逆だったことに気付き、反対側のホームはどこか?とその客に聞く。
どうやら一度中に入ると、一旦外に出なければ反対側のホームに行けないようだったので、せっかく代金を払ってもらったのにごめんなさいというジェスチャーをして、ホームを出る。


階段を降り、周りを見渡すと、なるほど、広場の反対側にバスが止まるホームがある。
というわけでそこに向かうが…そうだ、このカードじゃ何故か入れないんだ。お金はたぶんチャージされているハズなのに。
そこでダメもとで警備員に聞いたが、まぁスペイン語なので分からない。

結局、諦めて地下鉄で帰ることにした。





地下鉄に乗る前に、再び広場を歩いていると、インターネットカフェを発見。せっかくなので入ってみる。
店員のニーチャンに「3番に座れ」と言われたが、瞬時にスペイン語の「3番」が理解できなかったためオタオタしていたところ、結局席まで案内してもらうことに。w
キーボードやOSの表記は当然スペイン語ながら、ちゃんと日本語ページも日本語で表示されたので、ここまでの中間報告を自分の掲示板にする。

以下、その時の書き込み。


From Mexico-city...
9/22 (金) 09:17
---------------------------------

え〜〜〜〜〜〜〜〜〜

Ima, Mexico no Internet Cafe kara kakikomi shiteimasu. (w

Chinamini genzai no jikan wa,
9/21(木) 19:20 kurai desu.

Nihon no HomePage ha nihongo de hyouji sarerukedo,
kakikomi ha touzen nagara murimitai.

Gyaku ni Spain-go no moji ga uterunodesu. (w



tada, Copy & Paste ha OK noyoudesu.
kono kakikomi de nyuryoku sareteiru nihongo moji ha zenbu copipe desu.



toiuwakede, kyou ha テオティワカン遺跡観光が無事終了。(copipe)
市内観光 wa ashita ni. (jikan ga daibu nobita tame.)



Chinamini....



Metyakutya bibitte masu. (汗

Machi ha kitanai shi, kotoba ha mochiron tuujinai si...
Hajimete no kaigai hitoritabi dearu NewYork toha hikakuni narimasen...


Tada, jibun de nanikawo sinakereba naranai koto ga
gohan wo taberu koto kurai nanode, maa... nantoka nattemasu.

Mokuhyou ha FirstFood riyou kaisuu : Zero. (笑



Tokorode, ashita no yotei ha 国立人類学博物館に行く予定 dake nanodesuga,
sore igai no jikan ga nokorisou dattanode, Nihonjin ga hataraku
kankou annaijo ni itte TOUR toka wo sagasitandakedo, tokuni naittesa.




teiuka.....

"Koko made kuru noni chikatetsu wo tsukattemitandesuyo."
tte ittara

"Yoku koremasitane. Kekkou hanzai ritsu ga takai younanoni."

dattesa....

...Soreja kowakunatte mou norenai jan! (w





Toiu wakede,
toriaezu no seizon houkoku deshita. (笑




ところで、海外旅行では出来るだけ外国語を喋ろう、というのが自分のテーマのひとつなので、今回も会話本に載っているフレーズをなるべく多く言うことにしていた。

なので終わった後、店員に「La quenta por favor.」つまり“お会計をお願いします”ってフレーズを…朝も使ったけど、今回も言う事に。

で、会話本を読みながらこれを棒読みをしたら、店員も“コイツ言葉が全然わからないんだな”って分かってくれたらしく、ややオーバーアクション気味に「よく言えたね!」っていうようなジェスチャーをしつつ「お会計!もちろん!」って言ってくれた(ような気がする)。

で、料金を「diez. diez.」って言ってたのだが、、、分からないので会話本の数字が書いてあるページを見せようとした。すると他の客が英語で「Ten.」って言ってくれたので、「Thank you!」って答えて10ペソを渡す。

30分程度で10ペソつまり100円とは…安いね。。。

ともかくも、ここでの会話のやりとりがかなり面白く、印象に残っていたので、店員の表情を含めてよく覚えている。
メキシコ人はみんなオッカナイ顔をしてるけど(失礼)、困っている人には親切なのかもしれないと感じるひとときだった。


その後、満員電車の地下鉄に乗り、、、って急発進、急停車、まだ止まっていないのに扉が開いたり、はたまた途中で止まったり停電になったりと、荒っぽいですな。しかもエアコンなんか無いし。

ちょうどお尻側にデジカメを入れてしまったことに気付き、スリだけにとにかく気をつけつつ、一回乗り換えをして、何とか無事に駅を降りる。




ちゃんとした店で晩ご飯を食べる事が今夜のテーマ


夜もすっかり更けていたので、そろそろ晩ご飯を。

降りた駅付近は割とにぎやかだったので、ホテルのカフェテリアという選択肢は最後の手段として、この付近のレストランにチャレンジすることに。

そして、店先で鶏肉を焼いている店に入る。が、何故かよく分からないが断られてしまった。
感覚的には「持ち帰りなら店頭で買ってくれ」って言われてたのかもしれないけど、ただ店内で食べている客もいたから、自分も店内で食べる事はできたハズ。
でもそれは叶わなかった。





仕方なく別の店に移動。入り口で人差し指を立てて「ウノ、ウノ」つまり一人だよ、って言ってたら今度は無事入れた。
そして太めのオバハンが日本語メニューを持ってきてくれた。w



「メキシコ風牛フィレの角切りと野菜」というものを注文。
飲み物は?って聞かれて「cerveza(セルベサ)」つまりビールって答えたところ、何種類かあるようで、その種類を言ってくれたが、うーん、残念ながらイマイチ分からない。

そこでオバハン、全種類のビンを持ってきてくれたので、何となく「ドスエキス」というビールを注文。ひゃっほう!w





…ていうか注ぎ方に失敗してしまいました。(爆
アレなんですよね、ジョッキを傾けると泡がちょうどいい具合になるんですよね。忘れてただけデス。(ぇ

ちなみに料理は相変わらず辛かった。(笑)





そして料理と一緒にフランスパンとライムが出てきたが、このライムは…何だろ、アルコールと一緒に食べるのかな。

それから、ビールは、2本目に「SOL」というものを注文したが、アルコール度はどちらも軽めっぽい。



ところでビール名の「ドスエキス」とはドスの効いたエキス…という意味ではなく、ラベルのロゴを見る限り、たぶん「ドス(dos)」つまり2つの「エキス(エックス)」という意味なんだろう。
あと、「SOL」は太陽って意味みたいね。ラベルには太陽の絵もあるし。


で、「Perdon」って言って店員を呼んで、「La quenta por favor.」って言って会計を済ます。
ちなみにお値段は、「メキシコ風牛フィレの角切りと野菜」が65ペソ、それからビールが1本16ペソ…って安っ!!!w

さて、どうやら料金にチップは含まれていなかったので、「propina」と言ってチップを渡したら嬉しそうに「グラシャ〜ス」って答えてくれた。

そういうわけで無事にこの日の晩ご飯は終了。

店を出ると雨がまた少し降っていた。また、ホテルまでの道も暗かったので早歩きでホテルに戻り、シャワーを浴びて寝る。

 

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