>> 日本出国〜韓国(ソウル)入国 <<
初めてのソウル&初めての韓国&初めてのアジアとなる今回の旅。相変わらずの一人旅とは言え、さすがに今回はいつもの行き当たりばったり作戦(?)も通じないだろう。
というのも、中学生レベルな英語ではあったが何とかなってしまうと実感したニューヨークやハワイと違い、今回はハングル語。つまり英語圏外という、とてつもなく大きな壁が立ちはだかっている…。(もちろん、ハングル語は一度も喋ったことが無い。)
ということで。今回は(今回も?w)H.I.S.のパックツアーを利用することにした。キャンペーンで安かったし。
日数的には、至上最短の3泊4日だからほとんど国内旅行に行く感覚。
なので荷物も当然ながらの至上最軽量で、相変わらずのリュックサック&ウエストポーチという超軽装備。
韓国の通貨であるウォンはみずほ銀行で両替出来たので、予め日本で両替しておいた。…が、今考えると現地で両替したほうがレートは良かったかもしれない。
まぁでも“万一両替出来なかったりしたらどうしよう”という不安材料を消すためとあれば、それでもいいか、といった考えもあり。
それからハングル語対策としては、

スマップの草g剛ことチョナンカンの会話本を偶然古本屋で見つけて購入していたので、その1冊&ガイドブックで何とか凌ぐつもり。
成田空港までは、今回はあえて都営新宿線と京成線というごく普通の足を使ってみた。
前日までの大雨もすっかり回復し、快晴となって出迎えてくれた。

そして空港到着。今回は南ウイングから出発。南ウイング出発は初めて、かな?
H.I.S.専用カウンターで航空券をゲット。シーズンを外していたとはいえ、やはり学生やオバハンが多い。近くて安いのも恐らくその要因のひとつなのだろう。
その後、恒例の空港探検。w
って、歩いているとどこかで見た光景が。
そこで気付く。南ウイングとは言っても、歩いて北ウイングに行けるんだ。なるほどね。
喫茶店で小腹を満たし、いい時間になってきたのでそろそろ行くことに。

今回利用するのはアシアナ航空。もちろん利用は初めて。
ちなみに座席は通路側でした。
セキュリティは…金属探知も甘く、ペットボトル持ち込みも全然お咎め無し。大丈夫かオイ。w
午後3時出発。約3時間のフライト。あっという間に到着するだろうから機内食は無いと思っていたらちゃんと出てきた。

選択肢は無かったが、肉が美味かった。さすが韓国。(何
しかしそれにしても、ナイフやフォークはプラスチック製ではなくちゃんとしたモノだった。アメリカ方面以外はセキュリティ甘いのかな…?
午後6時頃、仁川(インチョン)国際空港到着。
最初の関門である入国審査。ガイドブックにあった「観光です。4日です。」のハングル語を一所懸命復唱していたものの、審査官は無言で作業をして、何事もなく無言で通過してしまった。残念。せっかくだから「カムサハムニダ(ありがとう)」って言っておいた。これが初ハングル語。w
荷物引き取りは勿論無いので一番乗りで脱出成功。
さて、お次は…H.I.S.現地添乗員さんと合流。目印はH.I.S.支給のCiao(チャオ)ロゴの赤いボールペン。
って、見つけた!と思いきやそれは別のグループだったらしく、というか自分の出るべき出口が違っていたらしい。(爆
その添乗員さんにツアー表を見せ、本来の集合場所を教えてもらう。

そして移動すると…おっ、既に何人か集まってるな。
ポニーテールな女性添乗員さんに自分の名前を伝え、無事合流。
どうやら現地人の添乗員さんのようで、カタコト日本語で対応をしていた。
全員で20人ほどだろうか、集合したところで大型バスまでゾロゾロと移動。やはり学生の友達連れが多いな。

ところで数ヶ月前に携帯の機種変更をしていたので、今回、初の海外ローミングサービスを試してみた。それに日本と韓国では時差も無く、おかげで「今どこ?」「韓国!(笑)」という間の抜けたやりとりを数回したり、他にもいろいろ役に立つことがあった。
各ホテルに向かう車中、添乗員さんのカタコト日本語で韓国解説を受ける。
それにしても日本語上手いなぁ。
そして外国語を駆使して仕事出来るっていうのは少し羨ましい。
そしてちょっぴりオイラ好みで可愛いらしいなァ。いや、ポニーテールふぇちなんでスよ。w
なんでも、中心街は表記こそハングル語ではあるものの、感覚的に原宿や渋谷とほとんど変わらないし、食事も日本語メニューがあるし、会話も日本語が通じるところが多い、とのこと。また犯罪率もかなり低いとのことだった。
なるほど、それなら安心だ。まぁ海外に行って日本語ばかりというのも少し物足りないけど、今回(ハングル語)ばかりは全くごまかしが効かないからね。
それからオプショナルツアーの説明。今回自分は、「カジノ体験」という無料ツアーだけを申し込んであったが、いろいろ話を聞いた結果、半日市内ツアーと「NANTA(ナンタ)」というミュージカルの2つを手配してもらうことにした。
ちなみに「NANTA」というのは、言葉を一切使わず、包丁やフライパンのような調理道具を使ってリズムを刻みながらコメディふうな舞台を魅せてくれるというもの。ガイドブックにも解説があったが、かなりの人気らしく、チケットがなかなか取れないという。
そして、正確にはこれはオプショナルツアー扱いではなく、添乗員さんたちの好意によりチケットを代わりに取ってもらう、というものであった。ただ、現時点ではあまりチケットが取れてないので、キャンセル待ちをするという扱いだったので、それを手配してもらった、というわけだ。
それから移動には地下鉄が便利だとのこと。街のほとんどを網羅しているし、その造りも単純明快だし、全てが数字で表現されているから分かりやすいとのこと。
逆にバスは完全にハングル語表記しかなく、難易度は高めなのでなかなか初心者には敷居が高いとのことだった。

数箇所のホテルを廻り、最後に自分の泊まるホテルに到着。
ちなみに添乗員さんにガイドブックの中心街の地図を見せ、ホテルの場所はどこ?って聞いたけど、地図には載っていないとのこと。代わりに地下鉄の最寄駅を教えてもらう始末。
んー、さすが一番安いホテルを選んだだけあって、アクセスもあまり良くないみたい。
とは言え、そこまで「メチャクチャ離れている!」ってわけでもないから、そのへんは許容範囲。

部屋自体は結構広く、施錠もオートロック。って部屋番号、手書きかよ。w

また風呂も一見豪華だが、まぁユニットバスだった。ま、自分にとってホテルは寝る場所なのでそのへんにこだわりは無いけど。

そしてとにかくテレビがデカかった。そして予想通り、日本のアニメもハングル語吹き替えでやっていた。

それからTVゲーム紹介番組もあり、ちょうど「旋光の輪舞」という日本製のゲームの紹介をしていたんだけど、画面が思い切り日本語で、でもってひたすらハングル語で解説されるのが何となく面白かった。
なんだかんだで既に午後9時頃になっていたので、晩ご飯を…どこで食べよう。
とりあえず中心街のある「東大門(トムデムン)運動場」駅まで出てみるか。

ということで地下鉄に挑戦。

切符売り場はハングル語100%で早くもお手上げなので(汗)、ガイドブックを参考にまずは900ウォンの切符を…ってこの券売機、小銭しか使えないの???
当然これが最初の韓国ウォン利用なので小銭なぞ無いので…こうなったら窓口で直接買うしかない。
となると会話会話…。チョナンカンの会話本、略して草g本(笑)を取り出してそれらしきフレーズを…っと、あったあった。「ヨギロ カゴシポヨ(ここに行きたいんだけど)」これかな?
何度も何度も復唱して、そして「アンニョンハセヨ〜(こんにちわ〜)」と言ってから、このセリフを言いつつガイドブックの路線図を見せ、目的地の駅名を指差しつつ1000ウォン札を渡す。

すると無事に切符と100ウォンコインが返ってきた。やれやれ、辛うじて成功かな。
※ ちなみに100ウォン≒11円くらい、かな。ゼロをひとつ取って、少し上乗せしたくらい。なので、900ウォン切符は100円弱ってこと。

自動改札を…おぉ、どうやら日本と大差ないな。これを難なく抜け、ホームへ。

ホームの雰囲気も日本と大して変わらないので、まだまだ不安ながらも少なからず安心感がある。特に、周りの人たちが日本人とも韓国人とも見分けがつかないぶん、余計にビビる必要が無い(笑)のがデカいみたい。

というわけで、あ、そうだ。帰りに降りる駅を覚えておかなきゃ。
ということで駅名をパシャリ。

電車が来たので乗る。車内はわりと綺麗。でもハングル語はやっぱり読めません。w
それから…マナーはちょっと良くないみたいで、まぁ日本もあまり言えた事じゃないかもしれないけど、携帯で話をしている人が結構いる。ていうか地下鉄なのに、駅間も電波が通じるのか、駅を離れてもずーっと話をしていた。便利なんだかどうなんだか…。

東大門運動場駅到着。ここの改札は…どうやらSuicaみたいなものが韓国にもあるみたい。
そして外に出る。

いやはや、中心街なだけあって賑やかだ。でも街がどことなく汚いな…。
それから交通マナーもよろしくないみたい。こりゃ大阪もビックリだな(失礼)。
添乗員さんが言ってたけど、とにかく韓国は渋滞がヒドいらしく、渋滞がイヤで国外に移住してしまう人さえいるとのこと。
なるほど、確かに四六時中この交通事情だったらイヤにもなりそうだな。
などと思いつつ、街を歩く。

ちなみに自分、ショッピングにはあまり興味が無く、というか韓国に来た理由も「何となく」だったので(笑)どうも目的地が見つからない。
まぁ唯一の目的と言えば、骨付きカルビ・ビビンバ・冷麺・チヂミもろもろの韓国料理を食べ尽くすこと!かな。w

とりあえずあっちをブラブラ、こっちをブラブラ。

デパートをブラブラ、地下街をブラブラ。
そうそう、そういえば店内ではキューティーハニーのハングル語バージョンとか、それから日本語のBGMもそのまんま流れてたっけ。
それから肝心の晩ご飯を食べるところを…
とはいうものの、やはりなかなか入る勇気が出てこない。(汗
そうこうしているうちに時間も刻々と過ぎてゆく。出来れば早く寝て明日に備えたい。
というわけで…「そういえばホテルの近くに焼肉屋があったな」と思い出し、さっさと戻ることに。(ぇ

東大門での成果は、キヨスクみたいな店で買ったポカリスエットだけでした。w
ちなみに買うときに思わず「すみませーん」って日本語を漏らしてしまったら「せんごひゃくウォンです」って日本語で返してきた。うーん、さすがは中心街。
帰りも同じく窓口で切符を購入。ただし今回は、さっき撮った降りる駅の写真をデジカメで見せつつ、さっきのセリフを言いつつ、お金を差し出すという方法で手抜き。w
ようは900ウォンの切符が買えればなんでもいいんですよ。えぇ。

電車が来るまでの間、ホームをブラブラしていると、、、ホームにまで大型スクリーンがあって企業のCMをやってる。ってコレ…日本の消費者金融のキャラクターじゃ…。

ところで足元の高齢者優先レーンを見てふと思い出した。韓国は年長者を敬う習慣があり、例えば一緒に食事をする時も年長者が口を付けるまで他の人は手を伸ばしてはいけないらしい。
また、車内でもごく当たり前のように若い人が年長者に席を譲る光景を何度も見たので、物凄く関心した。

電光掲示を見ても分からないが…

アルファベット表記で辛うじて。w
というわけで駅の数も数えつつ、無事に駅到着。

ところで駅のエスカレーターのマナー、どうやら関西と同じく、右側に並ぶみたいね。どうして関東だけ左側に並ぶんだろう。
さて。そんなわけでホテルすぐ近くの焼肉屋へ。

既に夜11時を過ぎていたが、店はまだまだやっているようだったので中に入る。もう後戻りは出来ません。w
出てきたメニューは…100%ハングル語…。(滝汗
だが、ここでひるんではいけない。そう、下手に旅行慣れしたような知ったかぶりをするのではなく、むしろ「ぜんぜんわっかりませ〜ん」という恥さらしリアクションをしてしまえばいいのだ。「旅の恥は書き捨て」作戦発動ですよ!w
すると長身のメガネ店員のニーチャンは「コイツ外国人なのか」、と気付いてくれたらしく、今度は写真付きのメニューを持ってきてくれた。
おかげでメニューが辛うじて分かったが、ここから先は出来れば妥協したくない。そう、自分は骨付きカルビかビビンバかチヂミか…を食べたかったので、それの写真が載っているガイドブックのページを開いて店員に「これを食べたい」ってアピールした。
店員は日本語が100%分からないようで、こっちはハングル語が100%分からないのでなかなか大変だったけど、幸いこちらの意思を読み取ろうと頑張ってくれたおかげで、骨付きではないものの、カルビを注文する事に成功。
ただ、最低2人前からしか注文できないらしい。また、ビビンバはあるようだがその量が少ない(と言っていたような気がした)とのことだったので、とりあえず今夜は目先の食欲に身をゆだねることに。w
それから小さいサイズのご飯とビールを注文。
ちなみに韓国は焼酎が豊富。日本でもTVで韓国焼酎のCMを見たことがあるだけに。
しかも、ビールより焼酎が安いとのことだったので、、、明日は焼酎を飲もう。w

程なくして肉がやってくる。2人前となると、デカいなぁ。食べきれるかな…?
そしてキムチを始めとした小皿がやってくる。
やってくる。やってくる…。

…多くね?w
韓国料理は小皿が豊富(もちろん料金に含まれている)ということは聞いた事があったが、まさかこんなに量が多いとは思わなかった。

それに具だくさんのスープまで付いてくる。

ちなみにご飯は金属製の皿に入れられてきたんだけど、なーんか、下品だよね。(失礼)

肉が程良く焼けた頃に、店員がおもむろにハサミで肉を切ってくれる。
でました。これぞ韓国名物。
つぅか前から思ってたんだけどさ、なんでナイフとかじゃなくてハサミなのよ?w
さて、食べますか。
ってこの長ーい鉄の箸。コレが意外にクセもので、食べてるとだんだん重さで疲れてくるのよね。w

途中、別の店員のオバハンが、付け野菜に肉を乗せ、小皿にある薄い大根を乗せ、巻いて食べるんだよっていう身振り手振りをして教えてくれたりしたのだが、そういえば肉を野菜に巻いて食べるシーンを何かの番組で見たことがあるな、などと思い出す。
そして…
いや…さすがに全部は食べられなかったッスよ。(苦笑
肉を何とか全部食べきって、ご飯を半分くらい食べて、ビールはおおよそ飲んで…小皿はだいぶ残しちゃったなぁ。
時間も0時近くになっていたのでそろそろホテルに戻って寝たい。

というわけで…「お会計」という言葉が分からなかったけど、「いくらですか?」っていうフレーズが草g本に載っていたので、店員を呼んで「オルマエヨ?(いくらですか?)」って聞いて、金額を数字で書いてもらう。
そしてお金を渡し、店を出る。
出るときに、小皿をたくさん残してしまってごめんね、でも美味しかったっていう事を伝えたかったので、草g本から探して「マニ(多い)」「ミアネヨ(ごめんね)」「マシッソヨ(おいしい)」「カムサハムニダ(ありがとう)」と連呼&お腹をさすって“おなかいっぱい”というジェスチャーを示してみた。すると店員のニーチャンは失笑気味に反応を示していたので、まぁ…たぶん伝わったかな。
ちなみにお値段は、カルビ2人分15,000ウォン、ビール5,000ウォン、小ライス1,000ウォン、合計21,000ウォンだった。
ていうか食いすぎた…。
ホテルに戻り、シャワーを浴びて、寝る。さすがに満腹状態では風呂につかる事はできなかった。。。
それよりも明日は午前に市内観光、夜にカジノ体験と、何気に予定が詰まっておりまして。
そして市内観光の集合場所であるロッテホテル内のH.I.S.支店に朝9時に行かねばならず、、、それには1秒でも早く寝なければ…!
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