>> IRONMAN Cairns 2019 参戦記 <<
〜 グリーン島観光、市内散策、カジノ勝負 〜
6:40起床。
夜はちと寒かった。
今日のメインプランは、グレートバリアリーフのグリーン島と、カジノに行くこと以外は、特に何も考えていない。
昨晩手洗いしたシャツとパンツ。
おぉ、わりと乾いている。けど靴下はまだびっしょりだな。
お湯を沸かし、コーヒーを飲む。
昨日スーパーで買った軽食を口にしつつ、出発の準備する。
準備完了。
いったんフロントへ。
受付のオバチャンに、自分は体温が低めなので毛布をもっと欲しい、と伝えて、これを用意してもらえることに。
7:15、ほぼオンタイムでタクシーによるピックアップ。
昨日、グリーン島観光ツアーの送迎バスがタクシーに変更になった旨の連絡を受けたけど、ちゃんと来てくれた。
って、メーター回し始めた。
ツアー料金に含まれてるんじゃないの?って聞いたら、separate、別だ。だって。
oh...
と、運ちゃんがゴソゴソ調べて、「いや、含まれてる」って訂正してくれた。
よかった、ダメもとでも聞いてみるもんだ。
気持ちがラクになったのか、口も軽やかになったようで、いろいろと会話を交わしてみる。
今回のレースに出ることを伝え、そして気候に関する質問をしてみる。
「こっちは日本の冬と違って雪は降らないし、過ごしやすいよ。」だって。
そして10分ほどで港に到着。
何やら用紙にサインを求められて、これを記入。
おそらく、ツアー料金に含まれる送迎に関する運ちゃん側の「ちゃんと客を乗せたよ」の証明なのだろう。
お礼を言ってタクシーを降りる。
旅をエンジョイしてね、と声を掛けてもらう。
さて。
この港近辺はちょうど、レースのT2会場、ゴール、EXPOだったり選手受付会場だったりする。
けど、まだここからの眺めの範囲ではいろいろ準備中らしく、それらしき雰囲気はまだのようだ。
建物に入る。
グリーン島ツアーのデスクは、、、なんかいっぱいあるな。
えっと、、、あァ、これだ。
ブースの中に今回のツアー会社の名前を見つけ、受付に向かう。
比較的広めに設けられたこの空間も、オフシーズンだからか、意外とガランとしている。
事前にググッた情報によると、受付も混雑するから朝イチがいい、なんて記事もあったから意外だった。
予約の用紙を見せて、何なくチケット確保。
そしてプランの説明。
8:00に乗船開始。
8:30に出発。
14:30の便で戻る。
最後に船の乗り場の案内を受け、ミッション完了。
さて、、、
またもや待ち時間。
併設のカフェに寄ることも考えたけど、それよりも気候が気になって仕方がない。
ちと寒い。
風も強く、波も高い。
レース当日は大丈夫だろうか。
いや、薄着してきた今の自分、大丈夫か。(汗
最初、トレーナーを着ようか迷ったけど、今日は暑くなるかもしれない、などと都合よく予想し、これを置いてきた。
けど港ゆえの風の強さもあるだろうけど、けっこう寒い。
周りの人たちの格好を見ると、ウインドブレーカーをはじめとした、やや暖かめな服を着ている姿をよく目にしたので、ますます不安になる。
建物の中に物販があったので何か安い防寒具のようなものはないか探したものの、30ドルくらいする物くらいしかなくて、ちと高いなぁと諦める。
まぁ船の中はきっと暖かいだろう、到着した頃には陽も上がって気温も上昇しているだろう、などと都合よく予想を再び。
そうこうしているうちに8時になり、乗船開始。
乗船のための行列からちょくちょく聞こえる日本語の話し声。
どうやら日本人ツアー客らしき乗客が多いようだ。
そして、この地元で働く日本人も多いようで、ツアーの日本人従業員と客との、日本語でのやり取りをよく耳にすることに。
あ。
これって日本語OKなツアーだったんだ。
予約時はあまり意識してなかったw
船の中は3人掛けシートが基本。
そして、期待に反してやや寒い。
エアコンが効きすぎだこりゃ。
エアコンから少し離れた位置、日本人老夫婦の隣に座り、会話を交わす。
なんでも、昨日はセスナ機で上空からグレートバリアリーフを見るツアーに行ったそうな。
2万円くらいしたけど、天気が良かったので見応え抜群だったそうな。
それに対し、今日はどんよりして、気温も寒めらしい。
他の乗客からも、「エアコンが寒いから切れないか?」と質問している姿を見たけど、どうもそれは出来ないらしい。
もとより、湿気が高めなのでドライを掛けているようなものなのだろうけど、、、そいやホテルのエアコンも暖房の機能自体が無かったから、そういうものなのかなぁこっちは。
・・・などと思いつつも、さすがにこれは寒い。
すると、なんと隣の奥さんから私物のウインドブレーカーを貸してくれた。
トライアスロンに出るのに、風邪をひいたら大変でしょ。と。
ありがたい。助かった。。。
出航までの間に日本人スタッフがそれぞれの席に声を掛けていき、パンフレットを渡してまわっていく。
そして、オプショナルツアーの確認を受ける。
そう、このツアーには往復の船代のほか、グラスボート乗船またはシュノーケリング体験のどちらかが選べるオプションが付いているのだ。
グラスボートは、その名の通りボートの底が透明になっていて、魚や珊瑚が見れるというもの。
シュノーケリングは言わずもがな、だ。
どちらにしようかを直前まで迷う。
レースで泳ぐPalm Coveの海はCairnsとは違って、かなり濁っているという。
だから綺麗な海中を見るにはこちらで入るしかない。
けど、かなり寒い。
風邪はひかないだろうけど、濡れた身体の後片付け等がメンドいな。。。
というわけで今回はグラスボートにした。
シュノーケリングないしダイビングはまた、いつかどこかで機会があれば。
8:30、出航。
船は大きく揺れる。縦横上下に縦横無尽(汗
どこからかの「一番下の階のほうが揺れない」という会話が聞こえてきたけど、わりと席は満席に近かったから、まぁ、いいか。
それよか、やっぱりエアコンからの風が冷たい。
風の当たらない席が空いていたので、そちらに移ってみる。
おぉ、効果バツグンだな。
あとは酔わないように、ここはじっと目を閉じて、、、
そうこうしているうちにウトウトしてきて、しばしの仮眠。
浅い眠りが覚めたり、また寝たりしているうちにそろそろ到着のアナウンス。
そしてまもなく、到着。
時間にして50分程度か。
ウインドブレーカーを返そうとすると、この後も貸してくれるそうな。
自分たちは港のすぐ近くのヒルトンに泊まっているから、そこに返してくれればいい、と。
感謝。
船を降りる。めっちゃ風が強い。
それこそ、身体ごと飛ばされそうな勢いだ。
手荷物が飛んでいかないよう気を付けつつ、長い桟橋を歩く。
景色を楽しんでいる余裕は、あまり無い…というか、天気がそんなに良くないから、写真を撮ってもあまりパッとしない。
とりあえず島まで歩いて行こう。
島が近付くにつれて、次第に風が収まってきた。
不思議だ。
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そして上陸。
湿気高めな森に包まれた小さな島。
その中は、木々が風をカバーしてくれているようで、おおよそ無風状態。
道順に沿って歩いてみる。
インフォメーションセンターに、ホテル入口に、パラセーリングやシュノーケリングといったオプショナルツアー、それからカフェが数件。
プールもあるけど、さすがに寒いのか、入っている人はいなかった。
ん?
これで終わりか。こぢんまりとしているな。
けど、客はけっこういて、どこも賑やかだ。
そんな客たちの中には各国のIRONMANフィニッシャーTシャツを着ている人の姿もあり、なんとなく嬉しくなる。
さて。まずはどうするか。
まずは、、、トイレw
そしてまもなく、グラスボートの集合時間。
場所はあの桟橋の中間地点あたりだ。
来た道を引き返し、桟橋を歩く。
やはり、島から離れると風がビュービュー吹いている。
集合場所に到着。
係員にチケットを見せる。
風で飛ばされないよう、慎重に。
しばらく待ち、ボートが戻ってきた。
そして前の乗客と入れ替わりで乗船。
波と風に揺れる船内に入る。
おや、この船は日本人を集めたようだな。
そいや船が来るまでの間に、それっぽい事を言ってたような。
船の底の中央がガラス張りになっていて、その左右に分かれて合計15人ほどが乗船。
船頭さんは陽気な現地のオッチャン。
コニチワ〜。
と挨拶をした後は、日本語で録音された音声が流れる。
ご覧ください、サンゴがどうのこうの・・・
と言われても、荒波ゆえか、あまりよく見えないな。
ただ、風は強いながらもウインドブレーカーのお陰で、そこまで冷えることはない。
ちなみに風を避けようと、窓を閉めようとする乗客には船頭さんが「吹き飛ばされるからダメ」的な事を言ってた。
船が近場を移動したり止まったりして、ガイダンスもそれを合わせて流れて。
たまに船底に魚の姿が見えると、おおーってなったり。
突然、船頭さんが「Guys ! なんたらかんたら!」と言って、海にエサを撒くと、大量の魚が一気に群がってきた!
エンゼルフィッシュのバカでかいバージョンのような、大きな魚が水面ギリギリを、、、というか、もう水面から出てるのも結構いたり、そしてカモメたちもこのエサに群がったりと、なかなかすごい光景を見ることができた。
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ふと気付くと、船底には船の移動に合わせて魚たちが大量に泳いでいる。
荒波を泳ぐ際に、船に付いていったほうがラクだからなのか、それともエサを期待しているから、だろうか。
もはやその光景は「大自然の中の水族館」のようだ。
群がった魚たちが落ち着いた頃合い、何やらエイのような姿が見えるなぁと、ほかの乗客が言っていたので見てみると、、、
おや、ひょっこりと顔を出してきた。
海ガメだ。
そこそこ珍しい光景らしいので、ラッキーかな。
それからしばらく海の世界を堪能し、元の乗船場所に戻る。
およそ20分くらいだろうか、短い時間だったけど船酔いもすること無く、思った以上に満足したひとときでした。
船を降りて、また強風に煽られながら島に向かう。
と、その途中、元気な現地人的な若人たち男女数人がこの桟橋から次々にどっぽーんとダイブ。
透明度は高く、透き通っていて綺麗だ。
けど、寒くないんかね。。。
若人はキャッキャ言いながら岸へと泳いでゆく。
もう少し暖かかったら、海に入るツアーをやってもよかったかな。
まぁ、レースではイヤでもめいっぱい泳ぐから、いいか。
島に到着。
そして浜辺を歩いてみる。
海を眺める。
これがグレートバリアリーフか。
海ってこんなに綺麗だったんだ。。。
さて。
島の中は思った以上にやる事が無さそうだ。
島もさほど大きく無さそうなので、周囲をぐるりと回ってみよう。
風に大きく揺さぶられる熱帯雨林の下、その浜辺を歩いてみる。
自分以外にもそこそこの観光客が歩いているけど、自分のようにずっと歩き続けていく姿は、まばらのようだ。
お、ヘリだ。
天気が良ければ上空からの眺めも良いものなのかもしれない。
上空からの遊覧飛行も考えたけど、帰りの飛行機が昼発、かつ窓側の席なので、そこでうまいこと代用できるといいなぁ。
しばらく歩くうち、だんだんと足場が悪くなってきた。
船の着く側の「島の顔」とも言える正面側は綺麗だけど、裏側は手抜き、かな?w
いや、ありのままの自然が残っているのだろう。きっとそうだ。
気付けば誰もいなくなり、ひとり、道無き道を進んでいる。
ときおり、波が道を阻むことがあったけど、辛うじて繋がっているようだ。
そのうち、ビーチでバカンス中の集団を見るようになってきた。
あァ、こんなに苦労せずとも島の中からちゃんと道が続いているのね。
そりゃそうかw
気にせず進んでいると、、、おや、あれはシュノーケリングエリアの目印のブイじゃないか。
グラスボート or シュノーケリングの2択のうちの後者。
波にさらわれることもあるから、入れるエリアは限られているようだ。
アクティビティを楽しむ姿を見てみる。
どうやら、腰くらいの深さまでっぽいな。
ほんと、「ちょっと水中を覗いてみよう」、みたいな程度なのかな。
そしてこのエリアが見えるということは、、、
あっさりとスタート地点に到着。
40分くらいか。
まぁ、手頃な大きさの島といったところか。
さて、帰りの船は14:30。
でもまだ11時過ぎだ。
うーん、やる事が無いな。。。
何かアクティビティでもやる?
うーん、
うーん、、、
特に無い、かなw
複数人で来ていたらまた、違ったかもしれないけど。
そいや往路の船内の説明で、パラセーリングの参加者が少なくてタイヘンだねぇ、なんて日本人スタッフ同士の会話も聞こえたっけ。
やってみてもいいけど、
うーん、
いいかな。w
そうだ、帰りの船の時間の変更ができるって説明を耳にしたっけ。
ふと思い出し、インフォメーションブースに向かう。
はろー。
えぇと、、、
と、モゴモゴしてたらスタッフはれっきとした日本人オネーチャンで、以後は完全な日本語でのやり取りw
船の時間変更はよくある事らしく、12時発の便がまだまだ空きがあるということで変更してもらえた。
よかった、この便ならついでにウインドブレーカーをあの夫婦に直接返してお礼が言える。
スタッフから「ホテルからはどうやって来ました?ツアーバス?」って聞かれたので、タクシーになった経緯を伝える。
けど、帰りは予定通りバスで送ってくれるようだ。しかも、自分のように帰りの船の時間を変更してもちゃんと乗せてもらえるらしい。
あ。
でも、まだ中心街をぜんぜん歩いてないな。
それにカジノにも行ってみたいので、バス送迎自体をキャンセルしてもらうことに。
あ。
でもカジノに入るのに、パスポートいるかな?
日本人は若く見られるから、大丈夫だろうか。
さすがに40を過ぎて未成年には見られないとは思うけど。。。
念のためスタッフに聞いてみると、パスポート無しでも大丈夫だろう、とのこと。
とりあえず、突撃してみるか。
さて。
出発までの時間、ベンチに座って、持参した食べ物を口にしつつ、時間を潰す。
鳥が何羽か寄ってくる。
エサやりはダメって書いてあるけど、あげてしまう客なり、手元から落ちたおこぼれを狙っている習性があるのだろうか。
3羽並んでこっちを見ている姿は、なかなか可愛い。
でもあげないw
往来する人々。
ちょうど、島の全体マップの看板近くに座ってしまったので、来ては去って、去ってはまた来る客たちを絶え間なく見ることに。
その中にはやはり、IRONMANロゴを着た人たちもわりとよく目にした。
レース本番が楽しみだ。
やがて時間が近付いてきたので、桟橋を歩き、船へと向かうことに。
島から離れれば離れるほど、風が強くなっていく。
ときおり太陽が顔をのぞかせたものの、今はまたもや、、、どんより雲。
波に揺られる船に入る。
おろ、結構混んでるな。
空いている席にテキトーに座る。
往路の船とはそほレイアウトが全く違い、横一列に長い席がこちらのメインのようだ。
座るとき、ぐるりと周りを見てみる。
いや、、、あの老夫婦はいないようだ。ほかのフロアにいるのかな?
まぁ、降りるときにまた探してみよう。
そして出発。
復路も相変わらず、揺れる揺れる。
でも、不思議と眠気の方が強く、ウトウトして、そのうち寝てしまった。
しばらくして目が覚める。
もう少しで到着のようだ。
ちょいとしたアトラクションの体験のお時間、だったかな。
港に着き、ぞろぞろと乗客が降りてゆく。
その姿を一人として見逃すまいと、あの老夫婦を探すべくじっと観察しながら列に並び、出口へと進んでゆく。
あっ!
いたいた。
船を降りたところで駆け寄り、ウインドブレーカーを返却。
そしてお礼を言って握手をする。
レースの健闘の言葉を掛けていただく。
気持ちの良い時間を過ごすことが出来た。
さて。
Googleマップを見て、カジノに向かう。
すぐ近くのようだ。
気温はやや上昇し、寒さは和らいだようだ。
カジノへの最短ルートはメインの通りでは無かったためか、さほど賑わっている様相は無かった。
そして程なくして到着。
カジノのあるホテルの名は、Pullman Reef Hotel Casino。
おおお。やはりカネが集まるエリアなだけに、ホテルからして豪華だ。
シャレオツなバーに、電飾の床、そして絶え間なく流れる音楽。
ちなみに明日の日本語レースブリーフィングはこのホテルの中でやるらしい。
カネ持ってるなw
と、それはさておき。
カジノの入り口は、、、おぉ、あれか。
きらびやかな電飾の壁と天井に囲まれたその先に広がる、お馴染みの光景。
と、その入り口には屈強なガードマンが一人。
一応、先にちゃんと聞いてみる。
「パスポート持ってき忘れたんだけど、入れる?」
「成人なら大丈夫だぜ。何歳?42?22かと思ったよ。」
・・・どこまで本気なんだw
というわけで無事に入れた。
ひゃほーい。
いやー、カジノ、懐かしいな。2009年の釜山(プサン)旅行以来か。
まずは店内を歩いてみる。
ブラックジャックにポーカー、ルーレットにバカラ、そしてスロットマシン。
2階に上がると、生のスポーツ放送をネタにしたギャンブル。
規模はソウルや釜山よりは大きいけど、ラスベガスにはさすがに及ばないようだ。
いや、比べちゃいかんか。
そして、やはりまだ平日の昼間だからか、客はまばら。
ルーレットとブラックジャックの、賭け金の安い台は満席だったけど。
さて、どうしようか。
とりあえず10セントから出来るスロットマシンで軽くプレーしてみよう。
5ドル掛けて、表示された英語の内容をじろじろ見ながらのんびりと。
まったりプレーしつつも、いや、よくルールが分からないながらも一度当たったけど、あとはイマイチだった。
2ドル回収して他の台へ移動。
わ。なんと2セントから出来る台があるのか。
お財布に優しかったのでこちらも軽くプレーしたら、こちらも2回くらい当たった。
つっても計2ドルくらい増えた程度の可愛いもの。
うーん、でもやっぱり閑散としていると、イマイチこちらの気分も乗ってこないな。
もちろん、レースが今回のメインだから乗り過ぎちゃダメだけど!
というわけでディーラーがいる台の挑戦は、またどこかの夜にでも来るとして、とりあえず昼ご飯をそろそろ食べに行かねば。
ホテルを出て、賑わっていそうな地区に進んでみる。
何やらマイクからの声や音楽が聞こえてくるな。
その方向に進んでみると、、、
あっ!
IRONMANロゴがめいっぱいある!
ゴールゲートにレッドカーペット、そして巨大な看板、その先にはEXPO会場が!
おおお!!
テンション上がるぅ〜!
この2日間、観光してばかりだったけど、やはりコレが目的だよな!
栄光のゴールゲートをはじめ、あれこれ撮影しまくりつつ、EXPO会場を歩いてみる。
その一角に、ひときわ行列の出来ている集団が。
どうやらAthlete Check-Inの列らしい。
自分は明日の日本人専用チェックインを利用するので、今日はパス。
焦る必要は無い。
オフィシャルグッズ売り場に入ってみる。
おぉぅ、IRONMANロゴの入ったグッズがいろいろあるな。
けど、総じて高いw
ざっと見てまわっているうちに目に付いたのは、、、
全選手名の書かれたTシャツ。これは今回も健在。
けど、
こんなん探せるかー!
と思ったふとその時、折り目の近くにそれっぽい名前が目に付いたような、気のせいのような。。。
あぁっ!
あった!
まじか。
記念撮影ぱしゃり。
でも買わないw
もうね、家のタンスにゃフィニッシャーTシャツだらけでパンパンなので、これ以上のTシャツはいらないwww
全選手名入りのTシャツは去年のGuryeこと、IRONMAN Koreaがちょうど40周年記念ということもあって買っちゃったけど、今回は、まぁ、いいかな。
きっとフィニッシャーTシャツがもらえるだろうしw
その代わり?にCairnsロゴの入ったゼッケンベルトを購入。
もちろんゼッケンベルト自体は持ってはいるけれど、なんとなくIRONMANロゴ入りのが欲しいと思っていたので、ちょうどよかった。
お値段19.99ドル。
会計の列に並んでいると、前の選手が「準備は万端だね!」的なことを言ってたので、おぅ、いえす!と、親指を立てて応える。
レジのオネーチャンも気さくで、というか、みんな明るくていいやね。
会話を交わしながら会計を済ませる。
あ、そいやBENTO BOXがヘタってきてたから、これも探していたんだった。
けど、ざっと見た限りは見つからなかったなぁ。
また明日探してみよう。
さて、寄り道は尽きないけど、いい加減お腹も空いてきた。
海岸沿いを経て、街を闊歩しつつ、店を探す。
ところで、食べ物屋に入るのはなぜか、国内海外問わず苦手意識がある。
特にメニューの分からん海外は尚更のことだ。
どうしようかなぁ・・・なんて見てまわっているうちに、入り口に各国の言語で書かれたメニュー看板、その中に日本語もあったので、そこに入ってみることにした。
うーん、俺の負けw
まだ昨晩のインドカレー屋のほうが完全英語オンリーだった、、、というか、いつまでこの苦手意識は続くんだろうか。
まぁ、それはとりあえず。
てなわけで、きっとオージービーフと思われるハンバーガーを扱っていそうな店舗に突撃。
シャレオツなオープンカフェというのだろうか、開かれた店舗の中に入り、カウンターに向かう。
そして一番スタンダードっぽいハンバーガーを注文。
可愛いオネーチャンが「ご一緒にポテトはいかがですか〜」風に、こちらではチップスと呼ばれるモノがそれなのね、スイートポテトと、あとドリンクに瓶のシュウェップスを注文。
チップスのソースはどうする?って聞かたので、お勧めは?って尋ねたら、何やらタルタルソースっぽいものを出されたので、それにしてみた。
代金を払い、お好きなお席にご着席。
まぁ、オーストラリアもだいたい、レストランのルールは日本と似たようなものなのかな。
ひと安心。
しばらく待って、皿が運ばれてくる。
おぉ、これが(きっと)オージービーフか。。。
デカい。
そしてチップスは、スイートポテトな味わい。
タルタルソースとの相性は、、、まぁ、こんなもんなのかな?w
写真を数枚撮って、むしゃむしゃむしゃ。
そういえば今日のマトモな食事にようやくありつけた感じか。
あんまり意識してなかった。
ゆっくり食べて、しばしまったりして、店を出る。
さて、この後はどうしよう。
そいや19時から開き出すカジノの台が多かった印象がある。
きっとその頃から賑わってくるのだろう。
今はまだ15時半。
少し遠いけど、いったんホテルに戻るか。
そいやBIKEの試走もまだだったし。
つーこって、ゆっくり歩いて20分。
ホテルに戻る。
道中、足がちょっぴり痛くなったりと、、、さすがに毎回歩きはキツいな。
何とかしないと。。。
部屋に入る。
おぉ、毛布がちゃんと増えてる。
けど1枚か。
まぁいいか。
軽装に着替えて、BIKE試走。
と、ホテルの入り口で、ホテルをバックにBIKE撮影をしようとしてたら、なんかジーサンが声を掛けてきた。
BIKEから目を離したらすぐに盗まれるぞ。これは俺のだーって主張されるぞ。
・・・的な事を言ってる気がする。
よー分からんので、忠告ありがとうって返したら去っていった。
まぁ確かに、レースを前に盗まれでもしたら、泣くに泣けない。
気を付けねば。
改めて、BIKEに乗って車道を試走。
ちゃんとBIKE専用レーンがあるのはありがたい。
日本でもここ最近、自転車ロゴが道路の端に表示されるようになったけど、こちらは昔からの交通ルールなのだろう、自転車の看板ひとつをとっても、車も自転車もお互い、それぞれの存在を認めつつ共存しているような印象を受けた。
ガチャガチャとギアを変速。
ブレーキ、DHポジション、サイクルコンピュータ。
大丈夫そうだ。
専用レーンを走り続ける。
走りやすい。
おや、一部そのレーンが無いところもあるな。
どう走ればいいんだろう。
車に気を付けながら、日本と同じ感覚で走っていれば大丈夫だろうか。
そいやオーストラリアは日本と同じ、左側通行。運転は右ハンドルだ。
距離表示もマイルではなくキロだから、馴染みがある。
そういう意味では、異国情緒感としては韓国のほうが、その「右側通行に戸惑う」感覚があるかな。(何
ちなみにこちらの場合、交差点でぐるりと円を描くような交通ルールや案内板をけっこう多く目にする。
ランアバウトと呼ぶらしい。
直訳すると「テキトーに回れ」。
それくらい、気楽なのがちょうどいいよねホント。
そいや日本ではまだテスト運用中の段階、かな?
実際に走ってみた感じ、交通量がさほど多くない交差点なら、比較的スムーズに進入できるようだ。
とは言っても、いちおう慎重に走ってみたけどね。
道路に沿ってテキトーに北上したあと、またテキトーに引き返してテキトーに寄り道しつつ、ホテルに戻る。
おっと、戻る方向の風が強いな。
木々もけっこうなびいている。
レース当日もたしか、復路の向かい風が強いらしい。
およそ150km走った後の向かい風。
果たして本番はどの程度の向かい風が、ボクらを苦しめることになるだろうか。
ホテルに戻る。
少し休憩して、、、18時か。微妙だな。
よし、また中心街に繰り出そう。
けど、さすがにまた歩くのはキツいので、バスにチャレンジしてみることに。
急遽、先人たちのWeb情報をググり、バスの乗り降りの仕方を確認。
そしてGoogleマップで行きと帰りのバス停を調べて&キャプチャを撮って、GPSをオンにして、いざバス停へ。
そいや韓国のときはMaps.meというオフラインマップに頼ったけど、ケアンズはGoogleマップのダウンロード〜オフライン閲覧可能エリアだったので、これとGPSがあればわりと普段と変わりない環境が再現できる。
バス停まで徒歩1〜2分。
少し待って、お目当ての目的地(の番号)が書かれたバスが来た。
Web情報によると、たとえバス停で待っていても、タクシーのように手を上げないと止まってくれないとのこと。
マジか。
バス待ち乗客は自分一人だったので、恥ずかしげも無く手を上げる。
無事、バスが止まる。
よかった。
運ちゃんに、画面キャプチャした降車バス停を見せて確認のうえ、2.90ドル払って乗車。
ちゃんとお釣りももらえた。
おし、バスに乗れたぞ〜♪
そしてものの10分足らずで到着。
いやはや、ラクだねこりゃ。
しかも往復分の運賃で1日券が買えるシステムもあるらしいから、明日はこれを活用してもいいかも。
もう、歩くのはよそうw
無事にバスを降りて、目的地は、、、
いざ、カジノ♪
中心街の夜はまた、昼とは違った賑わいがある。
そんな街を眺めつつ、カジノへと向かう。
カジノ到着。
ちょうど19時。いい感じ。
あ。晩ご飯は、、、あとでいいか。
いざ乗り込む。
あっ、またパスポート忘れたw
まぁ、大丈夫だろう。
なにくわぬ顔で中に入り、、、
入れたw
よかった。
おぉ、やはり昼とは違って賑やかだ。
客の人数も、開かれた台も多い。
勝った負けたの声も聞こえてくる。
やっぱカジノはこうでなくちゃ。
そして席をいくつか回って、様子を見て、、、
うーん、なかなか入る勇気がないな。
けど、ここはひとつ突撃!
えーい、座っちゃえ〜。
レストランに入るよりも簡単だっ!(何
というわけで、まずはブラックジャック。
100ドル札をチップに変える。
手元に渡されるは、、、5ドルのチップが20枚。
吹けば飛ぶような枚数。
そしてこの台は、最低ベット額が10ドルなので、最低2枚賭けなければならない。
つまり10ゲーム負ければ終わり。
まぁ今回も、ケチらずにしっかり賭けて、負けるなら負けるで、それでも構わない。
けどもちろん、最初からそんな気持ちで臨むわけは無いけどなっ!
ディーラーは、かなり太めの(失礼)オネーサン。
しかしその手つきはホンモノ。
華麗な手さばきでカードが配られ、めくられ、勝敗が次々に決まってゆく。
数回プレーするも、基本、減って減って、時々増えての繰り返しで、、、けど、なんとかカードが1周するところまで粘る。
が、軍資金は早くも半分に。
と、そこでディーラーが交代。
「Hi, Mayumi.」
マユミ?
おや?日本人女性?
新たな小柄なディーラーはなんと日本人。
けどもちろんここで働く以上は、彼女の手つきはさすがプロ。
客との英語のやり取りも当然ながら流暢で、、、
果たして、どんないきさつがあってこの道に入ったのだろう。
・・・などと思いながら勝負するも、数回の負け負け。
同郷の念を多少抱きつつも、向こうにしてみれば「日本から来た、体験ゲーム参加のヘナチョコ」としか思っていないんだろう。
なので最後粘って少し挽回して、軍資金がちょうど50ドルに半減したところで席を立つ。
さて。
さてさて。
その次はお決まりのルーレット。
こちらは2.5ドルからプレーできるので、チップも5ドル=10枚から20枚に増えて、なんか得した気分。(気分だけw)
それに大人数でプレーするから賑やかで面白い。
すでに結構な人だかりだったけど、ちょっとの空いたスペースに割入って参加させてもらう。
んで。
周りの賭け方もすんごくて、大勝ちしたりスッて去って行く人もいたりで、まぁ、なんつーか、ディーラーがハズレチップをごっそり集めて穴に放り込むのが恐ろしいやね。
けどこちらはブラックジャックと違って一度にたくさんベットできるので、しょせん36分の1の確率とは言え、一枚で2つや4つや6つに分散して賭けたり、赤白の2択も出来たり偶数奇数で賭けたりと、わりと「36分の1」よりは当たりやすい気がする。
まぁ、個人的に2択はあまり面白くないからやらないんだけど。
なので、ちびちび賭けてはいたけれど、そこそこよく当たったので気付けばブラックジャックの負けを取り返せて。
このサンタクロースのようなディーラーとは、意外と相性が良いかな?
いや、気のせいだろうけど。
なんて思ってたらディーラーがトムクルーズのような若いニーチャンに交代してもうた。
交代後、しばらくは少ない枚数で様子見してたけど、さほどヘンなところも無かったので(何様のつもりだw)、同じような感じで賭けていると、、、
あらまぁ、そこそこ勝てて、気付けば元手を上回り、130ドルくらいまで勝てた。
けど、もう21時になる。
早いな。
よし、もう少し続けて、そして100ドルに戻ったところで終わりにしよう。
最後の数回は(自分にとって)いくぶん豪快に賭けて、でもスッて。
んで予定通り100ドルに戻ったところでゲーム終了。
サンキュー。あい、えんじょいど。
と言って100ドルチップ1枚に交換してもらい、席を立つ。
換金所で50ドル札 x2枚が戻ってくる。
よかった。
これだけの体験をタダで出来た計算になる。
これ以上勝つと、レース本番での運を使い果たしてしまうかもしれない。
このくらいがちょうどいい。
楽しかった。
やるならレース後かな。(やるんかーいw)
さぁ、すっかり遅くなった。
今から晩ご飯を食べて、バスでホテルに戻るのか。
カッタルイな。(汗
けど、そうも言ってられない。
晩ご飯を食べるための店を探す、、、が、どうも店じまいしているところが多い。
早いな。(汗汗
一瞬、マクドナルドでいいやーと思って入ったけど、なんか行列してるのでパス。
お。フードコートがあるな。
昼に散歩した時に立ち寄った所か。
んで、もうここでいいやーと思いつつ店舗を覗いて歩いていて、寿司屋のなんとかロール巻きを、ネタ作りを兼ねて食べてみよう、と思って見てたら、
「全部5ドルだよー」
って言われたので即決。
透明プラスチックに詰め込まれた姿はまさしく、助六寿司のような。
テキトーに選んで、その場でちゃっちゃと食べて、帰る。
素っ気ないディナー再び(汗汗汗
夜遊びというか、夜の街をもう少し堪能したいのであればやっぱ、この辺のホテルを取るべきなんだろうなぁ。
などと思いつつ、バス停に向かう。
暗くてさすがにちょっぴり怖い、かな。
けどバス停にも若い衆がたむろしてて、それはそれで(汗
でも女性警察官らしき人物がいたから、たぶん大丈夫そうだ。
バスの待ち時間、往路と逆のパターンでバス停情報をスタンバる。
すなわち、Googleマップで降りるバス停を表示し、キャプチャを撮っておく。
金額は分かっているので、1ドル硬貨と2ドル硬貨を握りしめてバスを待つ。
電光掲示板に、到着までの予想時間が表示される。
けど、残り2分表示になってから、なかなか進まないw
まぁバスだし、仕方ない。
その間に路線図をじっくり観察。
どうやら、ほとんどの路線が自分の降りるバス停付近まで共通で走るようだ。
そういう意味で考えると、ギリギリの中心街「の一番外側」に位置しているホテルに泊まっている、と考えられるのかも。
値段もそのぶん安く済んだから、バスをうまく使えばわりとイイ感じなチョイスになったかな?
結果論だけど。
・・・などと、無理矢理こじつけてみるw
なんて事を考えていたらようやくバスが来た。
目的地のナンバーを見て、これが正しいことを確認し、列に並ぶ。
乗客一人一人が運ちゃんに目的地を告げて代金を支払っているのだろうか、その列はなかなか進まないけど、とは言っても数人しかいないので、少し待てばすぐに自分の番。
キャプチャ画面を見せ、代金を払い、乗車。
おし、スムーズにいった。
バス出発。
夜は、中心街を抜けると真っ暗だ。
歩くにはちと怖いかな。
怖がりすぎかもしれんが。
車窓から景色を確認し、降車ボタンを押す。
そして到着、バスを降りる。
およそ10分くらいか。
グンナイ〜。(Good Night.)
と声を掛けてもらう。
運ちゃんも気さくでイイね。
さて。
思い出したようにスーパー寄って、歯ブラシと歯磨き粉を購入。
ホテルに無かったんだもん。
ついでにワッフルを買って、明日の朝食代わりに。
マフィンもサンドイッチも飽きたw
って、たいして変わらんけど。
レジで11.4ドルを支払う。
小銭を全部出して、必要な分を取ってもらう。
小ジャリが結構重くて、しかもすぐ溜まるから積極的に吐き出さないとね。
おかげで少し軽くなった。
ホテルに戻り、デジカメの充電をしつつ、この旅行記ネタを忘れないうちにカキコする。
そうだ。
ホテルの前に出てカキコ。
腕にはGARMINウォッチ。
そう、南半球に来て、GPSを近付けておかないと、いざレース当日になって位置情報がなかなか掴めないとか、そんなん困るからね。
これは前回のIRONMAN韓国で身をもって経験した反省材料だ。
しばらくして無事、位置情報を掴んだことを確認し、部屋に戻る。
シャワー浴びて、洗濯をする。
昨晩洗った靴下はようやく乾いたようだ。靴下は24時間掛かる、と。
歯を磨いて、寝る。
明日はいよいよレースに向けたアクションをする。
アスリートチェックイン、アイテム受領、ブリーフィング、BIKE預託、ウェルカムパーティ。
さぁ、忙しくなるぞ!
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