>> IRONMAN Cairns 2019 参戦記 <<
〜 オーストラリア入国 / キュランダ熱帯雨林観光 〜
期待と不安を胸に、いよいよこの日がやってきた。
6/4(火)、出国の日。
仕事がわりと忙しい時期だったけど、とりあえずめいっぱい引き継いで、月初から1週間の有給休暇を取得。
そんな出国日の朝も普段通りに朝食、そして小学校見送りをして、掃除洗濯食器洗いゴミ出しw
昼食、昼寝をして時間が迫るにつれ、予想通りそわそわしてきたので、少し早めに出発。
タクシーを呼ぶか、それか途中で拾おうかを考えつつも、去年破損したハードケースのタイヤ修理、これが今回はどれくらい耐久性あるかを試してみたくもあり、っていうかぶっつけ本番じゃなくて事前にやっとけって感じだけど、ゆっくりゆっくり、駅まで転がしてみることに。
途中、空車のタクシーを見掛けつつも結局、駅に着いてしまった。
タイヤは大丈夫のようだ。去年は出発早々に破損したから、原因はやはりゴムの劣化といったところか。
今回の成田空港までのアクセスは、去年と同じく1,000円バス。
けど、東京駅発はその地下街が広すぎて苦労したので、今年は銀座から。
これが大正解。シンプルなエレベーターの乗り継ぎを経て、地上に出た目の前がなんとバス乗り場。
相変わらず外国人観光客をはじめとした行列は長かったけど、ここも事前予約ですんなり。
バスは渋滞もなく、1時間ほどで無事到着。
初めての第3ターミナル、その空港探検は後回しにして、到着してそのままチェックインの列へ。
まだ少し早かったので、わりと前のほうに並べた。
20分ほど待ってチェックインが始まる。
ロープで仕切られた列を進む。
って、カートにBIKEハードケースを横向きに載せたので、幅が広くてポールにバッコンバッコンぶつけてw
ぶつけるたびに近くの客がポールをずらして広げてくれて、なんか恥ずかしいw
ハードケースは31.2kg、リュックは4kgちょい。事前申込した35kgの範囲に収まった。計算通り。
オンライン座席指定でゲットした、初めての非常口座席については事前に情報収集した通り、「英語は話せるか?場合によっては搭乗後も別の席に移ってもらうこともある。」と言われたけど、そこはチャレンジ。「日常会話くらいなら大丈夫」と背伸びして、席をキープ。
果たして搭乗後、どうなるか。
チェックインを済ませ、ボーディングチケット受領。
今回も別レーンの大型荷物検査の受付へ行く。
前回と同様、中を開けてのチェックはあったけど、今回はタイヤの空気を完全に抜いてあることの確認が念入りだった。
もちろん、そこは問題無し。
前回の大韓航空はCO2ボンベの有無や容量のチェックがあったけど、今回のジェットスターは「50ml、かつ機内持ち込みであればOK」という情報を公式Webサイトで確認済みなので、そこは問題なし。
こうして、早めに着いたおかげで、フライト2時間半前に全部完了してしまった。
まぁ、早いことに越したことは無い。
オーストラリアドルの両替。
両替所は2箇所あったが、みずほ銀行ではない店のほうがレートが良かったので、こちらで4万円を両替。
40,000JPY → 475AUDになった。
オーストラリアはクレカ社会ということで、それほど現金はいらないという先人の情報もあったけど、とりあえずは、まぁ、いいかなと。
ちなみに手数料ってやつは、、、どうも、円→外貨のときではなく外貨→円のときにごっそり持ってかれるっぽいな。
往復で、うっわ20%も取られるのか?
4万円で8,000円ってこと??
高っ。。。
ま、まぁ今回はカジノにも行ってみようと思ってるし、どうせ手数料で持ってかれるくらいだったら、両替したこの現金は使い切るくらいの勢いでいってみてもいいかもしれない。
それよか驚いたのが、オーストラリアドルって一部が透明になっているのね。カラフルだし、ほんといつ見ても外国のおカネって、おもちゃに見えるよね。
外国人から見た日本円もきっと、同じように感じるんだろうけど。
コンビニで軽食を購入。
事前予約した機内食は軽めっぽいので、その追加分に加え、小腹が空いたとき用のものをいくつか。
ついでに、翌朝の朝食も確保しておく。
なんせ現地には早朝4時着だからね。
店が開いているとも限らんし。
IRONMAN韓国ではこれがかなり役に立ったという経験則からもあり。
おや、ジェットスターのチェックインの行列がすごいことになっている。早めに終わらせといて良かった。
少しフリーゾーンで休んだり、散歩したりして、、、手荷物検査やら出国審査やらが混まないうちにさっさと済ませ、さっさと搭乗待合室へ向かう。
それでも1時間ほどの待ちぼうけ。
あたりを見回すと、意外と外国人が多い。
もちろん自分と同じく、レース参戦目的の人たちも多いけど。
ヨメさんと娘とFaceTimeでテレビ電話。
普段の家での何気ない会話も、旅路の過程ではホッとするひとときになる。
旅の無事の祈願を受け、また明日、南半球からの連絡を約束する。
ちなみに今回持参したiPhoneは、現在メインで使用している機種ではなく、その1世代前のiPhone5s。
メイン使用の機種を持っていくことによる、万一の紛失のダメージを最小限に抑えられるほか、オフラインでも地図・翻訳・GPSが使えるのでけっこう何とかなる。
SIMフリーではないので現地での電話はできないけれども、Wi-Fiさえ掴めれば意外と違和感なく使える。
そして家族との会話にはFaceTimeやiMessageで事足りる。
これは去年のIRONMAN韓国での経験が大いに役に立っている。
なんともラクな時代になったものだ。
搭乗が始まる。
機体は3列×3シート。
そして自身初となる、非常口シート。
チェックイン時、英会話レベルによっては別の席に移動してもらうこともある、と言われたのでちょいビビりw
同じ非常口シートの席に座るは、、、外国人夫婦。
残念、もし日本人だったら、いざという時にヘルプしてもらおうと思ったのにw
とりあえず「はろ〜」って声を交わしておく。
んで。
英語による非常口ブリーフィングがいつかいつかとドキドキしながら待っていたら、、、
「ここは非常口シートだよ。緊急時はよろしくね!」的な外国人客室乗務員のちょろっとした声掛けが。
そして隣の夫婦と一緒に親指を立てて、おっけーサイン。
おしまいw
やっほー♪
ミッションをクリアし、超絶に快適なシートをゲットだぜ!
でも真面目な話、レース前にエコノミー症候群なんざ絶対にあってはならないし。
実際、2005年のホノルルマラソンの帰りの飛行機でそれっぽい症状になって、以来右ヒザがずっと怪しくなってしまった実績もあるので。
今回はミスって「しっかりMAX」プランにしてしまい、18,000円近くもの余計な出費になってしまったけど、その恩恵のひとつをここで回収♪
そしてもちろん、往復ともにこのシートを確保したのさっ!
さて、同プランのもうひとつの特典(?)である機内食。
いや、単なる有料商品の抱き合わせだけど。
中身はなんか、、、軽食やね。
国際便とは思えない簡素な内容だけど、事前に様々な種類から選べるから、まぁ、これもひとつの経験、かな。
ちなみに往路は夜食、復路は到着1時間前の軽い晩ご飯で予約した。
食事を済ませ、トイレに行って、機内エンターテイメントなんざを軽く眺めてみる。
ほとんどのコンテンツが有料だけど、そのぶん一人一人が違うものを見れるよう、中身はほとんどタブレットなのね。
今やすっかりこういう時代になった。
あとはやる事が無いので、寝る。
日本時間で3時30分頃の到着ゆえ、 しっかり寝ておかねば。
アイマスク、耳栓、マスク、エア枕、ノイズキャンセルイヤホン。
夜行バスで行くスノボと同じような所持品w
明日はホテルに荷物をいったん預けて、いきなり熱帯雨林「キュランダ」観光。
BIKEとのご対面はその後に。
さて、どんなケアンズ体験ができることやら。
・・・今回も相変わらず、めいっぱい綿密な計画を立てて、印刷して、順番に並べて。
そしてそれをパスしたら順番に紙を破棄して。
それはあたかも、自分で立てたフラグを自分でひとつひとつ潰していくかのような感覚。
もちろんすべてが計画通りにはならないだろうし、その時間的、気分的な余裕、バッファをある程度設けたうえではあるけれど、そこは初の南半球、初のオーストラリア。
そしてレースと観光の両方を堪能しようと目論む今回の旅路は果たして、どんな物語が待っていることだろう。
大きな期待とわずかの不安を胸に、目を閉じる。
日本時間3時、現地時間4時。
いよいよケアンズ国際空港に到着。
眠りは浅く、あまり寝られなかったかな。
ちなみに非常口シートゆえのタスクは結局最後まで何もなく。ってか、あったら大変だけど。
時計を1時間進めて、現地時間に合わせる。
いつものように後ろからゆっくり飛行機を降りる。
列に続いて、廊下を歩く。
そして入国手続きの行列へ。
早朝ゆえか、もともと自動化が進んでいるのか、入国審査はなんと機械オンリー。なんとも時代は進化しているんやね。
「さいとしーいんぐ。わんうぃーく。」なぁんて会話の準備も全く実践することは無かった。
難なくこれを通過し、荷物回収ゾーンへ。
そしてハードケース含め、スムーズな荷物回収。
さすが今回のレースのメインスポンサーに「Cairns Airport」とあるためか、そのへんは手慣れたものなのかも?
順路を辿り、出口の扉を出る。
いよいよ、初のオーストラリア、南半球、ケアンズに足を踏み入れる。
外の様子は、まだ真っ暗だ。
風がややあり、そして少し肌寒いか。
他の日本人選手と思われる人たちの「今年はちょっと寒いね」という会話が聞こえてきただけに、例年はもう少しマシなのかな?
オーストラリアの季節は日本と真逆で、今は冬。
冬と言っても、だいたい18〜25度くらいあるようで、日中は泳ぐこともできるらしい。
だから陽が昇れば暖かくなる、かな?
小さい空港ゆえ、とくに見るものも無く、シャトルバス受付ブースに立ち寄る。
そして予約している旨を伝える。
今回は往復ともにこのシャトルバスを予約していたので、そのチケットを往復とももらった。って、単なるレシートだけど。
でも、無事に予約出来ていてよかった。
事前にGoogle検索して、そこそこ良さげなWebサイトを見つけて、このシャトルバスのほか、キュランダ、グリーン島、星空観測といったツアーを全部そこで予約した。
でもこのサイトを使用するのが今回は初めてだったので、何気に少し心配だった。
それが、こうしてはっきりと予約した内容通りに反映していることを確認出来たので、まずはひと安心。
って、安心もさておき、のんびりし過ぎたためか、最初の便は行っちゃったらしい(汗
でも次の便が6:10なので、それに乗れって言ってもらえた。
場所を口頭で案内されたので、ハードケースを転がして指定された場所を確認しに行く。
すると真っ暗な中、オージーなおっちゃんが出迎えてくれて、そのままマイクロバスのトレーラーにハードケースを載せてくれた。
んで少し待って、出発。
あれ、乗客は自分一人か。
ってかまだ6時ジャストだし。テキトーだなw
6時を過ぎてもまだ、空は暗めだ。
風はやや冷たい。
でもおっちゃんはTシャツというラフさ。
真っ暗な中を車が走る。
車窓からの景色はよくわからない。
でも、ラジオの軽快な声や音楽が流れ、ガッタンガッタン揺れ、鼻歌交じりで運転するオージーなおっちゃんのラフな姿に、なんだかよい意味でこちらのペースが乱されるというか、いよいよ、ケアンズでの滞在が始まるんだなぁという不思議な気持ちに包まれていった。
そして、ものの10分程度でホテルに到着。
ハードケースを下ろし、お礼を言う。
「また帰りに乗せてあげるよ」って、おや、自分が往復とも乗るってことを知っているのかな?いや、単なる軽快なオッチャンのノリなんだろう。
薄明かりが周囲の景色を次第に認識させてゆくなか、ホテル前からの景色をぐるりと眺めてみる。
よかった、Googleストリートビューで見たのと同じ光景だ。
ってか、IRONMAN韓国の時と大違いで、今回はめちゃくちゃスムーズに着いたw
めっちゃくちゃスムーズに着いたwww
大事なことなので二度言いましたw
ホテルの受付は7時からなので、入口で50分ほど待つ。
この後のプランでは、受付をしたらハードケースと大きなリュックを預けて、軽装になってキュランダ熱帯雨林観光ツアーに参加するというもの。
ツアーのピックアップはここ、ホテル「Aspect Central」の目の前だ。
その時間は8時45分。
いやはや、今回の旅路は待ってばっかりだ。
でも、時間が無くてギリギリになるよりは100倍マシだけど。
7時になり、CLOSEDだった扉表示がOPENにひっくり返される。
そして中に入る。
受付のオバチャンに「ぐんもーにーん」と中学生会話をしつつ、
「部屋に入れるのは14時だ。」
「知ってる。それまで荷物を預かってて。」
「もっちろーん。」
なんて話をする。
このあたりは事前にエクスペディアのWebサイト上でやりとりをしていたので割とスムーズだった。
いずれにしても、早朝着の旅行客の扱いは手慣れたものなんだろう。
ハードケースとリュックサックを置かせてもらい、「キュランダに行くんだけど、その集合時間まで空いているので、朝食をどっかで食べられるところは無い?」なんて質問をする。
すると、ここから2ブロック先のレストランが開いているよ、と、パンフレットとともに教えてもらった。
まずはそこに行ってみようか。
お礼を言って、街を歩いてみることにした。
眠たい目をこすりつつ、だいぶ明るくなってきた平日、朝7時の街を散歩してみることにする。
事前にGoogleストリートビューでざっと見た通りの雰囲気ではあったけど、それ以上に、意外とこのあたりは何も無い。
確かに近くにお店はあるけど、賑わっているのはホント、その一角だけのようだ。
ピザハット、コンビニ、酒、フィットネス、ケバブ、中華、回転寿司、コインランドリー。
ん。
あれ、教えてもらったお店はやってないな。潰れたか?
それ以外のお店も、さすがにまだ開いていない。
唯一、コンビニが開いていたので入ってみる。
品揃えは日本のそれに類似。
けど、おにぎりや総菜パンといったたぐいのものは無く。
あってサンドイッチか。
6オーストラリアドル。
6AUD?
1AUDあたり80JPYくらいだから、480円もしやがるのか?
日本だったらこれならせいぜい250円とかそんなもんだろ。
コーラや水も高い。
500mlペットボトルで平気で300円くらいしやがる。
事前情報通り、たしかに物価は高いな。。。
というわけで、なんとここでは何も買わず、いったん外に出る。
成田空港で買ったおにぎりやパンがまだ残っていた、という理由もあるけど。
そしてもう少し歩いた先に見つけたスーパー。
おっ、スーパーがあるのか。助かる。
レース当日の朝、4時に起きて、朝食をどうするかという課題は毎度のことだけど、ここで何か日持ちするものでもあれば。
期待をしつつ、店を眺めてみる。
規模は中規模ながら、日用品をはじめとしたいろいろなものがある。
外国、って感じで、巨大な炭酸飲料ももちろん健在w
うーん、しかし、軽く買って食べ歩きできるようなものは無いなぁ。
とりあえずメガマフィンに1ドル引きシールが貼ってあったのでこれと、あとお菓子のオレオと、よくある「その場で自動でひいてくれるコーヒー」を1杯。
レジに行き、クレジットカードが使えるかを試す。
もちろんこれはバッチリだった。
店を出て、食べ歩きながらテキト〜に歩いてみる。
少し歩くと、ビーチが見えてきた。
朝からランニングに精を出す人たち。
犬の散歩をする人たち。
清掃をするオジサンたち。
のどかな平日の早朝。
公園に常設のトイレに行って用を足す。
そしてテキト〜に歩いて、別の道からホテルに戻ってみる。
そいや、なんとなく車を見ていたところ、結構日本車が多い。
トヨタ、マツダ、日産、ホンダ、スズキ。。。ダイハツはまだ見ていないな。
実は今回の旅のわずか1週間前にようやく車を(ヨメと折半して)購入したんだけど、それまで車には全然興味が無かったところに試験前の一夜漬けのごとく、頑張って知識をかき集めたこともあり、それ以来、自然とメーカーロゴに目が行くようになったw
歩いていると、おや、これはハイスクールか。
生徒たちが続々と登校してきている。
ホテル前から見えた大きな広場は、学校の校庭だったようだ。
彼ら彼女らとは逆方面に歩き、いったんホテルに戻る。
だいぶ暖かくなってきた。
そして陽射しが出てきた。
サングラスをかけて、日焼け止めを塗る。Cairnsの日差しは強いと聞くので。
少し待って、キュランダ熱帯雨林のツアーバス到着。
ほぼほぼ時間通りだ。
「オハヨーゴザイマース」なんて日本語で挨拶をしてくれて、バウチャーを受け取る。
んで英語でペラペラペラ〜っと説明を受けて、
って、よく聞き取れなかったので何度か聞き返して、時間や費用といった大事なところだけはしっかり確認をするようにした。
大きな観光バスに5〜6人の乗客。
そしてしばらく走ったらいったん降ろされて、別の同様のバスに乗り換え。
こちらは少し乗客がいるようだ。
って、それでも全部で20人もいないか。
オフシーズンなのかな?
運ちゃんの丁寧な説明と、時折のジョークで車内が明るくなる。
でも自分にはよく聞き取れなかったので、車窓からの、初めてのケアンズをじっくりと眺める。
20分ほど乗って、数人がばらばらと降りてゆく。
ん?ここなのかな?
よく分からなかったので運ちゃんにバウチャーを見せて「ここで降りるのか?」って聞くと、この次が降りるところらしい。
そしてそこから数分で再度停車。
車窓からゴンドラ「SkyRail」の文字が見えたので今度こそこれだろう。
でも念のため運ちゃんに「ここで合ってる?」って聞いて、YES!と回答をもらって、今度こそバスを降りる。
乗っていた乗客の半分は残っていた。
いくつかあるツアーの相乗りなのかな?
乗っている人たちが全員、同じ目的地、同じツアーというわけではないんだなと感じた。
気を付けないとな。
チケット売り場に少しの行列。
んと、、、手元のバウチャーによると、直接乗り場に行け、とあるな。
近くの係員にこれを見せつつ、改めて行列に並ぶ必要が無いことを確認し、ゴンドラ乗り場の列に並ぶ。
列に並びながら日本語のパンフレットをゲット。
どうやらゴンドラで終点に向かう途中に2箇所、降りるところがあって、そこでちょっとしたジャングル内の道を散策できるらしい。
しっかし、復路は列車でCairnsに戻るプランだけど、どこから乗るのかを含め、イマイチそのあたりの動き方が分からないな。
と、ゴンドラ係の陽気なニーチャン。
「日本から来たの?」と英語で話しかけてきて、そのあと日本語で「コンバンワー、No. オハヨーゴザイマース」と、わざと間違えてきたり。
ちょうどいい。
どんな動きをすればいいのか聞いてみよう。
途中下車は特に費用も掛からず、自由に行動して構わない。
列車はゴンドラの終点から乗ればいい。
だそうだ。
なるほど。よく分かった。
あと、このツアーの予約時に時間指定がいろいろ書いてあったけど、どうやらゴンドラはスキー場のそれと同じようにガンガン来るし、途中下車もできるから、結局のところ、行きのバスと帰りの列車の時間だけ決まっていて、あとはフリーみたい。
1台のゴンドラに4人、詰めれば6人くらい乗るかな?
スキー場のそれとホント、雰囲気そのままのゴンドラに乗る。
行列はそんなに長く無かったから詰め込まれることもなく。
ちょうど、アジア圏の一人旅らしき女性と一緒に乗ることに。
軽く会話を交わしつつも、同じアジア圏なのに向こうの流暢な英語に対し、こちらはいつまで経っても会話力が伸びないな・・・などと思いつつ。
ゴンドラの窓からの風はやや冷たく、想像していた気候とは少し予想が違った。
標高がどんどん高くなっていってるから、かな?
ゴンドラから見える景色は、箱根のロープウェイのような(マテ
ってか、ホンモノのジャングルを見るのは初めてかも。
上から見る光景は何となく、どこかで見たような景色だけど、きっと生い茂る森の中から見た姿はまた別格なんだろう。
しばらくして、途中下車ポイントに到着。
って、この先に行くにもゴンドラ自体を乗り換える必要があるから、結局は全員降りるわけ。
せっかく降りたので、道を辿って森を歩いてみよう。
ちなみに定期的に組まれている、地元学芸員のような人による無料の解説ツアーもあるようだ。言語は英語だけど、参加してみてもいいかなーなんて思ったものの、時間が合わなかったのでパス。
とりあえず道なりに歩いていると、、、おや、その解説ツアーの集団が。
どうやら、樹木などなどに関する解説をする、よくあるアレみたい。
内容に耳を傾けつつこれを抜かす。
まぁ、内容は全然ワカランかったw
道を辿ってゆくと、、、行き止まり。
あれま、これで終わりか。
ものの5分も経たずにおしまい。
なのでテキトーに樹木の写真を撮りつつ、道を引き返す。
きっと、歴史的には偉大な時間の積み重ねなんだろうけど、残念、自分にとっては単なる森でした(汗
駅舎に戻って、展示物をざっと見てまわる。
おや、QRコードと中国の国旗アイコンがずいぶんと目に付くな。
QRを読み込んだら中国語で解説が聴けるってやつか。
そいや中国人観光客もけっこういる。
昔のバブル期の日本がきっと、こんな感じだったんだろうなぁ。
もともとCairnsは日本人観光客が多いと聞いていたので、所々の案内板には確かに日本語が散見される。
去年のIRONMAN韓国の時のように、絶望的なまでにハングル語に囲まれた経験からすれば、だいぶラクだ。
英語圏な時点ですでにラクなほうだけどw
さて、ここではこれ以上することが無かったので、次に向かうことに。
今度のゴンドラは一人で乗車。
一人なので人目もはばからず、写真撮りまくりw
と、途中でゴンドラ停車。
しばらくの時間、宙吊りになる。
まぁアレだ、ゲレンデでもよくある一時停止やね。
ゆらゆら揺らされるなか、一面のジャングルのパノラマに身体と心を委ねる。
時間に追われ、刻まれた時間の中を生きてきた日常。
それに対し、今は大自然に囲まれて、ゆっくり、ゆっくりと時間が流れてゆく。
今回の旅路はかなり、時間的に余裕のあるプランを組んだ。
初日、初っ端から長い待ち時間に遭遇することになったけど、たまにはこういう時間の過ごし方もいい。
しばらく経って、運転再開。
おや?川の流れが見える。
そしてその先には大きな滝がある。
そのそばに見えるのは、、、あれは、列車だろうか。
列車のそばを歩く人たちの姿も見える。
ひょっとしたら、復路はあれに乗るのかな?
そしてこの停車時間は、滝を間近で見るためのものかもしれない。
その滝の近く、2つめの途中下車ポイントに到着。
おぉ、こちらはさっきよりも少し広めの散策路があるな。
その先には、滝を一望できるデッキがある。
デッキから見える向かいの山脈には、さっきの列車が停車している。
プワ〜ン!
発車の音が鳴る。
乗客が急いで列車に乗っていく。
列車が走り去る。
滝の名は「バロン滝」。
・・・ふと、iPhoneを取り出し、GPSをオンにしてみたところ、そう書いてあった。
なるほど、このへんひっくるめて全部、世界遺産なのか。
などと思いつつ、写真を撮っていると、欧米老夫婦から写真を撮って欲しい、と声を掛けられた。
英語でこういうとき、どう掛け声を言えばいいのかが昔から分からなくて、
3、2、1、picture !
なんてテキトーに言ってるんだけど、大抵はスマホでの撮影を依頼されるから、
はいpicture、ワンモアpicture、もいっちょpicture !
なんて言いながら何枚も、いろんな角度から撮ってあげると大抵笑ってくれるので、まぁいいかなとw
そしてお礼とばかりに何枚か撮ってくれるって事で、、、ぱしゃり。
お互いThank you ! なんて言って、気持ち良く別れる。
意思をはっきり示してくれる海外は、こちらもつられてオープンになるけど、割とそれは嫌いではないw
少し歩いて、やっぱりここも大したことが無いので(失礼)、ゴンドラに乗って終点を目指す。
※再生ボタンをクリックすると動画を再生できます。右クリックでダウンロードも可能です。(9.7MB)
滝の上流はそのままジャングルの川になっていて、あァ、あれだ、ディズニーシーとかにあるような雰囲気だ(マテ
そしてまもなく、終点に到着。
ゴンドラを降りる直前、係員に指差しジェスチャーをされ、その方向を見ると、おや、写真撮影が。
そしてHello〜なんて声を掛けてもらいつつ、ゴンドラを降りる。
ゴンドラを降りて、すぐ近くのトイレに寄る。
トイレを出て、出口を通過。
そのお土産屋ではさっき撮った写真を合成したジャングルの記念写真が売られていた。
と、自分は直後にトイレに行ったので、すでにその売り込みタイミングはズレたようで、違う人の写真になっていた。
まぁどうせ買わないけどw
さぁ、キュランダに到着だ。
駅舎を出て、辺りを見回す。
おや、レストランがあるのか。
それから周遊観光バスのようなものも止まっている。
ジャングルの中に原住民が現代風に適応して観光客を出迎える、なぁんて光景を勝手に想像していたけど、なんか、、、思っていたよりも観光地化が進んでいるな。
などと思いつつ、道を歩いてみる。
土産屋に、レストランに、ホテルに、消防署に、あらま、警察署まである。
完全に観光地だ。
これまでのジャングルに囲まれた大自然のカケラも無いw
看板があって、道路標識があって、大きな駐車場があって、たくさんの観光バスに乗用車。
そして多くの観光客。
立ち並ぶ土産屋には全く興味が無く、って、そもそも明確な目的も無くこのツアーに参加したけど、まぁ、観光地ってのはどこもこんな感じかな。
思い切り日本語で客寄せする看板もあったりと、なんだかなぁって感じでw
復路の列車は14時発。
それまで3時間くらいありやがる。
そこで、当初は予定していなかった野鳥エリアと、コアラやワラビーやカンガルーがいる、ちょっとした動物園のようなエリアに入ってみることに。
お値段、2つセットで33ドル。
まずは野鳥エリアへ。
受付のオネーチャンと会話しつつ、どこから来た?って聞かれて、Japanって答えたら、日本語のパンフレットをくれた。
手慣れてるな。
んで、二重扉を経て巨大な鳥カゴに入る。
入るやいなや、おっきなインコが肩に乗ってきたのでシャッターチャーンスぱしゃり。
って、どうも奴のお目当は磁気ネックレスや腕時計だったらしい。
磁気ネックレスに至っては留め具をクチバシで器用に外されてて、危うく持っていかれるところだった。
さらに腕時計に噛み付いてきたので、あっち行けって払ったらガブリと噛まれた。(汗
大丈夫かな、帰国したら空港で検疫してもらうか。
まぁ、出るときにひとまず消毒しておこう。
追っ払ったあと、少し移動してパンフレットを眺めていると、、、ネックレスやアクセサリーNGってしっかり書いてあるな。
こりゃ失礼。
通路に沿ってぐるりと歩いてみる。
それはよくある動物園の光景と同じだけど、人懐っこい様々な鳥たちがここまで放し飼いにされているのは、海外ならでは、だろうか。
鳥カゴはわりと小さかったのですぐに1周してしまった。
なのでもう1周w
そして入口付近の、鳥たちが一番寄ってくるところでいろいろ撮影。
と、上からフンが落ちてくる。
危ない、ここは危ないw
※再生ボタンをクリックすると動画を再生できます。右クリックでダウンロードも可能です。(17.2MB)
ひと通り堪能して、二重扉を出る。
出口で消毒をして、、、
出たところは、さすが商売根性たくましい、お土産コーナー。
まぁ、せっかくだから何かちょっとしたモノを娘にお土産に買っていってあげようかな。
ひと通り見回して、4.95ドルの3Dしおりに決め。
見る角度によって野鳥が動くシロモノ。
かさばらないし、安いしw
お次はミニ動物園。
放し飼いにされたワラビーを中心に、コアラやヘビや、その他もろもろ。
ワラビーはエサを食べ飽きたらしく、口元に持っていっても無反応。
コアラも眠いようで、あまり動かない。
ちょうど「コアラと抱っこして写真撮影(もちろん有料)」タイムだったので近くで見ていると、、、眠たいコアラを起こして客の前に連れてくる飼育員のシーンw
ほらほら、カネもらってるんだからシャキッとして、とりあえず抱っこされなさい!
・・・みたいな雰囲気を感じるw
あ、ひょっとしてコアラをマトモに見るのって、初めてかも。
でも抱っこ撮影には興味が無いので、ぼぇーっとしたコアラをぼぇーっと眺める。
そのあとは、夜行性の動物を見たり、舌をペロペロしている大きなヘビを見たりして、2周くらいまわっておしまい。
外に出て、少し歩いてみる。
他にも蝶々がたくさん飛ぶエリアもあったけど、外から少し見えたので、わざわざ入場料を払ってまで見なくてもいいかな。
きっと入ればメッチャ綺麗なんだろうけど、まぁ、いいや。
そいや小腹が減ってきた。
立ち並ぶ商店でカプチーノを5ドルで買い、成田空港で買ったおにぎりやまんじゅうを食べつつ、しばしまったり。
まだオージーな食べ物にはありついていないけど、1週間も滞在するから、チャンスはいくらでもあるだろう。
往来する観光客たち。
日本語ペラペラな現地人がガイドするツアー参加者たち。
このツアーは日本で予約したけど、安いだけの理由で英語対応オンリーのほうを選択した。
けど、結局日本語を必要とするシーンはあまり無かったな。
この後も、列車に乗ったらおしまいだし、やはり海外に来たら現地の言葉をベースに苦労しつつも、旅の思い出を刻むのが自分には合っている。
列車の時間まで、まだ1時間ほどある。
ぼぇーっと散策。
表通りはさっき歩いたので、裏路地を歩いてみたものの、、、何もないな。
一応住宅はあるようだけど。
その道も国道に通じているっぽいので、ここは「熱帯雨林は残しつつも、あくまでもゴンドラや列車は観光客向けのアトラクション」として観光収入を得ている、といった感じかな。
それにしても今回の旅路は待ち時間が多いな。
普段は10分のラーメン屋行列すら待てないけど、さすがにこれは仕方ないw
駅に着く。
駅の歩道橋をこえて、ジャングルの川沿いを歩いてみる。
この辺も散策路になってあるようだけど、べつに、、、普通の景色に感じてきたw
お。あれはゴンドラ途中下車したときに写真を撮り合いっこをした老夫婦だ。
はろ〜。
なんて声を掛けつつ、すれ違う。
しばらく歩き、時間をみつつ、道を引き返して、14時の列車に乗るために駅へと向かう。
入口でバウチャーを見せ、特にチケットの引き換えも無く、そのままホームへ行けとな。
どこから来た?と聞かれ、日本語のパンフレットをもらったけど、このバウチャーは手元にあるままだから、他の人に渡したら乗れてしまうんではないだろうかw
ホームを歩く。
昔の映画に出てきそうなアンティークな客車、そして先頭を引っ張るカラフルな機関車。
トイレに寄って、客車に入る。
横一列にくっついた座席が並ぶ。
指定席ながら、ガランとしているのでほとんどフリーだなこりゃ。
とりあえず、指定の席に座って出発時間を待つ。
席は窓側。
ってか、他の乗客も全員、窓側に座っている。
車窓からの眺めがこの列車のウリだから、その全ての席が埋まるまではきっと、窓側を優先するんだろう。
向かい合う席には欧米な夫婦が隣り合って座っていた。
自分と彼らとの座席の間隔が狭めなのもあるけど、やはり欧米人は体格がデカいので、お互いちと狭め。
なのでこちらは、ちょいお行儀が悪いけど、席にあぐらをかくような座り方をして、車窓の席を確保。
そして出発時間。
きしむ車両に、ガタンガタンと揺れる客車、鳴り響くレールの音。
パンフレットによると、かつての開拓時代の炭鉱列車そのままのルートを辿ってCairnsに戻るらしいので、きっとこういった乗り心地も当時を出来るだけイメージしているのだろう。
列車はしばらく走り、そして間もなく停車。
バロン滝を見るために10分、停車するとのこと。
ゴンドラから見えた光景はやはり、これだったか。
列車を降りて、ビューポイントをいくつか歩き、何枚か撮影。
歩けるスペースは限られているけど、どうやら山の奥の方に通じる道を進むと駐車場があるらしい。
でもそれを確かめようとヘタに進んで、列車に乗り遅れたら大変なので、そこは冒険はせずw
しばらくして、出発の合図が鳴り響く。
列車に戻り、改めて出発。
乗客は増えも減りもしないので、向かいの夫婦に「別の席に移動するね」って伝えて、空いている窓側の席に移動する。
この先、まだまだ長そうなので、さすがに全部をあぐらをかく座り方では辛いし、お互い気をつかうからね。
機関車独特の油とススの匂い、ひたすらゆっくりゆっくりと進むまったりとした時間。
たぶん、時速20kmも出ていないんじゃなかろうか。
車窓からの冷たい風を感じながら思うことは、、、
レース当日はやや寒いかもしれない。だからアイアンマン北海道をイメージした装備をするのがいいかも。
・・・なんて事だったり。
一応、今回もBIKEに関してはアンダーシャツとアームウォーマー、そしてRUNに関してはIRONMAN Gurye: 韓国と同じく、タイツを用意した。
そして雨対策は、「Cairnsは雨が降っても、降り続けない」との事前情報ゆえ、雨ガッパまでは不要だとは思うけど、果たしてどうなるか。
陽射しが強く、日焼け止め必須な暑さを想像してたけど、初日は終始、ちと肌寒かった。
湿気は少しあるようだけど。
いずれにしても自分は暑いよりも寒いほうが苦手なので、レース当日は天候が果たして、自分に味方をしてくれるかどうか。
まぁ、雨さえ降らなければホント、なんでもいい。
ガタンゴトンとゆっくり走っては、英語の車内アナウンスで歴史を解説し、それに合わせて車窓からの眺めを見せるべく、ゆっくり、ゆっくりと進んでゆく。
アナウンスは何を言っているかあまり分からなかったけど、パンフレットの情報なり、ほかの乗客の見る先を同じように見ることで、その景色を堪能する。
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それにしても、長いな。。。
途中、ウトウトして仮眠したり、また起きて景色を眺めたり。
次第に街並みが近付いてきた。
だいぶ、山を降りてきたようだ。
山の上の方をじっくり観察する。
けど、ここからは往路のゴンドラは見えないようだ。
山を降りきって、完全に平地を走る。
おっ、スピードが上がった。
と、その線路のすぐ脇を子どもたちが歩いている。
あぶねー。
いや、それくらいオープンなのかこっちは。
見える眺めの先にある家、そのいくつかは平家、1階建ての住居だ。
なんか、高級感がある。
土地が広いからわざわざ2階建てにする必要は無いのかな?
しばらく走り、駅に着いた。
Natural Water Stationとかいうところらしい。
バウチャーによると、「ここでは降りるな。降りたら10kmくらい離れているから、タクシーで戻ることになる。」なんてことが英語で書いてあった。
けど、結構な人数が降りていく。
この辺に宿を取っていたり、もしくは何か観光地があるのかな?
自分はセオリー通り、乗ったまま、出発を待つことに。
しばらくの停車ののち、出発。
そして間もなく、終点のアナウンス。
街が大きくなってきた。
大きな駅舎に入り、停車。
たっぷり2時間、ようやくCairns Station到着だ。
さて、降りてどうするか。
とりあえず人の流れについていこう。
人々の歩み、その進む方向には迷いが無い。
なんだ?経験者か?(何
なんて思いつつ進んでいくと、
突然!栄えた場所になった!
どうやら巨大なショッピングモールのようだ。
空港からホテル、ホテルの周り、ジャングル、車窓からの眺め。
そのどれもがのんびりしたものだったから、そのギャップにビックリ。
そうか、ここが中心街なのか。
中心街のホテルは高かったから、ついつい値段でここから少し離れたところを確保したけど、こうまで差があるのか。。。
まぁでもそういった感覚を抱くのも、いつものことだw
さて、、、何かを食べようか。
ちょうど、フードコートのエリアだったのでぐるりと廻ってみる。
マクドナルドをはじめ、日本でもお馴染みの店から現地のものまで。
ドーナツは、相変わらずドギツい色の商品がディスプレイされていたけど、ちと食べる勇気が無かったw
けど、それを抜きにしてもなんか、、、なかなか決められない。
いや、自分の中で、なぜか食べ物をオーダーすることがなんか苦手。
日本と勝手が違うのもあるけど、メニューが英語だし(マテ
つーこって、「もう少ししたら晩ご飯の時間だから、そのために腹を空かす」という理由付けで今日は勘弁しといてやろう(ぇ
ってかいい加減このへん、なんとかしないと。。。
何を躊躇しているのだろう。。。
ショッピングモールを少し歩いたあと、店を出る。
陽も傾いてきた。
栄えた街並みを歩く。
iPhoneのGPSを頼りに、ホテルの方向を確認し、その道を歩く。
途中、食料を売ってそうな店に寄っては、レース当日の朝食になりそうな「日持ちする食べ物」がないか探す。
か、どうも、おにぎり的な食べ物や弁当的なモノは扱ってないようだ。。。
果たしてレース前日までに見つけられるだろうか。
道中、何件かチャリ屋を目にする。
そのうちのひとつに今回のIRONMAN Cairnsロゴの入った巨大なポスターが目に入る。
めっちゃカッコいい!
お店独自の制作かな?
おや?なんか細かい字が書いてあるな。
まさか・・・
おぉ!全選手リストじゃないか!
そして、ちゃんと自分の名前もある!
嬉しい。
気分良くしたところで、とりあえず今朝行ったスーパーで再度物色&明日の朝食探し。
カップラーメン系はあるけど、ご飯モノは無いなぁ。
電子レンジを使えばいけるモノもあるから、後でレース前夜に泊まるPalm Cove側のホテルにメールで電子レンジの有無を聞いてみるか。
つーこって、サンドイッチとマフィンとアップルパイをカゴに入れる。
あと、飲み物は、、、いちいち物価が高いので、コスパを考え、1Lのオレンジジュースで。
これを、日本で買ったお茶の500mlペットボトルに詰め替える作戦。
レジでは「袋ある?」って聞かれて、リュックに何とか入りそうだって答えたら「無料だから入れてあげるよ。ただしなんとかかんとか・・・」と、最後の意味がヨクワカランかったけど、とりあえずビニール袋に入れてもらう。
支払いは現金で。
現金を余らせたらたぶん、日本円に戻すときのレートが悪いと思うので、せっかく両替した分はそこそこ使ってしまう作戦。
それでも余ったらカジノで(もし挑戦する勇気ができたらw)使ってしまおうかと。
そしてようやくホテルに戻る。
歩いた時間は・・・30分くらいあっただろうか。
レースのチェックインやギアバッグ預託は中心街。
毎回これを歩くのは、ちとキツいな。
まぁ、あとで考えよう。
受付に行き、チェックイン。
おっ、朝と同じオバチャンだ。
はろ〜。戻ったよん。
軽く会話ののち、チェックイン作業。
部屋のキーを渡され、それからWi-Fiのパスワードが書かれた紙切れをもらう。
それと、「明日グリーン島に行くのか?」と聞かれたのでYes回答をしたら、「ピックアップがバスではなく、タクシーになった」という電話があったとのこと。
んで、特にこちらからの電話は不要で、集合時間も変更無しとのことだ。
まぁ、先方の都合で予定が急遽変わるのは10数年前のメキシコ旅行でも経験済みだったので、さほど驚かずに済んだ。
部屋に向かう。
2階建てのホテルゆえかエレベーターは無いので、ハードケースを担いで階段を登らねば。
と、そこで受付のオバチャンが部屋の案内を兼ねて、手伝ってくれた。
・・・というか、31kgのハードケースを一人で持ち上げて階段を登ってくれた。
なんとまぁパワフルだこと。
そして部屋に着き、お礼を言って別れる。
一連のやり取りはさすがに英語だけに、ハングル語よりはスムーズやねw
部屋は広めだ。
けど、じゅうたんでは無いから靴を脱いでの滞在はちと疲れそうだな。
そして、、、まさかのバスタブ無し。やっちまった。。。
予約の画面を改めて確認したところ、たしかに「専用バスルーム」とはあるものの、「バスタブ」とは書いてない。
しくった。。。
まぁ、いいか。
荷物を広げ、クイーンサイズのダブルベッドに横たわってしばしの休憩。
しばらく休んで、いよいよBIKE組み立てに取り掛かる。
部屋が広めだから、パーツを床いっぱいに広げられる。
ハードケースでの梱包と組み立ては相変わらずメンドウだけど、去年に引き続きの作業だからそれなりにスムーズ。
やはり、しっかりフタが閉じるように試行錯誤しながらの「梱包」よりも、全部出して「組み立てるだけ」、のほうがラクだね。
自転車として最低限のパーツを組み立てて、ざっと動作チェック。
幸い、今のところ破損箇所は無さそうだ。
明日か明後日に試走してみよう。
組み立てを途中で切り上げて、そろそろ晩ご飯。
と、そういえばこのへんはホテル併設のインドカレー屋のほかには、ピザハットにケバブに中華に寿司屋くらいしか無いな。。。
中心街に戻るのは遠いので、今夜はささっとインドカレー屋でいいやw
ホテル併設だから、なんか宿泊者向けの、というか、何かスムーズに食べ物にありつけるかなぁなんて、なんも考えずに入ってみたはいいものの、いやいや、単なる普通のレストランでした。
さぁ、心の準備を何もしてませんよ〜!
しかも入口で待ってても何も動きが無かったというか、広めの店にフロアの店員が一人だったようで、気付いてもらえない。
少し中に入り、ようやく目が合う。
インド系の女性従業員。
人差し指を立てて「わんぱーそん」なんて伝えると、ここに座れ、とジェスチャーをされる。
座って少ししたらメニューを持ってきてくれたけど、すぐまた奥の方に戻っていく。
メニューを見る。
あ、全部英語だ。(アタリマエw
うーん、、、どうしよう。
日本のインドカレー屋には何度か行ったことがあるから、なんとなーくメニュー表の構成は分かったけど、具体的な内容がイマイチ分からないな。
とりあえず名称から推測する看板メニュー的な、標準的なカレーと、通常のナンと、あとビール。
ビールは現地のモノを飲んでみたかったけど、何を思ったか、ついコロナにしてしまう。
おぃおぃ、それメキシコのだし。
日本でも飲めるし。
ま、まぁ、、、いいか。
チャンスはこの後もきっと。。。
少しして料理が運ばれてくる。
量は少なめかな。
味はまぁまぁ。
大きな鶏肉が入っていたけど、なんとも骨が大きい。
ひと通り食べて、お会計。
お値段28.4ドル。2,400円くらいか。
高いな。
いや、ディナータイムはこんなもんかな。
べつに貧乏旅行してるつもりは無いけど、ちょっと気になる。
部屋に戻り、BIKE組み立ての続き。
全部を「中心に」、「まっすぐに」、「真横に」、「ピッタリと」。
細かな調整は、バラす前にマジックで印を付けておいたのでそれに寸分たがわず合わせるだけだ。
去年の初夏、IRONMAN韓国に向けて、なるしまフレンドのBGフィットでカンペキな調整をしてもらった、生命線のようなマジックインキのライン。
練習の過程でこれを自分でアレンジしてみたけど、因果関係は不明ながら、少しヒザが痛くなったりしたので、やはりこのポジション出しからは逸脱しないほうが良さそうだ、という結論に至った。
BIKE完成。
今回も、よろしく!
シャワーを浴び、浴びながら洗濯物を手洗い。
ハンガーに干して…って、このハンガー、取り外せないのか。乾きにくそうだな。。。
それから荷物を軽く片付ける。
あァ、そういえば歯ブラシや歯磨き粉が無いな。明日、スーパーで買うか。
代わりにキッチングッズは豊富だ。
まぁ自炊はしないだろうけど。
今日は長い一日だった。
けど、そこまで疲労感は無い。
1週間滞在のスタートとしては良いほうだ。
明日は7:15にホテル前の集合でグレートバリアリーフ観光。
それからカジノにも行ってみよう。
胸をときめかせながら、初日を終える。
おやすみなさい。
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