>> アイアンマン・ジャパン北海道2015参戦記 <<
〜 初の北海道、初めてのアイアンマンに向けて 〜
8/20(木):洞爺湖へ - たったひとつの腕時計が織り成す運命の糸の物語
|
いよいよ待ち望んだ日がやってきた。
この日はヨメさんともども有給休暇を取得し、初めての北海道へと飛び立つ日だ。
天候はあいにくの雨模様。けど、飛行機が飛ばないほどのものではなく、また現地は晴れ予報なので、そのあたりはさほど心配していなかった。
まずはいつものように羽田空港に行き、そこでいつものように娘と軽く空港探検w
荷物の多くは事前に発送しているし、手持ちの荷物は娘のベビーカーに乗せているのでわりと身軽。
ちょうどこの前年末にかけて、仕事の出張で何度も飛行機に乗る機会があったのですっかり見慣れた光景だったけど、娘とともに歩くとまた少し違った気分になったりならなかったり。
フライトの時刻が近付きつつあったので、搭乗ゲートへ移動する。
初のAirDOは黄色と水色がシンボルカラーなのね。
雨なので空からの景色はあまり期待できないかな。。。
程なくして、定刻通りの出発。
娘もおとーちゃんも、窓からの景色に興味津々w
ちなみに2歳まで無料とは言え13kgを超えるようになったその重さに、ヒザに乗せたままのフライトは大丈夫かなと心配したけど、おかーちゃんの席に行ったり、座席の狭い隙間に立てたりと、わりとフリーダムに動けたようで、それほど心配するほどの事では無かった。
上空からの景色。
ときおり雲の切れ間から地上が見れて、今どのあたりを飛んでいるかを、日本地図をイメージしながら堪能しつつ。
以前、北海道に行ったことのあるヨメさん曰く、晴れていればリアス式海岸がくっきり見えるとのこと。
けど残念ながら今回はそれは叶わなそうだ。
順調なフライトもあっという間の出来事で、気付けば本州を抜け、いよいよ北海道上空を飛ぶ。
そして着陸態勢に入り、高度をぐんぐん下げて・・・
さすがは北海道。一面、広大な原生林のような、ジャングルのような光景が広がる。
そして無事着陸。
ゲートを出るとそこには・・・
広大な空間が広がるロビーを目の当たりに。
出張で何箇所かの地方空港に行ったけど、ここは圧倒的に広かったので、余計印象に残った。
ただ、あまりのんびりとしてもいられない。
これからレンタカーを借りて、2時間少々高速道路を飛ばして洞爺湖まで行く必要がある。
加えて、その間に無理矢理クラーク博士像を見に行くプランをねじ込んだのだ。
なので、空港探検はまた帰路の際にでも。
レンタカー屋に電話をし、空港→レンタカーの店舗までの無料送迎バス乗り場を案内してもらう。
エレベーターを上って、降りて、あっちに行ってこっちに行って。
なんか複雑でよくワカラン。
乗車場所と思われるところで少し待つ。
外からの風を感じる。
少し肌寒いかな?
8月とは言え、やはり北海道だからだろうか、それとも単にたまたま今日が少し気温の低い日だから、かな?
などと思いつつ、しばし待っていると、送迎のマイクロバスが到着。
名前を告げてこれに乗る。
窓からの景色は、、、
まぁ、どこにでもあるような風景。
まだ北海道らしさは、さすが空港の近くだからそう感じないかな?
10数分で店舗に到着。
天気が良く、日差しが暖かい。
晴れていてよかった。
コテージ風の店内で説明を受けたり、サインをしたり。
レンタカーを借りるのは、ここ数年に年1回ペース程度だけど、いつも一般的な軽自動車だったので、今回はワゴンにしてみた。
って、今回も軽自動車だけど。
だって安いんだもんw
ちなみに今回はスズキ
ワゴンR。ほぼ同じ値段でホンダのN-BOXもあったけど、N-1を以前一度借りたことがあったので、何となく今回はスズキにしてみた。
そのメーカーの差は素人には全くワカランかったけど、やはりワゴンだけあって若干、広く感じたかな。
ただ後部の荷物置き場は狭いな。
そこはセダンと違って、軽ならではの狭さか。
将来、車を買うことがあるかどうかは分からないけど、荷物を乗せる部分の大きさなんかも考えて条件を絞っていけたら。
などと、出発の準備などをしながら考えていたら、
おいおい、あなたにはまだ18年くらい早いですよw
というわけでいよいよ出発。
カーナビに「クラーク博士像」で検索して、それを頼りにまずは言われるがまま、道を走る。
あたりの景色は、まぁ、どこにでもありそうな、何の変哲も無い普通の風景。
市街地はどこも一緒か。
チェーン店がどこにでも進出しているから、違和感皆無。
で、走ること30分少々で辿り着いたのが、
ん?なにこれ?
「青年よ大志を抱け」って、確かに書いてあるけど。。。
ヨメさんも、「ここどこ?」状態。
本来はなんとか公園の中にあるらしいけど、全然違うな。。。
どうも、同じクラーク博士でも、なんか別のモニュメントに来てしまったらしい。
とは言え今から正しい場所に行くのも、ホテルのチェックイン時間等々を考えると、ちと厳しい。
ヨメさんが前々から行きたがっていた場所だったらしいので、悪いことをした。
もし次のチャンスがあれば、また次の機会にでも…。
せっかくなので、近くにあったバカでかいハスの葉と、そこに咲く一輪の大きな花を撮影。
そして一路、高速道路で洞爺湖へ。
道を飛ばしながらふと気付いたこと。
それは、なにもわざわざ初日から洞爺湖で泊まる必要は無いこと。
肝心なのは明日、8/21(金)の選手説明会に出ることと、選手登録をすることだ。
だからそれに間に合う時間に洞爺湖に行ければ、その前日は例えば札幌や函館に泊まって、周辺観光をしたり、本来のクラーク博士像を見たりすることが出来たはずだ。
けど、その思考の前提となるのはレンタカーの存在。
そしてレンタカーの使用を思いついたのは、出発わずか2週間前のこと。
当然、それまでにホテルの手配は完了しており、というかホテル争奪戦で少しでも条件の良い所を確保することに集中していたから、そこまで意識が向かなかった。
残念ながら今回の旅路ではおそらく、北海道らしさを堪能する機会はほとんど無さそう。
だから、もし将来また北海道に行ける機会があったら、そのときに堪能できればいいかな。
高速道路を飛ばす。
ひたすら真っ直ぐで、その広大さを垣間見る。
道路もガラガラでラクチン。
走ること2時間弱。
目的地まで残り20km程度のところで、有珠山サービスエリアに立ち寄ってみることにした。
これまた何の変哲のない、ごく普通のサービスエリア。
開放感このうえない、広大な地をなびく風が心地良い。
展望台からは海が見え、そして有珠山、昭和新山、羊蹄山の姿が。
レース当日はあの羊蹄山の周りをぐるりと1周することになる。
果たして完走できるだろうか。
もちろん、完走するために、はるばるここにやって来たのだけれども!
店内に入ってみる。
こんなところにも船橋市非公認キャラが席巻。
北海道らしい食べ物と言えば、ソフトクリーム…は残念ながら売っていなかったので、
娘と普通のアイスをはんぶんこ。
少しまったりした後、再び車に乗り、洞爺湖へ。
インターチェンジを出て、標識とカーナビに従い、ホテルを目指す。
左手には有珠山噴火記念公園、そして我らがアイアンマンの会場設営が進む光景が見える。
そしてその直後、いきなり宿泊先である「北海ホテル」に到着。
そうか、地図をしっかり見ていなかったけど、てっきり「温泉街を抜けて、その外れにあるホテルに到着」というようなイメージだったけど、その反対側から入ってきたのか。
温泉街がどんな雰囲気かを見てみたかったけど、それはまた明日、とかかな?
いずれにしても有珠山噴火記念公園すなわち、BIKE預託会場=SWIMスタート会場=1stトランジッションエリアがホテルの本当にすぐ隣にあって、ここを選んで大正解だ。
ホテルチェックイン。
そのロビーには、、、
かつて洞爺湖サミットが開催されたけど、どうやらこの北海ホテルも、各国要人の宿泊施設として使われたようだ。
部屋に案内される。
場所は4階の、一番奥の部屋だ。
おっ、いい感じの和室だ。
娘を含めた3人にとって、広さも申し分ないかな。
窓から見える景色も、オーシャンビューならぬレイクビュー、といったところか。
洞爺湖が一望できる。
その左手、レース会場の設営が進んでいることが部屋からも見える。
本当に、良いホテルが取れた。
すでにだいぶ陽も傾いてきたけど、せっかくだからあそこに行ってみたい!
というわけで長旅ごくろうさんな雰囲気もさておき、ヨメさんと娘を引き連れてレッツラゴー。
と、ホテル前にある手湯の引力にヨメさんが引っ張られる。
ついでに娘も真似をして「あったか〜い」だって。
(^^
レース会場設営現場に到着。
レッドカーペット。
これは、SWIMアップ→トランジッションエリアの移動ルートかな?それともBIKEスタートあたりだろうか。
そしてこれはSWIMアップのスロープだ。
娘と一緒に記念撮影をパシャリ。
ようやく辿り着いた。
ここに来るまで、本当に長かった。
ようやくここに、辿り着いたんだなぁ。。。
しばし心酔。
無邪気に動き回る娘に、この価値が理解できるようになる日まで何年掛かるだろうか。
そもそも、価値を理解できるようになるだろうか。
おとーちゃんは別に強制はしない。本人が好きであれば勝手にやるだろう。
そこで手伝えることがあれば、おとーちゃんがそっと手を差し伸べるだけ。
そこで出来れば、一緒に練習したり、レースに出たり出来たら嬉しい。
などと未来の妄想を交えつつ、IRONMANのロゴをじっと見つめる。
少し歩いてみよう。
これはトランジッションバッグを吊るすテントかな?
IRONMANのロゴがたくさんだ。
幸せ。
娘が先導する。元気いっぱいだ。
広大なBIKEラックエリア。
当日はここに1,600台あまりのBIKEが一堂に会することになる。
もう少し足を伸ばしてみる。
目的地は、SWIMスタート地点。
距離は思ったほど遠くなく、公園を歩いていたらいつの間にか辿り着いていた、程度のものだった。
レース当日は準備やら何やらできっと慌しくなるだろうけど、この距離感であれば許容範囲内だろう。
SWIMスタート地点にて、ふと湖の水を触れてみた。
夕方だからか、少し冷たい、かな?
まだなんとも言えないけど、ウエットスーツを着て泳ぐのであれば、たぶん大丈夫だろう。
それにしても綺麗な水だ。さすが遊泳禁止として守っている国立公園だけのことはある。
そんな湖で泳げるのは、アイアンマンだけの特別措置だ。
レース前日にはごく僅かな時間だけ、試泳が許されている。
その目的は、過去に「あまりにも透明度が高くて水深が良く見え過ぎるため、あたかも高所恐怖症のような感覚をもつ懸念から本番でパニックにならぬよう、事前に心構えとしてその感覚を掴んでおいてほしい」というような意味合いもあるとのこと。
果たしてどの程度透明なのか。
試泳をするかどうかはまだ決めていないけど、透明度を体験するのも楽しみのひとつだ。
そういえば水を触れた手、その腕に身に付けているウォッチ。
購入したのは2005年。その目的は、この年から本格的に走り始めたマラソンの、タイム計測をするためだ。
当時、その走る目的の最終目標はやはり「死ぬまでにロングディスタンス
トライアスロンを完走する」に違いは無かったが、当時はまだ10kmを走るのもやっと、というレベル。
そんな状況下で思ったのが、「ロングを完走するためにはまず、フルマラソンが走れるようにならなければならない」というもの。
そして「せっかくのフルマラソン、その初レースはホノルルマラソンで!」というところまで飛躍していった。
タイム計測目的のウォッチは何でもよかったのだけれども、たまたまデザインが気に入ったのがこの「TIMEX
IRONMAN」。
ちゃんとアイアンマンの「ドットエム」のロゴも付いている、公式のグッズだ。
そのときはアイアンマンなど夢のまた夢の世界、雲の上の存在だったけど、それから10年後、、、今も現役でこのウォッチを身に付けて、そしてこのアイアンマンの世界に立っている。
果たしてこの場に立つ道は、10年前の時点からすでに始まっていたのだろうか。
不思議な偶然である。
偶然と言えばもうひとつ。
ホノルルマラソンの参加はH.I.Sのツアーを利用したのだが、そのツアー、面白いことに事前の練習会も数回開いてくれた。
そしてその時のコーチ陣の一人が、プロトライアスロンチーム「湘南ベルマーレ」のコーチでもある中島氏だった。
初心者向けの練習会にプロのコーチが出てくること自体は、まぁそんなに珍しいことでは無いのかもしれない。
けど、それから5年後の2010年、初ロングである宮古島大会、その現地到着初日にまさかの再会。
果たして、自分が目指す最終目的地の世界、その入り口に導いてくれた案内人のような存在だったのだろうか。
その後の長崎大会、皆生大会でもその姿、偶然の再会を少し期待しながら探したりすることもあったが、残念ながら見つることは叶わず。
けどもしかしたら今大会、そしてその先のどこかでまた会えるかもしれない。
そのときは、成長した姿を見てもらえれば。。。
たったひとつのアイテムから生まれた、偶然という名を模した運命の糸が織り成す物語。
この先、どのようなページが綴られてゆくのだろう。
夢物語は期待を胸に秘めつつ、一歩一歩その道を刻んでゆく。
…気温が下がってきた。
そろそろホテルに戻ろう。
ホテル前の遊歩道、そこで試走する選手たちがいた。
完走を目指す選手、記録を目指す選手。
毎回そのレース初挑戦のため慎重になる自分にとってはあくまでも前者だが、完走してアタリマエ、より良い記録を目指す選手たちにとっては今大会もただの通過点なのだろう。
自分にも心に秘めた巨大な目標・・・アイアンマン
ハワイ
ワールドチャンピオンシップの出場という夢がある。
それを果たすには、今とは比べ物にならないほどの鍛錬と記録が必要だが、現時点においてその実力は、残念ながら足元にも及ばない。
けど、ロングを夢見てマラソンを始めた10年前の自分がそうであったように、その夢を完全に諦めさえしなければ、いつか叶うかもしれない。
そのための最初の一歩、アイアンマン北海道。
その第一歩を必ず完走して、次の段階に進んでいきたい。
ホテルに戻り、荷物を整理して、夕食タイム。
旅館ならではの和食が机狭しと並ぶ。
2歳児が食べられるものは限られていたけど、食べられるものを選り分けたところ、量的にはわりと問題なさそうだ。
3人、のんびりとこれを堪能する。
食事を終える頃、従業員さんから湖上花火のことを教えてもらう。
なんでも20時45分〜21時15分まで毎日開催しているとのこと。
場所は、この北海ホテルから遠ざかるように移動しながら温泉街を進んでゆくため、部屋から見るよりは外に出て、遊歩道を少し進んだ先から見るのが良さそうだ。
お風呂はこれを見てからにしよう。
部屋に戻り、少し暖かい格好をしてから外に出る。
やはり夜は少し肌寒いな。レース当日はどんな格好で臨もうか。
20時45分〜21時15分。
その間にゴールするにはまだ少し距離が届いていないだろう。
ちょうど遊歩道を往復するルートを通っているあたりで、見られるかな?
と、こんな真っ暗な中でも娘は元気で、若干の坂道を全力ダッシュしている。
んで見事なまでの、頭からのヘッドスライディングずっこけw
まぁお約束やね。
泣きじゃくる娘を抱っこしてあやしつつ、遊歩道を歩く。
静かな夜、その静寂を波の音だけが聞こえてくる。
ふと頭上を見上げると、そこには多くの星が輝いていた。
東京だとたいして数が見られないけど、さすが北海道、たくさんの星座を見ることができた。
と、突然始まった花火の音。
ポーン、、、ド〜ン。
ポーーーン、、、、、、ドォーン。
ポンポンポン、、、、ポッポロッポロッ。。。
規模は小さく、単発メインだけど、まさか花火が見られるとは思っていなかったので、これはこれで良かった。
たしかに発射位置が移動していて、だんだん遠くに行ってしまうような位置関係だったけど、半分以上見れたのでよかったかな。
それより面白いのが、その発射位置を追いかけるように遊覧船が動いていること。
その遊覧船からカメラのフラッシュが見える。
どうやら、花火を間近で見るための特別便らしい。
チャンスはあと2回ある。タイミングが合えばあの船に乗ってみるのもいいかな。
音が聞こえなくなったところで、ホテルに戻る。
だいぶ遅くなった。
自分たちはいいけど、娘にとってこれから風呂に入って寝るのは少し遅いか。
いや、普段からこんな時間サイクルだっけ。
共働きで保育園預けな娘にとって、朝は早く夜は遅い。
大人の都合に合わさせて申し訳ないと思いつつも、まぁ、なるようになるだろう。
ヨメさんが気を遣って、娘を一緒に入れてくれた。
べつにおとーちゃんと一緒に入ること自体は全く問題無いし、直前に発生したシャンプー嫌い事件もだいぶ克服できたから大丈夫だと思うけど、いろいろとレース準備やら体調を整えたりする必要があるから、との申し出。
おかげで、たしかにゆっくり入ることが出来た。
なんとなく脱衣所が剣道場のような臭さがあり、風呂場はやや高温で、お湯と水の出る量は少なかったけど、露天温泉はなかなか良かった。
僅か1週間前に発症した右足カカトの痛みはまだ少し続いていて、鍼の先生に処置してもらったテーピングは2日間は剥がさないように、とのことだった。
明日の風呂前に剥がすとして、防水仕様ではあるものの今日は念のため右足首を出しての露天温泉。
レース本番では痛みが出ませんように。。。
こうして、洞爺湖初日の夜はふけてゆく。
8/21(金):選手登録・ウェルカムパーティ - Bicycle Welcome Back #4
|
湖面のキラキラした光が部屋に差し込み、朝を迎える。
ここしばらく早起きが続いていたけど、久しぶりにゆっくり起きた。
窓から外を眺めると、選手と思われる数人が早くもランニングをしている。
そんな自分たちは、ダラダラと寝起きの時間を過ごすw
軽く身支度をして、朝食へ。
朝食はバイキング形式だ。好きなものを好きなだけ食べられるので、娘にとっても好都合だ。
そんな娘は、「ちっちゃいおイス」に座れてご満悦のご様子。
今日やるべきことは、10時からの選手説明会、その後の選手登録。
その後Bipotaで輸送したBIKEの受領と試走。
選手説明会は12時と14時にもあるけど、早いうちに終わらせるに越したことは無い。
17時からウェルカムパーティがあるので、その間にBIKEコースをレンタカーで試走したり、あとレース当日の朝食確保の情報収集などが必要だ。
晩ご飯は、パーティの残り物をタッパに詰める作戦でw
その後、ゼッケン取り付けなどのレース準備をする、という流れだ。
なので朝食はのんびり。
ヨメさんもおかわりしていたw
朝食後、部屋に戻り、着替えや身支度をして選手説明会会場である「洞爺湖文化センター」へ。
文化センターまでは、温泉街から離れたこの北海ホテルから、徒歩でも10分と掛からない。
のんびり感ただよう田舎道をのんびり歩く。
程なくして文化センター到着。
その周囲には、お楽しみのひとつ、物販コーナーもたくさん出展している。
いつもだったら、買い忘れやら追加で欲しくなったりするものがあったりしたけれど、さすがロング4レース目ともなればそのあたりの準備も万端。
補給食も、ここのほうが若干安いこともあるけど、わずかな金額差のために、当日この場まで準備完了フラグが立てられないのも気持ち悪い、という想いから、あらかじめ全て確保完了してある。
物販コーナーを回っているうちにPowerBarコーナーへ。
ロングに具体的な夢を馳せる直接のきっかけとなった、2009年
佐渡国際トライアスロンBタイプの参加。
Bタイプはロング部門であるAタイプのおよそ半分の距離だが、そのとき間近で見たAタイプの選手の姿に強烈な影響を受けた。
その参戦ツアーとして利用したのが、このPowerBar主催ツアーだった。
偶然にもその翌年の宮古島大会、その訪問初日にこのとき運転をしてくれた方に再会した。
その方に今回もまた会えないかな・・・と思って少し探してみたけど、まぁ毎回ロングに来ているとは限らないようで、残念ながらそれは叶わず。
いつかまた会える日が来るといいな。
H.I.Sツアーでお世話になった中島コーチとあわせ、お二方との再会を期待しつつ、今はアイアンマンに集中する。
ブースは物販のほか、企業出展もあった。
そんな中、冠スポンサーとなったau損保のブースを発見。
ボードに各パートの目標タイム、それから総合目標タイムを書き込んで、バルーンアーチ前で記念撮影。
見ていると、多くの選手がその場でいろいろ考えた末、強気なタイムを書き込んでいる中、自分はそれとは大幅に遅い、制限時間わずか1時間前なタイム書き込みw
けど、綿密に計画を立てたうえでのタイムなので、恥ずかしくも何とも無い。
ちなみに今日は長崎大会のフィニッシャーポロシャツを着てみた。
各大会のフィニッシャーシャツって、こういう時くらいしか着る機会、ないからね。(汗
撮影を終え、同じくauブースでアンケート
→ iPadによるくじ引きにチャレンジ。
結果は「あたり」だったようで、アイアンマンステッカーのほか、簡単なポーチ的な袋をもらった。
でっかくロゴが入っていて、結構嬉しいかも。
けど使用用途はあるだろうか。
もったいなくて、使わずに置いといちゃうかな?
ステッカーは2枚もらったので、1枚をベビーカーに貼ってみる。
ん〜。アイアンマンベビーカー。格好いいw
超・親の自己満足w
auブースの隣には、選手や応援メンバーによるメッセージボードがあった。
事前にWebサイトから投稿できるほか、今日この場で書き込むこともできる。
自分は事前にWeb投稿していたので探したところ、、、
誰よりも文量が多く、小さい文字で2枚にわたって貼られていた。
わざわざありがとうございます
m(_
_)m
選手説明会の開始時間まではまだもう少し時間がある。
なので、他のブースも回ってみる。
おっ、これは。
オフィシャルメカニックカーのようだ。
BIKEメカトラブルの時に機材を提供してくれるサポートカー。
なんでも、機材は実費で後日清算らしいけど、完走や記録を目指す選手にとって、手持ちの機材で直せない状況に遭遇したときは心強い味方になることだろう。
もちろん、願わくはこれにお世話にならないよう、メカトラ無しでいきたいものだ。
おっ、これはベンツなのにアイアンマンロゴが。
なんでも記念撮影してブログやSNSにアップすると記念ボトルがもらえるとの事で、、、
もらっておきましたw
ちなみにこのベンツもオフィシャルカーで、先導や各種サポートをする車両、とのことだ。
1台のお値段:4,479,000円w
ブースはほかにも無料マッサージをしてくれるテントもあったけど、そろそろお時間も迫ってきたし、人数待ちもけっこうあったのでパス。
文化センターに入ってみる。
その入り口付近では、アイアンマンオフィシャルグッズの物販コーナーがあった。
今回特に購入を狙っていたのが、全選手の名前が入ったTシャツだった。
去年までの情報によると、わりと早い段階で売り切れるとの事だったので少し気持ちが高ぶっていたんだけど、残念ながらブースを1周するも見つけられず。
そこで店員さんに聞くと、どうやら今年は製作が間に合わず、今年の販売は無いとのことだった。
なんかレース直前のBIKEコース変更発表と言い、いろいろとギリギリな運営してるな。(ぇ
というわけで、なにか手ごろなアイアンマングッズが無いかなと物色。
BIKEの上下ジャージは2万円くらいしたので、さすがに却下で、、、
巾着?とサンバイザーを4,000円で購入することに。
巾着はちょうど普段SWIM練習時に突っ込んでいるビニールバッグと同じサイズだったので、実用性もあり。
サンバイザーも、むかし夏の練習やレースで使いたいと思ったことがあったので。
でもこれももったいなくて、汗をかかなくて済むようなときにしか使わないかも。
とりあえずレース当日以外の洞爺湖滞在中は使おうかな。
さて、そろそろ選手説明会が始まる頃合いだ。
会場はそれほど広くない。けど満席でもない。
日本語での説明会が昨日を含めて4回、加えて英語での説明会も別途設けられているから、分散されているのかも。
説明会が始まった。
いつもそうだけど、それまで何となく観光旅行気分だったのが、この説明会の雰囲気や、選手たちに囲まれた環境で少しずつ具体的な臨戦態勢へと、心構えが変遷してゆくものだ。
だからいつも説明会はきっちり聞く。
けど今回は事前情報がWebサイトで提供されていたので、新たな情報もさほど無く、説明会自体も比較的スムーズに進んだ。
なんかマイクの調子が悪いようで、地声での説明会になったけどw
説明会終了後、個別の質問タイムで気になっていた事を質問してみる。
「家族との同伴フィニッシュは?」 →
「アイアンマンの競技規則でNG」
「BIKEヒルクライムの詳細は?」 →
「勾配は4〜5%くらいで、キツいところは12%くらい。平地の踊り場は無いが、15km区間ずっと登りではなく、実質5kmくらい。」
「リアルタイム検索サービスは?」
→ 「オーストラリアのサイトで提供されている」
というわけでその場でオーストラリアのサイトのURLをメモらせてもらい、後でアクセスしてみる。
が、どうもログインIDとパスワードが必要らしく、またこのURLからは特にID発行ページは無いようなので、どうやら運営側のオフィシャルメンバー用サイトのようだ。
ちょっと残念。
また、同伴フィニッシュも残念なお知らせとなってしまった。
過去大会や海外のアイアンマンフィニッシュ写真を見る限り、不思議と同伴フィニッシュ写真が無いので、うすうす感づいてはいたけど、まぁこれはまた次回以降の、どこかの大会で実現できればいいかな。
ロング参戦や家族同伴フィニッシュの夢を馳せたきっかけとなった佐渡大会。そのAタイプ参戦がまだ残っている。
始まりの地が「5大大会制覇」最後の地とするのもまた、ドラマがあっていい感じだし。
BIKEヒルクライムについては、あの巨大な山も内訳を聞いてみれば、意外となんとかなりそうだ。5km程度であれば普段練習している高尾山近辺:大垂水峠と同等の距離だ。
斜度はそれよりもキツいかもしれないけど、長丁場にあってペースは抑えるはずだから、ガマンしてゆっくり登ればきっとなんとかなる。なんとかなりそうだ。
少し光が見えてきた。
ひと通り質問を終えて、説明会会場を後にする。
その出口にある、腕に取り付けるリストバンド。説明会参加の証(あかし)でもある。
説明会への出席は必須とあって、その管理もさぞかし厳重かとおもいきや、、、まさかのセルフサービスw
そのへんも日本の主催大会と違ってフランク(?)、といったところか。
質問する時間が少し長かったのか、会場を出るときにちょうど次の英語説明会に参加する外国人選手とすれ違う。
外国人選手が多いことも、アイアンマンの特色のひとつ。
なんか国際色豊かで嬉しい。
選手とすれ違いざまに、出口付近でレッドブルの缶をもらう。
レッドブルとVAAMが今回のメイン給水スポンサーらしく、レース当日の給水でも提供される。
普段、ポカリスエットやアクエリアス、それからコーラやお茶といったものが主流だっただけにレッドブルってなんか新鮮。
会場を出て、その足で選手登録へ。
しかしそれはそれは長蛇の列。
さすがに娘も飽きてきたらしく、グズってきたので、ヨメさんに頼んで公園とかに連れて行ってもらう。
選手登録作業で必要なのは、保険証コピーの提出やJTU会員証および過去大会の記録証提示など。
会員証はもとより、その他の書類は事前送付などといった手段でこの受付時に費やす確認作業工数を削減する方法はいくらでもあるだろうに。
実際、多くのロングレースはエントリー時や書類先行通過時にそういった書類の郵送が義務付けられている。
アイアンマンのエントリーは、その公式Webサイトが海外サイト準拠からか、やや使いづらかったり、オンライン決済も海外用であったりと、他のレースと比較していろいろ不便を感じることがあった。
ロングが初めてだったらきっと不安だったろうなぁ。
経験が活きたのか、どういった準備が必要でどんなことを求められているか、だいたい想像が付いたから、個人的にはスムーズだったけど、なんかそのあたりもアイアンマンが段取り悪いのか、それとも日本の大会が恵まれすぎているのか。。。
というわけで数十分待って、受付はものの2〜3分で完了。
会場を出て、バッグの中身を確認する。
3枚提供されたトランジッションバッグはそれぞれSWIM・BIKE・RUN用だけど、その判別方法はホントにヒモの色だけなのね。
初ロングの宮古島はデザインされたロゴの色自体が全て違っていて、各パートの種目名がハッキリ書かれていた。
次の長崎大会では、デザインと色は統一だけど、手書きで種目名をデカデカと書かれていた。
その次の皆生大会では、特に何も書かれていなくて自分で判断だけど、トランジッションエリアがSWIMもBIKEも同じだったので特に不便は感じなかった。
そしてアイアンマンは、トランジッションエリアが完全に別の場所だけど、その判別がヒモの色だけという。。。
アタリマエだけど、完全に自己責任の世界やね。
先人のブログで、「SWIMを上位突破したのにBIKE用とRUN用のバッグを逆にしてしまい、そこでレース終了」という悲しい記事を見た事があっただけに、ここまで準備してきてそれだけは何としても避けたいところだ。
今回のSWIMキャップは灰色。
今回は他のレースと違ってウェーブスタート。
このキャップの色で、どのウェーブに属するかを判別するわけだ。
バッグの中には他にもいろいろなパンフレットや参加賞的なグッズも入っていた。
アイアンマンロゴの入ったランニング用バッグが目玉、かな。
でもこれももったい無くて使えないかも。
いや、わりとサイズが小さいので使用用途が見つけられない可能性が高い、かな。(汗
他には、なぜか単三電池が入っていたりしたけど、用途が分からなかったのが紫とオレンジのリストバンド。
これは何だろう?
まぁ、何かに使うものだろうからちゃんと入れておこう。
少し多くなった荷物を抱えつつ、お次はBIKEの回収。
駐車場には、公式提携業者である西濃運輸による「カンガルー自転車イベント便」のブースがどど〜んと。
今回、その輸送手段として、かねてから所持しているハードケースによる西濃ないしヤマト便等の利用を検討していて、もちろんそのほうが最安値なんだけど、かなりバラす必要があってその作業がだんだんメンドクサくなってきて。(汗)
その次の選択肢として、この西濃提供のレンタルダンボールケースがわりとしっかりとした造りだったので、それを利用しようと思っていたんだけど、最終的に「そのままの状態で持ち込んで、そのままトラックで運んでくれて」、「帰りもそのままの状態で持ち込んで、トラックで戻してくれる」というBipotaを利用することにした。
値段的にはトータルで1万円ほど高くついたけど、手間や安心感を考慮すると、妥当な額かなと思い。
このあたりの判断水準も、また一歩大人の階段を上ったのかなぁ、などとw
というわけでBipotaのブースへ。
おっ。あったあった。
お店に持ち込んだ、まさしく「そのまま」の状態だ。
1週間ぶりの再会。
周りのマシンと比べるとやっぱり見劣りはしてしまうけど、おれのチャリ、やっぱり格好いいw
スタッフに挨拶ののち、軽く状態チェックをして空気を入れて、まずは大きな荷物を抱えたまま慎重にホテルに戻る。
部屋にいったん荷物を降ろして、ヘルメットとBIKEシューズ以外はそのままの格好で軽く試走。
フレーム状態チェック、各パーツの緩みが無いかのチェック、ギア変速の具合、DHバーの感触、、、
ん〜。
違和感皆無。
さすが「そのままの状態」輸送だ。やっぱこれを選んでよかった。
普段だったら組み立てに掛かる手間、破損チェック、ポジションチェックといった微妙なところにかなり神経を費やすことになる。
もとより、直近のオフシーズンにコンポーネントを10段にフル換装しただけに、そのプロの手によるメンテナンスは完璧この上ない状態。
それをあえてバラして、自分の手でメンテナンスし直すのはやはり限界がある。
だから少しでもその完璧な状態でレースに臨みたい、という意味からも、Bipotaの選択は間違っていなかったと言えるだろう。
まぁそれも全てはレースを完走できなければ意味無いけど。
けど、そういったレース以外の部分での余計な心配はしなくて済むぶん、ありがたいサービスだ。
試走がてら、温泉街にあるセブンイレブンに行ってみることにした。
目的はもちろん、レース当日の朝食確保。
店内の様子は、どこにでもあるような品揃え、雰囲気、そしてまだ普通の観光客がその大方の客層だった。
そんな中で自分が欲しいものは、おにぎりとバナナと、ウイダーインゼリー系。
賞味期限を考えると、おにぎりはどうしてもレース前日の確保が必要となる。
事前の情報収集で、このコンビニで事前予約が出来たという情報から、その内容を店員さんに聞いてみると、、、
オーナーを呼んできてくれて状況をいろいろ教えてくれた。
「取り置きは出来るけど、レース前日は大忙しなので店的に個別対応はキツい。」
「量は例年の倍仕入れた。あとは選手がそれだけ買いに来てくれるかどうか。」
「前日11時の便が、賞味期限的に翌朝の早朝をカバーする鮮度なのでちょうど良いのでは?」
「買い出しが混むのは、明日の試泳が終わったあたりから。」
なるほど。
ということは今日は予約無しで、明日の11時頃の便を狙って、混雑が始まる前に買いに来るのがベスト、かな。
お礼を言ってお店を後にする。
ヨメさんに電話して現在地を確認。
どうやら、ホテル近くの公園で娘を水浴びさせているようだ。
軽く自転車を飛ばし、合流。
日差しも良く、程良く暑い。
おむついっちょでの水遊びにはちょうど良い気温だ。気持ちよさそう。
レース当日もこれくらいだといいな。
ホテルに戻り、昼食がてらBIKEコースの、特にニセコの山岳を見たかったのでレンタカーで行ってみることに。
けど、カーナビで目的地を示す限り、その遠さを思い知らされる。
今が13時。
17時のウェルカムパーティに出るためには、全力で飛ばして全力で戻っても時間が足りな過ぎる。
そこで、手ごろな道の駅があったので、ここで昼食を買いがてら、引き返すことにした。
明日はほぼ終日時間が空いているので、明日また下見に行くことにしよう。
娘は車の揺れと水遊びの疲れからか、お昼寝タイム。
なのでおにぎりやパンや焼き鳥といった軽食を買って、車で食べながら戻ることに。
ちなみに道の駅にはツーリングバイク客や一般客などが、ちらほらいる程度だった。
途中、試走している選手を数人見た以外はのどかな北海道の光景が広がっていた。
ホテルに戻り、空いた時間をどうしようかと思っていたときに遊覧船の存在を思い出す。
これに乗って観光していれば、ウェルカムパーティまでちょうど良い時間になりそうだ。
船からの眺めは、、、べつにどうってこと、無かったかな(汗
アジア系外国人客に囲まれながら、、、
カモメにも囲まれながらw
餌のかっぱえびせんを狙われながらwww
湖の真ん中にある島へと船は向かう。
島への上陸は任意で、降りると次の便まで待たなければならないけど、30分おきに出ているので、せっかくだから降りてみることにした。
なんか小規模な博物館があったので、せっかくだから入ってみて、
軽くお菓子を食べながらダラダラして、
島をダラダラ歩いて、次の船の到着を待つ。
おっ、さっきとは別の形状をしている。なんか豪華だw
豪華ふうな船に誘われてか、こっちのカモメは食欲旺盛のようで、
ヨメさんの夢だった餌付けにも見事キャッチ成功。
2009年、佐渡大会の往復便の甲板でカモメの餌付けができた話をして羨ましがっていたので、佐渡Aタイプ参加の際にそれが実現できるかな?と思っていたけど、意外にもここで実現できるとは。
2012年の長崎大会では、ジェット船だから甲板に出られず、しかも悪天候だったから夢、叶わなかったんだよね。
一足早く夢が叶ったようで、よかった。
こうして無事戻ってきて、そろそろパーティには良い感じの時間帯。
あ。
そういえば同伴者の事前申込の件、何か「しるし」のようなものでも必要なんだろうか?
もしかして、選手受付時に受け取った紫とオレンジのリストバンドがそれか?
もしそうなら、あれはホテルに置いてきてしまった。
ここ、船着場はウェルカムパーティ会場である「ホテル万世閣」と自分たちの宿泊ホテルとの中間地点だ。
もしリストバンドが必要だとしたら、会場に着いてからホテルに引き返すより、今のうちに取りに行ったほうが良さそうだ。
というわけで、念のため大会事務局に電話で確認をしてみる。
結果は予想通りだった。
ヨメさんと娘をわざわざ連れ戻して、また引き返させる必要は無いので、先に行っててもらう、、、いや、ちょうど近くに足湯があったのでそこで待っててもらうように伝えて、いったんホテルへ戻る。
ちょうど右足カカトの状態が心配だったので、ホテルに戻ってRUNシューズに履き替えて、その状態も確かめる試走にはちょうど良い距離とタイミングだった。
ていうか今だにこのタイミングで大会事務局からの、各種連絡事項のメールが届くという。
時代はすっかりスマホ全盛で、加えてGmail等のWebメールが発達したおかげでどこでもPCメールが読める環境になったとは言え、必ずしもすべての選手がそんな環境が備わっているわけではない。
なのでその連絡メールを見れない選手だっているはずだ。
まぁ、内容は「明日の試泳は、指定された時間以外は絶対禁止」的なものだったので、事前周知のあったルールに沿ってさえいれば見逃しても大丈夫と言えば大丈夫な内容だけど、なんかそのあたりも、フランク?なアイアンマンならでは、という括りでいいんだろうか。。。
それよりもある意味重要なのは、同じメールで「リアルタイム検索が出来ます!海外サイトだけど。」という内容。
例のオーストラリアのサイトで、今度はエンドユーザーでもアクセス可能なところだったけど、応援メンバーや家族にとってはこのメール以外、その閲覧手段に関する情報が今日この瞬間まで無かったわけだから、う〜ん、、、事前に周知できなかったんだろうか。。。
などと思いながらも試走状態は悪くなく、無事足湯に辿り着く。
あらま、ずいぶんと堪能してたのね。(^^
それでは改めて、れっつらごー。
会場に近付くにつれ、アイアンマンやそのスポンサーののぼりが立ち並ぶようになってきた。
テンションが少しずつ上がる。
そして入り口に辿り着く。
いや、どうやら遊歩道側からの入り口は「裏側」だったようで、通常は温泉街メイン通りの、ホテル正面玄関から入るようだけど、こちらからも一応は入れるらしい。
けど、その入り口を管理するおにーちゃんが「選手のほか、家族も入れていいんでしょうか?」という無線での確認をしているあたり、やはりこちらはメジャーではなかったようだ。
もちろん、リストバンドは装着済みなので難なく入場が許可されて、、、
栄光のFINISHゲート。
おっと、いきなり栄光の花道を通ることになってしまったか。
一瞬迷ったけど、やはりここは自分の中でのルールを遵守。
すなわち、初ロングの宮古島大会からのゲン担ぎ、けじめであるそれは、「ここをくぐるのはレースでゴールをしたときだけだ」という自己流ルール。
脇のフェンスをわざわざ越えて、FINISHゲートを回避する。
ヨメさんは娘を乗せたベビーカーを押しているので、堂々とこれをくぐる。
ゴォ〜〜〜ル! (ぇ
まだ開始時間まで若干の時間があってようで、ホテルのロビーで待機。
それにしても豪華なホテルだ。
さすがレースFINISH会場として使われているだけのことはある。
俺らの北海ホテルとは雲泥の差だw
けど、レーススタート地点まではけっこう距離があるな。。。
だから俺らのほうが正解。(何
そうこうしているうちに時間がきたようで、同ホテルのどこか別室にあるメインホールでやっているらしき映像が巨大モニターに映し出される。
それを横目に、ふるまわれる料理を受け取り、空いた席に座る。
料理の種類はやや少なめかな?
ヨメさんと娘に激励をされつつ、乾杯。
ちなみに自分は、北海道だけにサッポロビールをぐびり。
映像の内容は、まぁよくあるような内容で、それを知ってか他の選手も、それに見向きもせず仲間内で談笑w
けど、大会実行委員長の白戸太朗氏の言葉は、耳にストレートに入ってきた。
「レースが始まる前から結果は出ている。今までの頑張りを発揮するお披露目の場なのだ。」
本当に、そうだといいな。
いや、レースに見合った頑張りが本当に出来ただろうか。
きっと大丈夫という想いと、本当に大丈夫だろうかという不安。
…けど、過去大会とは圧倒的に違った想いがある。
不思議と、負けていない。
いつもだったら不安がその大部分を占め、もし悪天候や高い気温といった、自分ではどうにもならない環境が悪いほうに傾いていたら本当に自分に負けて、完走を果たせなかったかもしれないという、ある意味で運に左右されたかもしれない過去大会のキモチに比べ、今回は本当に、「ダメかもしれない」という想いに支配されることがほとんど無い。
それはロング4回目という経験もさることながら、ここまで積み重ねてきた練習量と、「どれくらい練習すればどの程度のレベルまで達することができるか」という自分なりの判断基準が研ぎ澄まされてきた証拠かもしれない。
だから白戸氏の言葉には少し希望が持てた。
それ以上に、「あんなトンデモナイBIKEコースを設定しやがってw」という想いもあったけどw
その後セレモニーなんかが順調に進み、プロカテゴリーにエントリーの選手インタビューが。
あの篠崎友選手が映し出された。
2012年の長崎大会以来、久しぶりに拝見。
まだロングレースが雲の上の存在だった2007年、篠崎選手が駒沢公園アクアスロン大会にゲスト参加されていた時のフリータイムで、ロングがどんなレースなのか…といった会話をしたのが初めての出会いだった。
その2年後の2009年、佐渡Bタイプ参戦。
奇しくも同じホテル宿泊とあって、恐る恐る声を掛けてみた。
さすがに2007年の会話の事は覚えていない、とのことだったけど、自分としてはレベルは雲泥の差なれど、同じレースに参加出来たことが嬉しかった。
2012年、長崎大会。ついに同じロング部門で、同じ土俵に立つ。
そのとき、遠めから姿を見ただけで声は掛けられなかった。
そしてこの最高峰の場での再会。
無論、プロカテゴリーで、トップの世界で戦う篠崎選手は今だに雲の上の存在だけど、いつか鍛錬の末、数ミリでも近付けた状態で堂々と声を掛けることができるようになる日まで、、、その日が来ることを夢見つつ、その姿をじっと見つめる。
と、そろそろパーティもお開きのようだ。
時間的にはまだ18時過ぎ。少し早い晩ご飯状態だ。
そこで予定通り、、、
多めに取ったぶんをタッパに詰めるw
わりとたらふく食べたので、量的にはそう多くなくて大丈夫だろう。
陽が傾き、次第に暗くなる中、FINISHゲート前での撮影の列に加わる。
ゲートをくぐるのはレースを完走した時だけ、だけど、べつに記念撮影はいいのですw
そして、たまたまカメラをお願いした方がわりと撮影にこだわる方だったようで、
なかなか良い写真を撮ってもらった
(^^
さァ、はじまるぞ!
温泉街のメイン通りをのんびり歩き、途中各所にある手湯に寄り道をしながらホテルまでのんびり歩く。
そしてヨメさんは娘とお風呂へ。
その間、いよいよ本格的にレース荷物準備。
選手受付時に受け取ったBIKEナンバーシール。
これは説明書きによるとシートポストに貼り付けるようだが、自分のセッティングだとここにはサドルバッグがあるから貼れない。
なので、フレームに貼り付けることに。
ナンバーがしっかり読み取れる位置だから大丈夫だろう。
BentoBoxに補給食を詰め、フレームに取り付ける。
水はレース当日の朝に入れるとして、忘れないようにボトルケージに取り付けておく。
油も軽く差しておく。
各コンポーネントの動作確認。
試走したから大丈夫だけど念のため。
そしてこれが、、、
ロング4回目の経験下で研ぎ澄まされ、洗練された最強装備!
BIKEセッティングが完了し、あとはゼッケンのウェア取り付けと、各パートごとのアイテム準備。
雨と寒さ対策は当初の予定通りだ。
幸い天気予報を見る限り、今のところ雨の心配は無さそう。
それからこの2日間で現地を体感したうえでの寒さ対策は、、、朝は少し肌寒いかも。夜も19時くらいから肌寒い。
このあたりの判断は悩ましいけど、予定通り防寒対策グッズをスペシャルニーズバッグに入れておいて、使わなければそのまま入れたままにしておけばよいだけだ。
外から花火の音が鳴る。
少しだけベランダに出てこれを見つつ、また戻って準備を進めて数十分。
おかげさまで、ひと通り完成。
全部を入れて、また少し開けて中身を確認。
特に明日=レース前日に預けてしまうRUNバッグは、内容を間違えたらそこで即アウトになってしまうので何度も何度も内容を確認する。
ちなみにそのRUNバッグのほか、BIKEバッグには目印として娘のお絵描きの絵を貼り付けてある。
と言っても塗り絵だけど。
ゼロから描いた絵はさすがにもったいなくて貼り付けられない。
たぶん、くしゃくしゃになったり水に濡れてボロボロになるだろうから、そうなっても一応構わないかな〜程度のものを選んで貼ることにした。
内容はどうあれ、こんな絵を貼り付けているのは自分くらいだろうから、万一レース中に他の選手が間違ってこれを持ったとして、そこで一瞬でも違和感を感じてくれればその取り違えの防止に繋がる効果が発揮できるかもしれない。
今回のレースは今までのように一人じゃない。
家族3人で万全を期して、これに臨む。
かなり遅くなった。ヨメさんと娘はとうに就寝。
遅まきながら今から温泉へ。
露天風呂の電気は消えていたけど、お湯は温かく、貸切状態だ。
カカトのテーピングを外し、これを堪能する。
短めに入ったあと、部屋に戻って浴衣に着替え、カカトに湿布を貼る。
光線過敏症の再発が少し心配だったけど、足の裏だからまぁ、大丈夫だろう。
そしてようやく就寝。
明日は久しぶりに、今日以上にダラダラ起きて大丈夫だ。
おやすみなさい。。。
8/22(土):BIKE預託・コース下見 - アイアンマン・ジャパン北海道まであと、1日。
|
洞爺湖滞在、2回目の朝。
今日も起床はのんびりでいい。
今日やるべきことは、10時〜17時の間にBIKEのチェックイン&RUNバッグの預託&アンクルバンドの受領だ。
13:15〜14時に試泳タイムが設けられているけど、その時間帯はBIKEコース下見に行くのでこれはパス。
だから久しぶりに、ダラダラした朝が過ごせるw
朝食は昨日に引き続きバイキング形式。
ヨメさんと娘と比べて自分は食べるのが早いほうらしく、わりと早く食べ終わったので、昨日のセブンイレブンの朝食確保の件もあり、ちょい先に準備に出ることにした。
娘もブーブークッションな「ちっちゃいおイス」で好きなものをパクパク中。
ヨメさんにものんびり食べててもらうことにして、しばしの別行動。
といわけでまずはセブンイレブンへ。
まだ10時前なので、11時の便には早過ぎるけど、極端に消費期限がオーバーしたものでなければ買っておいてもいいかなと思ったので。
けどやっぱり品揃え的に、今日の夕方5時くらいが消費期限のもの程度しか無かった。
まぁこの後のBIKEコース下見中にでも買えばいいだろう。
ということでバナナとウイダーインゼリーだけ購入。
部屋に戻り、手持ち無沙汰だったヨメさんと娘を連れて、少し早めのBIKE預託会場へ行くことに。
さっさと預けてBIKEコースの下見に早く出たいという思いもあり。
会場到着。
おっ、すでに行列ができている。けど、さほど長く無いから、受付が始まればすぐに順番が回ってくるだろう。
ってか最初、間違ってメカニックサービスの行列に並んでいたり。
どうやら案内板を見落としていたようだ。
たぶん同じ間違いする選手、いるだろうなぁ。あちらはけっこう長い行列だったので、いざ自分の番になって「チェックインはこっちじゃないです」となったらショックだろうな。(汗
ふと、「ぶい〜ん」とモーター音がしたので湖のほうをみると、
でかいブイを牽引しているボートが。
SWIMコースのコーナーに設置するブイだ。
かなりデカいけど、果たしてスタート地点からの目標として、見えるかな?
以前より、コースブイの数が少ないという口コミは見てきたけど、水深が深いためなかなか数を多く設置できない、との昨日の選手説明会での解説。
もちろん、深くてもいいから設置しようと思えばできるんだけど、波でフラフラする範囲が広くなりすぎて、かえってコースが分かりづらくなる恐れがあるため、それだったら比較的浅い位置に設置したブイ、その数は少ないけど、確実性の高いほうがいいだろうという事務局の判断から、今年も数は少ないようだ。
まぁ自分にとっては周りの選手に着いて行くだけだからそんなに影響は無いけど、ただ、長〜い直線にあって「このブイは現在何メートル地点」という目印にはならないから、ちょっとだけ残念、かな?
でもそれはそれでレースの特徴、ってことで。
そうこうしているうちに、定時少し前だけど受付が開始された。
少し待ってすぐ自分の番。
BIKEメンテナンスチェックは、わりと流れ作業。まぁ指摘される箇所も無いくらいメンテは万全だけど。
ただ、ヘルメットのストラップの緩みは指摘され、わりとキツめに締めさせられた。
それ以外は何の問題も無くチェックが完了し、公認シールを貼る。
いろいろな大会シールを付けたままにしているBIKEをたまに見るけど、残念ながら今回のシールは撥水性の無い紙ベースなので、雨や汗ですぐボロボロになりそうだ。
だからレースが終わったらすぐ剥がしてしまおうw
そういえば長崎大会のときもそうだったかな。
付けたままにするには、むしろ自分でラミネート加工とかするしか無いんだろうか。
BIKEチェックの次は、RUNバッグの預託。
バッグ紐の色は「赤」。
この場でも最後の中身チェックを少しだけやって、いざケージへ。
これで、レース当日の2ndトランジッションのときまで取り返せないことに。
まぁあれだけ準備に準備を重ねたから、これ以上の心配は余計な心労になるだけだ。
大丈夫。
ちなみにBIKEバッグも今日、ラックに設置できるけど、レース当日の朝でも可能なので後者を選択。
不安は無いけど、なんとなく手元に置いておく時間を長くしたかったので。。。
お次は、BIKE設置エリアの入り口近辺でアンクルバンドを受領。
いつものバカでかい、お馴染みのバンドとは違うタイプだ。
ストラップ部分にはタイム速報のサイトの、例のロゴが入っていたから、海外仕様はこういうモノだんだろうか。
こちらのほうが軽くて小さくていいな。
けどストラップ部分が擦れて足首が痛くならないだろうか。
なんかほつれてるし。あとでハサミで切っておこう。
それにしてもいつものデカいストラップ、何度見ても「デカっ…」と思うけど、実際のレース中は不思議と邪魔に感じたことが無いんだよね。
果たして今回はどうだろうか。
そしてBIKE設置エリアへ。
まだほとんど自転車が設置されていないせいもあるだろうけど、いつものように周りを見て不安になる事は無く。
装備をチェックし、サイクルコンピュータの距離表示リセットを確認し、ラックに掛ける。
それからバーストを警戒して空気を少し抜いておく。
北国だから大丈夫だろうけど念のため。
そして100円ショップで買ったカバーを掛ける。
過去、前日預託をした事のある大会は宮古島と長崎の2回。
そのいずれも雨が降ることは無かったのでよかったけど、朝霧の影響か、特にDHバーのパッドが湿っていたことがあったので今回はきっちり準備してきた。
以上で預託作業はすべて完了。
意外とあっさり終わった。
と、ここで「預託が早過ぎてサドルがズレたり抜けたりしないだろうか」という余計な心配を抱く。
ヨメさんに「心配性だにゃー」と茶化されただけに、ちょっと心配し過ぎかな?
大丈夫。大丈夫だと、いいな。
ホテルへの帰路。
BIKEメンテナンス行列がとんでもないことに。
メンテナンスは1,000円と、有償サービスではあったけど、やはりみんな最高峰のレースに最高の状態で臨みたい気持ちの表れなのかな?
そういう意味でも、Bipotaを選んで正解だった。
部屋に戻り、荷物を整理してBIKEコース下見へ。
ふと、部屋から見た景色。
それはそれはすがすがしい、良く晴れた気持ちのいい天気だ。
明日もこうだといいな。
それではコース下見へれっつらごー。
一番遠い、ニセコの山岳地帯の入り口までおよそ3時間。
そこに至るまでの高速道路も、都合の良い直線道路も特に無い。
一般道をひたすら走るだけだ。
昨日引き返した道の駅を過ぎて、、、少しでも近道な田舎道を進んでみる。
けど道の途中に「この先、橋の崩落につき通行止め」という看板を見つける。
でも、その現場に行くまで本当に通行止めになっているか分からない、というイミフな思いから、行けるところまで行ってみる。
広大に広がる畑、牧場、牛の姿。
北海道らしさを垣間見つつ、行き着いたのは
やっぱり「通行止め」で通せんぼされた道の果て。
そうか、今年のBIKEコース変更の原因となった橋の崩落はここの事だったのか。
ということは、この近辺もBIKEコースの一部なのかな?
崩落さえ無ければあの山岳コースも、そのコース下見ももう少しラクだったろうに。
というわけで道を引き返し、素直にメインの国道を突き進む。
…気持ちで何となく焦っていたのか、普段は丁寧な運転を心掛けているものが、どうも荒っぽくなっていて。
もとより車酔いに弱いヨメさんと、加えて娘も「気持ち悪い」と言い出したので、車を止めて少し休憩。
まだ目的地の半分も来ていない。
休憩しながら、焦る気持ちの先には、「わりと車の運転に緊張をしてしまう自分、早めに行って早く帰ることで明日のレースに臨む体力のダメージをなるべく少なくしておきたい」というものがあったのかもしれない、と思うように。
結局、この調子だと目的に辿り着くのも遅くなるし、ムリに行っても戻ってホテルで休んで…とかやってもあまり良い結果にならなそうだという思いから、近くのコンビニに行って朝食を買って、戻ることにした。
羊蹄山を間近に望み、コンビニで無事朝食を購入。
帰り道、ルスツスキー場の看板を目にする。
漢字表記で「留寿都」。
最初、どこのことか分からなかった。
いつかスキーやスノボで来れる日が訪れるといいな。
もちろんその前に、まずは目の前のレースを完走しないとね。
ホテルに戻る。
結局、昨日も今日も下見は叶わず。
ただ、偶然にもSWIM試泳に間に合う時間だったので行くことにした。
ヨメさんは娘を連れて昼食に行ってもらうことにして、またしばしの別行動。
部屋から見える選手たちの姿。
おっ、やってるやってる。
試泳の荷物は最低限で。
ウエットスーツは濡れるので、今日は使わない。
行くついでに、BIKE荷物の設置をやっぱり今日やってしまうことにした。
準備は万端。
当日朝の荷物も減らせるし。
まぁホテルの目の前だから何かあってもなんとかなる距離だけど。
自分の場所を確認して、これを吊るす。
BIKEチェック時に必要だったヘルメットもしっかり入れる。
そして試泳会場へ。
スタート地点でもある試泳会場には、そのSTARTゲートも設置されていた。
レース本番までの日数をカウントし、事あるごとにBLOGにその残り日数を刻んできた。
いよいよ明日、その本番を迎えることになる。
アイアンマン・ジャパン北海道まであと、1日。
選手たちを見ていると、ウエットスーツで泳ぐ人、自分のように最低限の装備で泳ぐ人と、いろいろいた。
水は…冷たい。けどウエットスーツを着用すればたぶん、大丈夫じゃないかな。
それから透明度は…思っていたほど透き通ってはいなかった。
自分の中で最も綺麗だと感じた宮古島大会や佐渡大会を超える透明度を期待したんだけど、そうでもなかったかな。
けど、「水の深さを感じて高所恐怖症感覚」という心配は無用になりそうだ。
いずれにしても周りはよく見えるのでヘッドアップは少なくて済みそう。
それと、「去年よりも水が綺麗だ」という会話が聞こえた。
天候やその年のコンディションによって、水質もいろいろ変わるのかな?
軽く泳いで、写真を撮って、すがすがしい天気のもと日光浴をして、選手たちの姿を眺めながら、終了時間まで滞在。
そしてホテルに戻る。
その帰り道、BIKE設置エリアの脇を通る。
さすがにこの時間ともなれば、だいぶその数も増えてきた。
そういえば、ナンバーシール貼り付け位置も様々だ。
自前のナンバープレートに貼り付けているものもあれば、サドルバッグ自体に貼り付けているものもある。
元のサイズを小さくしたり、加工するのはルールとしてNGだけど、ようは読み取れさえすれば、そうカタい事は言われないらしい。
BIKEチェックイン会場の脇を通る。
行列はそれほど長くは無いようだ。
やはり10時〜17時という長時間受付が、その分散効果を高めているのかもしれない。
自分も、何も焦って朝イチで来る必要は無かったかな?
でも、必須事項を残したままBIKEコース下見に出るのもなんか気持ち悪いしね。
BIKE預託を終えた選手、試泳を終えた選手たちの帰り道の姿。
みんな、どこかのんびりしている。
なんか平和だ。
明日はきっと、これとは正反対の緊張感溢れる会場になっているんだろうな。
ヨメさんに電話をして合流。
近所のお土産屋さんにいるとのこと。
そうそう、自分もお土産を買おうと思っていたので、ちょうどよかった。
ちなみに3,000円以上買えば送料も無料とあり、ヨメさんと自分とでこれはクリアできそうだったから、一石二鳥三鳥だ。
会社用と実家用とを買って。
その後、店舗内にソフトクリームのイートインコーナーがあったので、娘とはんぶんこ。
甘いものが好きなのはヨメさんの影響だろうけど、アイスクリームが好きなのは俺の影響だろうw
ソフトクリームを堪能しながら、明日の天気を、主なポイントごとにチェックしてみる。
今日のようにスッキリ晴れる、というわけにはいかないかもだけど、たぶん雨の心配は無さそうだ。
ただこのアプリ、けっこう外れるからなぁ。
とりあえず「終日雨」というような最悪の予報では無いだけ、良しとしよう。
BIKE対策として、その雨具は無しにして、防寒具はBIKEに取り付けたアンダーシャツと、背中ポケットに入れたアームウォーマーで大丈夫だろう。
などと考えていたらソフトクリームを全部奪われたwww
土産も買って、ソフトクリームも食べたので、近くの公園へ。
娘を遊ばせながらGoogleストリートビューでBIKEコース、特にニセコの山岳地帯を確認。
その道はというと、、、どうやらセンターラインも無い田舎道のようだけど、肝心のパーセンテージ表示板は見当たらない。
道を辿ってゆくと、、、その頂上には駐車場があるようだ。
ここで休憩を取るサイクリストの姿が写っているのもストリートビューならでは。
やはりヒルクライム練習に適したところなのかな?
おそらくここがエイドになるんだろう。
ここからのダウンヒルに備えてウインドブレーカーをスペシャルニーズバッグに入れておくとよい、との選手説明会および資料でのアドバイスがあったけど、その提供ポイントをここにすればいいのになぁ。
ヒルクライムの手前でバッグを受け取って、補給食も確保して、重量が増えた状態で登って。
そしてその頂上のエイドが一番充実してるとかっていうのも、なんだかなぁ。。。
まぁ運ぶのが大変なんだろうけど。
一緒に遊ぶ子どもたちの姿の中に、「KONA」と書かれたTシャツを着ている子どもを発見。
いいなぁ。
アイアンマン・ハワイ・ワールドチャンピオンシップ。
その開催地がここ、コナ島。
目指すべき最終目的地は、やはりここか。
陽も傾いてきたこともあり、明日の準備をしたり身体を休めたりしては?とのヨメさんの提案から、娘をヨメさんに任せて、ひと足お先に戻ることに。
部屋に戻って最後の荷物準備と、翌朝の準備。
部屋から見るBIKE預託に向かう選手たち姿は、まばらながら絶え間なく。
17時まであるからね、急がなくてもいいんだ。
その雰囲気もどこかのんびりしている。
すべての準備・最終チェックを終え、明るいうちから露天風呂。
のどかだ。
最初は貸し切り状態だったけど、他の選手たちも入ってくる。
練習場所の会話や怪我の話題、前回大会の感想、今回の目標タイムなどなど。
こんなところでも聞き耳を立ててちゃっかり情報収集w
最後の心配の種である足裏の若干の痛み。
一般的には足の裏は治りにくいという会話もあったけど、まぁ、明日さえ乗り切れれば、あとは何とでもなるかな。
風呂を上がり、部屋に戻る。
どうやらヨメさんと娘も帰ってきていたようだ。
んで風呂に行っているらしい。
結局、娘のお風呂は全部ヨメさんに入れてもらった。
シャンプー嫌いギャン泣き事件もある程度克服したようだし、こうして自分は自分のことに集中できて、感謝感謝。
晩ご飯。
ヨメさんと娘はゆっくり食べて、自分は自分のペースで食べる。
なので自分のほうが先に終わったので、今回も、先に部屋に戻って、ヒゲ剃りとファイテンシール貼りをば。
だんだん時間も遅くなってきた。といっても普段と比べれば圧倒的に早いけど。
まぁ明日の朝が早いからね。
なので今日は早めの就寝。
…と思いきや、娘がなかなか寝ないのであやすことに。
いつもは録画したお気に入りのNHK教育TVを見て寝ていて、分かっちゃいるけど悪しき習慣だなと思っていたけど、ここには録画した番組なんかは当然無い。
なのでちゃんと寝るか少し心配だったけど、滞在中、わりとスムーズに寝てくれたのでよかった。
肝心の今晩は少しグズったけど、無事寝てくれたし、夜泣きする歳でもないから隣の部屋に迷惑を掛ける心配も無い。
最後に、ヨメさんに背中と肩のテーピングをしてもらい、他の箇所を自分で貼りまくる。
20時45分、就寝。
レース前、最後の心配事だった睡眠時間の確保。
それもどうやら大丈夫そうだ。
さぁ、、、いよいよ明日が本番…だ!
>> IRONMAN JAPAN北海道2015 / もどる