>> ダイヤモンドヘッド登頂記 <<



ダイヤモンドヘッドに向かう


2日目。この日の予定は決まっていた。午後4時からルアウ。言わばホノルルマラソンの前夜祭のようなものだ。前夜祭と言うよりは前々夜祭といったほうが日付的には正確か。
そして、その30分前に現地近くで集合。そう、単独参加者コミュニティの方々との合流があるのだ。

それらの時間を逆算して、、、午前はダイヤモンドヘッド登頂、昼にワイキキビーチで昼ご飯、そのあと実弾射撃をやって、ルアウという予定を立てていた。


というわけでぐっすり眠れた分、目覚めも快適。1階の小汚いビュッフェで朝食をとり(写真、撮り忘れたなァ)、財布・カメラ・携帯その他を装備してダイヤモンドヘッドに向かう。

ダイヤモンドヘッドへの交通手段は無料トロリーバスも含めいろいろあるが、とりあえず市営バスを使ってみることにした。

ところが、目的地行きのバス、なかなか来ないのね…


バス停で20分くらい待っただろうか、ようやく目的地行きの路線が来た。

$1紙幣を2枚入れ、後ろのほうに移動する。窮屈な車内はどこも同じか。それより目に付いたのが、シルバーシートの存在と、それに関する日本語の注意書き。書いてある内容は日本のそれとほぼ同じだが、関心?したのは、それが“日本語で”書かれている事。考えてみれば、日本の交通案内の至る所に英語表記がある。つまり、日本に来た外国人は、今自分が感じているような意思疎通が得られているわけだ。そう思うと、妙に関心した。


バスの車内も、やはり日本人が多い。そして、話に耳を傾けると、ハワイに来た目的がホノルルマラソンであること、これからダイヤモンドヘッドに向かうこと…なんだ、やっぱりみんな考える事は同じだなぁ。

それにしても学生が多い。卒業旅行とかかな。仲間同士だと話も弾むし、集団心理でちょっぴり強気になれる。ちょっと羨ましいかも。(笑)
でも、ここで見た集団心理は良い方向に向かっていたようだ。先のシルバーシート、最初はそこに座っていた学生たちが、恥ずかしがりながらもきちんと席を譲っていたのだ。ちょっと微笑ましかった。(ちなみに自分は「譲る」という行為がどうも苦手なので、最初から立っている事が多い。また最初は座っていても、混んでくると先に席を立って移動して(逃げて(笑))しまうことが多い。)




などと思っていると、、、なんか知らないが乗客が次々と降りていく。何だ?何だ?目的地まではまだまだ先のはずだが。

自分を含めた日本人客が困惑する中、運転手に促され、結局全員降ろされてしまった。
そして降りた先に見た光景は、一台前のバスに次々に乗り込む乗客の姿。なんじゃこりゃ?これって省エネ?(笑)


まぁよくわからないが、さらに窮屈になった車両で目的地へと向かうのであった。




ダイヤモンドヘッドを登る


目的地のバス停に到着した。ここからは全て歩きだ。明後日のホノルルマラソンに備えて、あまり無茶はしないようにしなきゃ。

さっそく上り坂になっている道を歩き、歩き、トンネルをくぐり、少し下り坂になって、10分程度歩いてようやく入り口の料金所(?)に到着。$1を渡し、道を進む。


って、おや?なんだこりゃ???



あァ…日本語ムズカシイですよね。(笑)





さてさて。ここからがいよいよダイヤモンドヘッドの始まりだ。見れば山頂に小屋らしきものが見える。おそらくアレが目的地だろう。




暑くも心地良い日ざしを浴びつつ山道を歩き、



トンネルを抜け、



急勾配の階段をのぼり、



あともう一息!狭い狭い螺旋階段をのぼり、



やっと到着〜って、おや?何だここ?
…あァそうか、昔、軍事要塞としてここから敵の出現を監視してたんだろうな。



そういえばこういう光景、「史上最大の作戦」って映画のシーンにあったなぁ。



ちなみに外側から見るとこんな感じ。
ていうか山頂に辿り着くにはこの狭い空間を抜けなければならない。なんて観光客に不親切な設計だこと!(笑)





そしてこの真上が目的地。あとちょっと!






…というわけで、ここまでの道のりは結構なものだったけど、まぁでもいい運動になった。それにそのぶん、頂上からの景色は・・・



目の前に広がる大パノラマ!!来てよかった!!


ちなみにこの写真、観光客が写っていないのはワケがあって、頂上にある小屋の屋根の上に立って撮ったのです。でも、標高が高いぶん風がかなり強く非常〜〜〜に危険なので真似はしないようにしましょう。(ぇ






ていうか海がメチャ綺麗ですね!ハワイ最高!(笑)



しばらくたたずんだ後、今来た道を再び折り返していきます。
まぁあの螺旋階段で大渋滞を起こしているわけですが。(笑)







さて、ふと思った。そういえばココ、クレーターなんだっけ。すり鉢状の中心があの料金所で、その“へり”の一番上があの頂上と。ということは、なるほど、一番最初のトンネルは、あれはクレーターをブチ抜いていたわけね。トンネルの後、少し下り坂だったのは、すり鉢を下っていたわけか。

帰り道にそんなことを思い出すと、妙に感慨深くなるのでした。




そしてようやくバス停に到着。

でも、待てど暮らせどバスが来ない・・・。



20分くらい待って、しびれを切らして歩く事にした。どうせ距離も大した事はなさそうだし。
まぁ間違いなくもう少し待っていれば絶対にバスは来るだろうけど、どうも待つってことができない性分なもんで。(ぇ




ワイキキビーチへ


案の定、途中でバスに抜かれたけど、歩いて歩いて、ふと後方を振り返ったときに見た光景。さっき登った山頂が、もうあんなに遠くに。バスに乗っていたらこんな景色、見れなかっただろうなぁ。(負け惜しみ)






さて、あとはこの道をまっすぐ行けばワイキキビーチだ。あともうひとふん張り。


っと、何やら騒がしいな。何だ???





おおお!まさか、まさしく、あれがホノルルマラソンのゴール地点か!おおおお!!!明後日は絶対にあそこに辿り着いてやる!!!!

と、決意を新たにするのでした。









そして、見えてきましたよ海が・・・



林道を抜けると・・・・・・





海だ海だ海だぁああああああああ!!!!!!!!!!!!


ハワイ最高!(笑)




などと一人で浮かれながらビーチを裸足で歩いていると、「すみませ〜ん、写真撮ってくださ〜い」とギャル(死語?)二人。
片方のコの前歯が虫歯で黒ずんでいるのが多少気になりながら(失礼)、写真を撮る。
やはり彼女らもホノルルマラソン目的で来たとのこと。

などと軽く話した後、その場を後に…


あ、、、もっと話し込んだりしてもよかったな。その辺のテクニックには乏しいのであり、後から後悔。(汗
まぁ、ルアウで出会いがあるかもしれないし、ってことで・・・

そろそろ腹が減った。




すぐ近くにスターバックスがあったので、カフェラテとベーコンサンドを注文。コーヒーの味は万国共通ですね。
そしてしばらく海でたたずんだのち、インターネットカフェを経由して、いよいよルアウに赴くのでありました。(射撃に行く時間は無かった。)

 

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