>> 日本帰国 <<



最終日。朝5時45分に起床、初日と同じ例のポニーテール添乗員さんと合流し、バスに乗り込み、複数のホテルをまわって客をピックアップしつつ、仁川(インチョン)国際空港へ向かう。

ピックアップメンバーは行きとはほとんど違う人たちで、、、なるほど、それだけ日本人観光客が多いんだろうなぁと妙に納得するところがあった。

初日にバスの窓から見たハングル語溢れる光景も、この朝焼けと共に見る姿はどことなく、帰国を前にして寂しいものがあった。


てか眠かった。w



空港に行く途中、免税店に強制的に連れて行かれる。まぁこれも恒例行事ですかね。

店に入ると、一列に席に座らされ、朝から商魂たくましいオバハンたちによるキムチの解説と試食。
さすがに朝から刺激物はキツかったので、お茶だけ飲んで早々に退散し、土産を見てまわることに。


ただ、土産屋に特に毛嫌いするというわけでもなく、むしろキムチと地酒を土産に買っていきたかったので、対象となる人の数を想定しつつ、その購入を果たす。


そしてバスに乗り込む。


空港到着。
チェックインカウンターは朝から大混雑だった。


ただ自分は荷物預けは無かったので、、、というかその事を察してくれた添乗員さんが「荷物預けが無いならこっちのほうが空いてますよ」って案内してくれて、早々とチェックイン完了。
早々と手続きできたぶん、今回は窓際の席を取る事ができた。ラッキー。


添乗員さんとの別れ間際、NANTAがすごく良かったこと・可愛いお土産が買えたこと・食べ物がおいしかったこと・そして目的も無く韓国に来てみたけど、終わってみたら物凄く充実した旅になったということを伝え、そして一緒に写真を撮ってもらい、最後に握手をして別れる。


空港に入ってしまえば、あとはする事がほとんど無い。



朝食に韓国式のり巻きを食べ、


そして余ったウォンを日本円に両替。これで韓国ウォンともお別れ。

トイレに行ったり、空港探検したり、これまで撮ってきた写真を眺めたりしながら時間を待つ。




時間になり、飛行機に乗り込む。



窓からの景色を見つつ、過ぎ去る韓国に思いを馳せる。



!!!!

あれは!



あれはソウルタワーじゃないか?!


ってことはあそこは明洞で、南大門があそこで、仁寺洞があのへんで…






ノスタルジック感が強まる。



しかし、飛行機は高度をどんどん上げ、雲海へと抜ける。
もはや地上は見えない。

これで完全にお別れだな。。。




最後に機内食。これは韓国産の肉なのかもしれないな、行きもそうだったけど、やっぱり美味しい。


終始晴れ渡っていた韓国に対し、ずっと雨の日本。
だから飛行機からの景色も雲海しかなかった。



時々雲の切れ目から地上が見えることがあった。



あれは…中部国際空港だろうか。速い速い。


もう…あっという間に飛行機は高度を下げ、


浜辺を抜け、


郊外上空を飛び、


成田空港到着。




飛行機を降りると、溢れる日本語。
帰国を実感させられる。

でも、やはりなんとなく安心感がある。



韓国は時差が無いので、今はごく普通の、平日の雨の昼だった。

いやぁ…こんな身近なところに外国があったとはね…。
そう思い返しつつ、帰路に着くのでありました。







初めての韓国、その感想


言葉の壁があるからだろうか、よく「近くて遠い国」と言われる韓国も、いざフタを開けてみれば日本人にとっては意外にも訪れやすい国だと感じた。
生活感、街並み、食べ物が日本に通じるところがあること…例えばコンビニひとつとっても、品揃えや陳列の感じが日本にかなり似ているので、日本での気軽さや安心感がそのまま通用すると感じたのだ。
街の雰囲気も、(中心街に限ったことかもしれないが)文字がハングル語なだけで、中身は日本とそう変わらないと思った。

そしてやはり、同じアジア人、同じような顔や背格好ということがその安心感の最もたるものであろう。
例えば日本に観光や仕事で来た外国人、特に欧米系の外国人を見ると、心のどこかで少なからず、何となく威圧感というか“怖い”という印象を受けるのは否めない。そして自分が実際に欧米に行くと、周りは皆そういう顔・背格好をした人たちだらけなので、無意識に尻込んでしまう。そしてそれを克服するため…いや、ビビりを隠すために必要以上に気を張る。その精神状態は…そう、終始緊張しているのだ。
それに比べると韓国は、普通にしていればほとんど現地人なのでさほど気を張る必要は無いし、治安も良く、それに実際日本人も多いので安心して街を歩くことが出来る。

当初は自分至上、最も難易度の高い国と思っていたが、フタを開けてみれば正反対。嬉しい誤算。

街の歩き方や楽しみ方が何となく分かりだしたのは2日目の夜あたりからだった。

今回は3泊4日で、行く目的もほとんど無い状態だった。
一人参加料金や現地での遊び代を含めると総額10万円程度掛かったが、終えてみれば実に充実した旅となった。

日程も結果的に結構詰め込むことができた。欲を言えばもう一日くらい欲しかったところ。また、会話本ももう少しちゃんとしたものを買っておくべきだったと感じた。
でも、今回は今回でコンパクトにまとまったとも言える。

何が良かったか?と言われても、とりたてて特別に“これが良かった”という体験はむしろ少なかった。だが、それぞれの体験の満足度が総じて高いもので、そして全体をひっくるめて“良かった”と言う事ができる良い思い出を作ることができた。


機会があれば…距離も近いことだし、機会があれば、また訪れたいと思う。

 

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