>> ファイヤーマン サーフィンレッスン <<
42.195kmを走った翌日の朝7時集合でサーフィンをやろうというのもどうかと思うが、まぁそのへんは半端な鍛え方はしていませんからね、朝さえ起きられれば、何とかなるもんですよ。(半分以上歩いたくせに。)
というわけで、とにかく完走することが目的だった初フルマラソン初ホノルルマラソンを大成功に収め、翌日にもさほど疲れを残さず、無事に朝も起きることができました。
例の女の子にモーニングコールを掛けてから軽く朝食をとり、ロビーにてサーフィンツアーの迎えの車が来るのを待つ。
待つ。
来ない。
まだ来ない。
ロビーの受付係が呼んでいる。
何?電話ぁ?
…えいごででんわははじめてですが。(汗
とりあえず出てみる。
「・・・・・・・」
よくわからんが、10分程度遅れるんだそうな。なんだ、ちょっとビビったじゃないか。(笑)
その後、ブインブイン言わせながらゴツい車が登場。来た来た。待ってたよん。
運転手も案の定、ゴツいオッサン。
挨拶を交わし、、、ふと聞いてみた。
「きゃん ゆー すぴーく じゃぱにーず?」
「No.」(キッパリ)
まぁでも自分も昨日の今日でテンションが高めだったので、ニュアンスとフィーリングで会話を弾ませながら他のメンバーのピックアップに廻る。
思えば、かなりまともに英会話が出来たのはここが一番だったかもしれない。自分でもよく分からないんだけど、やたらと話が通じたのが不思議だった。ハワイとは言え、滞在期間が少しばかりあったせいか、耳も慣れてきたのかもしれない。
会話した内容はこうだ。
例えば…昨日はマラソンに出たのか?完走したのか?とか、
俺は名古屋にウクレレの先生として来日することが時々あるんだ、とか、
現地で誰かと知り合えたか?とか。
面白かったのが、一応ルアウで知り合えたから「いぇす」って答えたら「Girl?」って聞かれたので「いぇす」って答えた。そしたら
「Yeah〜〜!!」
って、娯楽映画とかのシーンでありそうな口調で(「ニクいねコイツぅ」みたいな、あぁいう感じね)話が弾んだんだけど、いやぁ、ホントにああいう言い方するんだなぁって思って。それがなんだか可笑しかった。
そうしてる間にその子のホテルに到着し、ピックアップ。
彼女は記録を目指した走りをしていたので、ちょっぴり眠そうだった。ごめんね、ヘンな時間しか予約が取れなくて。
その後インストラクターが一人乗り込み、それから中国系アメリカ人女性と、あと男性は…どこの国籍だろう、ただいずれも日本語は完璧に通じずで、その二人同士が英語で会話が弾み、運転手とインストラクターで会話が弾み、そして自分らは日本語で会話を弾ませつつ、車は4人の客を乗せて一路海岸へとハイウェイを飛ばす。
ハワイはサーフィンのメッカと言われているが、「リムジンで巡るオアフ島一周ツアー」でも感じたけど、あらゆる浜辺でサーフィンを楽しむ人の姿が目に付いた。つまりきっとこれは、良い波が来るのもあるけど、サーフィン自体ができる場所が多いんだろうなきっと。それに「海の家」みたいな施設が無いから自然とゴミも出にくくなるのだろう、とにかく浜辺が綺麗。
そしていよいよ今度は自分がその経験をする番だ。
現地で合流したインストラクターと言う名の消防士が2名。それからカメラマン。役割は、一人が日本語をしゃべる客担当、もう一人が英語をしゃべる客担当。つまり2人ずつのレッスンだ。ラッキー。人数が少なければそのぶん乗れる回数も増えるってことだ。最初は少し眠そうだった女の子のほうもコレはラッキーって言ってくれたので、ちょっとホッとした。(苦笑)
カメラマンは自分らが楽しむ(コケる)姿を撮影して、それをCDに焼いて売ってくれるんだそうな。お値段は1枚$20…だったかな?もしかしたら$40だったかも。まぁ二人で折半すればそんな高い買い物ではないだろうということで、とりあえず終わったあと中身を見てから買うかどうかは決めるとして、まずはサーフィン!!
まずは陸上でざっと基本を教わり、いざ海へ!
てか水が冷たい!
さてさてぇ…?
案の定、後ろにコケたり、はたまた前にコケたり
そしてある時は横転したり
ちょっと乗れるようになってきた…ていうか腰が引けすぎ(笑)
ぶ、ぶつかる〜
気合で立った。キまった!!?
最初はそれぞれの担当インストラクターの所からスタートしてたけど、そのうちどちらもが入り交じるようになり、まぁスポーツでの交流っていうのはですね、気持ちが伝われば言葉が伝わらなくても意思は伝わるんですね。
で、やっぱり聞かれたのが「昨日マラソン走ったのか?」って。
まぁこのメンバーで走ったのは自分ら日本人コンビ(?)2人だけだったんだけど、堂々と「Sure!」ってちょっと発音にこだわって答えたら、冗談交じりに「Oh! Crazy!!」って言われて。
えぇこちとらクレイジーは承知の上ですとも。でもって「Call me "Crazy Guy" !」って言ったら爆笑してた。
そうこうしているうちに2時間があっという間に過ぎ、終わりの時間となってしまった。
シャワーを浴びて着替えをし、例の写真を見る。って既に買ったかどうかはお分かりですよね。だって上に載せてるんですもの。(笑)
なんか俺の姿を「ソファーに座ってるみたいだ」って言うカメラマン。
だってー、腰を低くすれば安定するって教わったんだもん。
でも確かに腰が引けすぎだなこりゃ。本人はマトモなつもりなんですが。(汗
とりあえずCDは買うことに決定。ただ、今日渡す場合は準備があるから夜6時頃にショップに来てほしいとのこと。なんだ、ショップまであるのか。ちゃっかりしてるな。(笑)
でも、明日はもう帰国なので、今日取りに行くことにした。それに、今日行けばTシャツが貰えるとのことだったし。(笑)
時間を逆算して、女の子と夕方に再度合流する事を約束し、ひとまずはホテルに戻ることに。シャワーを浴びたとは言え、まだ塩水っぽいしね。
ちょうど帰り際、9時集合のグループが入れ替わりでやって来た。見ればほとんど…ていうかたぶん全員が日本人だ。しかも人数もかなり多い。
よかった、あの人数だったらここまで波に乗る回数が多くなかったかもしれない。
そんな話を女の子と話しながらもウトウトしつつ、車は街へと戻っていく。
そして別れ際。それまでに例の英語オンリーの二人とも少し言葉を交わしていたが、車を降りるときにその二人と、そして運ちゃんと笑顔で挨拶や握手が出来たのが結構嬉しかった。
前日も早朝から起きてのフルマラソン、そしてこの日も早朝からのサーフィンで、ホテルに戻った途端、ベッドに倒れこんだ。さすがに…疲れたわい。
風呂にお湯を張り、湯船につかる。
・・・・
いかん、完全に寝てた。
午後はフリーとは言え、一応フルマラソンの記録証も受け取らなければならないし(当日帰国以外のツアー参加者は日本に郵送してくれないんだってさ)、インターネットカフェにも行ってメールチェックとかしなければならないし。
中心街に行く最中、オークリーのショップがあった。昔、自転車に乗ってた時に好きだったオークリーのサングラス。ここでもサングラスで何か格好いいモノはないかな、と思ってウインドウショッピングでもしようかと店に入る。
ん?
んんんん??????
あ、あなた、、、、またお会いしましたね「リムジンで巡るオアフ島一周ツアー」のご夫婦♪もう、世の中狭すぎ!(笑)
またもや軽く会話を交わし、「それじゃまた。」って言って別れる。
いや、「また」ってアンタ、、、ってお互い言いながらも、まぁ同じ日本人ですからね、いつかまたどこかで会えるんじゃないかなって。それに京都在住ってことだし、オイラ京都好きだし。今度行く機会があったら案内してもらおうかしらん。
その後、免税店にあるH.I.S.ブースで記録証を受け取り、それを$5払ってラミネート加工してもらい、それからホノルルマラソンの記事の載った新聞をもらう。
あれれれ。
このドラえもん、確かルアウで見たな。しかもホノルルマラソンゴール後、衣装?を脱いで、汗だくでインタビュー受けてたな。しかも中身はオッサンだったし。(笑)
それからコレ。87歳で14時間かけて完走だって!しかも日本人!いろんな意味ですげェなぁ…
そいや帰りのハイウェイで「はいはい良いペースですよぉ〜あと10km頑張って〜」って手をたたきながら俺らを応援するジーサンがいたな。時間的に考えても、もしかしたらあの人がこの人物だったのかもしれない。
そう思うと、結構いろんな人物に会えたな。坂口憲二を始めとした芸能人には会えなかった(気付かなかった)けど、
この女性部門優勝の方だって、行きのダイヤモンドヘッド脇の上り坂ですれ違ったし。
ちょっと荷物がかさばってきたのもあるが、記録証を大事に大事にしたかったので、一旦ホテルに戻り、荷物をまとめる。そうそう、明日は帰国の日。早朝集合だし、今から身支度をせねばと。そうこうしていれば時間もちょうどいい感じに過ぎるだろう。
とにかく…疲れた。。。。
約束の時間が近づく。待ち合わせの場所は免税店の近く。
移動にリムジンを使おうかとも思ったが、ちょうど免税店までの無料タクシー券が2枚あったので、どうせ今日使わなかったらゴミになってしまうってことで、なんとなく使うことにした。
ハワイの場合、流しのタクシーは存在しないらしく、ホテルから呼び出して来てもらうらしい。便利なんだか不便なんだか。
てことでロビー係に「こーる みー たくしぃ ぷりぃず」って伝えて呼んでもらう。
間もなくしてタクシー到着。タクシーに乗る前にロビー係にチップを渡そうとしたら、いらねぇってさ。無料券を利用した場合は貰ってはいけない決まりでもあるんだろうか。まぁいいや。
一方通行の多いハワイ。タクシーは道は当然ながら裏道、駐車場をも駆使し、最短距離で免税店を目指す。その無駄のない道どりの仕方にちょっと笑ってしまった。
そして免税店の…入り口ではなくて、裏口の駐車場から入っていった。そして店の入り口のオバハンに券を渡している。なるほど、このタクシー券は免税店が発行してるのか。じゃあ運ちゃんは免税店から料金を貰うのかな。
ただタクシー自体は乗せてもらったことには変わり無いので、律儀にもチップを渡してみた。
運ちゃんはキッチリ貰っていた。あれれ??(笑)
まぁいいや。もともと渡すつもりだったし。
で、、、とりあえず中に入る。
ん。
んん。。
なかなか外に出られない…(汗
これが免税店の魔力か…。
免税店内でも、昨日のマラソンを完走した人だけが貰える、黄色いフィニッシャーTシャツを来ている人が多く目に付いた。そしてかなりの人が、足を引きずって歩いていたのが印象深かった。
彼ら彼女らに対し自分はそれほどダメージが残っていない。まぁ半分以上歩いたのもあるけど、それなりに練習してたからね。と、ちょっぴり優越感。(7時間も掛けて優越感も何もないだろ。(笑))
さて、というわけで何とか店を脱出し、待ち合わせ場所へ。
待っている間も黄色いTシャツが結構目に付く。中には10歳くらいの子どもまで。彼もフルマラソンを完走したんだろうか。んー、きっといい思い出が出来たことだろう。そして帰国後に学校で友達に自慢するんだろうな。「ホノルルマラソンを完走したんだ!」って。
などと妄想しつつ、間もなく合流。
店まではちょっと距離があるのでバスを利用する事に。
いろいろなことを話しながら、ショップにようやく到着。
お店ではマグカップやらTシャツやら、いろんなグッズが売っていた。が、特に興味をそそるようなもの(=惚れ惚れするようなもの)がなかったので、写真を焼いたCDだけを買うことに。
準備してもらう間に、コミュニケーションノート?らしきものがあったので中を見てみた。
日本語が目立つが、いろんな国の言葉で「ありがとう」という言葉が並んでいた。
自分も、初めてのサーフィンでとても楽しい思い出を作ってくれたことに感謝し、その意を「日本語で」書いた。
ちなみに女の子は英語で書いていた。(笑)
最後にCDを受け取り、それから記念品のTシャツを受け取って店を出る。てかこのTシャツ可愛いな。消防士が放水する水の上をサーフィンしていて、それをカメラマンが撮影してるのね。
帰りのバス停。ダベりながらもなかなか来ないので、ちょっとの道だしということで歩く事にした。
そして、一緒に晩ご飯を食べることにした。
何を食べたい?って問いかけに「肉!!(笑)」と答え、“独りじゃきっと恥ずかしくて(勇気がなくて)入れないであろう店(笑)”をテーマに何軒か見て廻ったあと、小洒落た店に入ることにした。
ビールと、野菜と、それからデザートにチーズケーキ(甘すぎて全部食べられなかった)を食べ、、、
最後の最後まで楽しい思い出を作ってくれた事に心から感謝し、
最後に握手をして、
またいつか会おうって約束をして、
ハワイ最後の夜はふけていく。。。
次へ / もどる