>> 日本帰国 <<



朝4時にモーニングコール、そして15分ほどで準備を済ませてフロントでチェックアウトをする。

従業員さんにタクシーをつかまえてもらうまでの間、ロビーのソファーで待っていたが、そのフロントのオッサン、同じくソファーに座ってイビキかいて寝ていやがんの。w
そいやH.I.S.の添乗員さんも「メキシコ人は祭りの後はべろんべろんに酔っ払って翌日仕事に来ない」って言ってたけど、なんか、ここでも彼らの国民性を垣間見た気がした。気楽でいいよね。



無事タクシーがつかまり、250ペソで空港へ。残金、僅かに100ペソ。w


今度の運ちゃんは英語があまり喋れないということで、「自分と似てるね」って言ってお互い軽く笑ったのを最後に、空港までほぼ無言状態。とりあえずウトウトするフリをして到着を待つ。

ちなみにタクシー内のエアコンはガンガンに利かせてある。早朝とは言え、それだけここは蒸し暑いのだ。



そして空港到着。
空港では既にチェックインの列が。そしてかなりの数の日本人が。

そして彼らを導くH.I.S.の添乗員。
今回、自分は飛行機とホテルとオプショナルツアーだけをH.I.S.で手配してもらったので、今回は彼らとは無関係。

添乗員さんはチェックインの手伝いもしていたが、ヒューストンでの乗り継ぎやメキシコシティでのチェックインの経験がある分、もはや自分には怖いもの無しだった。





って、コンチネンタル航空の列に並ばなければならないところを、実は間違えてアメリカン航空に並んでしまっていたので、途中で列を抜けて移動したりしたけど。w



ところで行きはリュックサック機内持ち込みなので荷物預けは一切無かったのだが、今回はお土産にテキーラ、つまり水分系があるため、セキュリティ上機内に持ち込めない。というわけで久しぶりに荷物を預ける。



それから前日の夜の民族舞踊の時に貰った小さなメキシコ国旗、これも持って帰ろうと思ってたけど、棒の部分が邪魔でかつ危なっかしくて、それに空港のセキュリティで勘違いされて引っ掛かるのも嫌だったので、泣く泣く空港で捨てた。





空港内のお店はまだほとんどやっていなかったので、唯一やっていた軽食ショップでサンドイッチを食べ、コーヒーを飲む。お値段75ペソ。
恐らくこれが最後のペソ使用になるんだなぁと思うと、妙に感慨深くなる。(何





それから土産を見たり、空港探検をしたり、トイレに行ったりして時間を待つ。



それにしてもやはり、土産はここで買ってしまえばよかったのかもしれない。カンクンで買ったアステカカレンダーの彫刻も売ってたし。
ただ、今回は荷物を預けたので、ここで買った土産がまた荷物となってしまうのも邪魔だったので、どっちもどっちといったところかもしれないが。





帰りの便は3シート×2で広め。そして早朝にも関わらず満席。
ちなみにここまで全て窓側席だったが、今回は通路側だった。





今回の軽食はマドレーヌだった。

が、隣の黒人夫婦は爆睡していたので、自分の席に3個置かれることに。w

途中、起きた2人に「食べる?」って聞いたら「いらね」って言われてそのまま寝てしまったので、そのまま2時間放置。(汗
さすがに3個も食べられないッスよ。



それにしても行きの乗り継ぎに比べて帰りは貧相だなぁ。まぁでも早朝だから無理もないかな。


そんなこんなで、あっという間にヒューストン到着。
ここまではいいんだここまでは。この後の長旅に比べれば…。



飛行機を降り、通路を抜け…って、あれ?どっかで見た光景だな。





「Welcome to Houston, Texas」…か。間違いないな。w





そして「Visitors」…間違いない。でもまたすぐ出発するけどね。w



しかし、この長蛇の列、コレがなかなか進まない。

次の乗り継ぎ時間まで、到着から50分あったが、次第にそれが焦りの要因となり…そして周りの日本人も同じだった。



途中、空港従業員が「トーキョウに行く人〜?」って言ってたので手を挙げ、そして本来自国民用のカウンター側に移動して、この長蛇の列をスッ飛ばす。自国民用のほうが空いているのだ。



帰りの入国審査は、行きの教訓もあり審査カードやら税関カードやらの書き方もだいたい分かっていたので比較的すんなりパスできた。
が、この時すでに10:20。出発は10:50。焦る焦る。


その後、時間が無い中、ペソを両替。ちなみに日本円で1000円にしかならなかった。w
それから差分の10セントコインを1枚受け取る。今回の旅の最初で最後のドル通貨。もちろん使い道無し。w





そして長い荷物チェック行列を抜け、通路を走り、、、飛行機に乗ったのはなんと10:35頃。あぶねー。





いよいよこれが最後の飛行機だ。通算5回。こんなに何度も飛行機に乗ったのはもちろん今回が初めて。
が、それもこれで無事に最後を迎える。


…しかし、、、今回は最悪の真ん中の席。しかもおよそ13時間の長丁場。

しかも、朝が早かったり乗り継ぎで時間が無くてトイレに行けなくて、体調が少し悪くなり。これからの長時間はキツいものになりそうだなぁと感じた。
まぁでもここまで天候やら民族舞踊やら、そしてなによりも五体満足で全てを無事にこなす事ができたから、よしとしましょ。





というわけで、帰りは機内食を食べながら、楽しみのひとつであった映画「ダビンチ・コード」を観る。



ところで飛行機の設備は行きと同じく、一人一人違うチャンネルが選べるんだけど、ダビンチ・コードが終わった途端にみんないっせいにトイレに立ったから、やっぱりみんな見てたんだなーって思うと少し笑えた。

ちなみに自分はやっぱり並ぶのが苦手なので、すぐにでも行きたかったけどまだガマンできたので、だいぶ時間を空けてから行った。そのほうが後を待つ人がいなくて、ゆっくりできるからね。





それからトリノオリンピックで話題になった日本女子カーリング選手を扱った「simsons」という映画を観たり、行きの飛行機ではクリアできなかったソリティアをクリアしたり。




また、軽食を食べながら、南米のジャングルに2週間行っていたという隣の席のオバハンと長い間、旅の話をしたり、写真を見せ合ったり、撮影したビデオを見せてもらったり、コンチネンタル航空の機内食は美味しくないねって話をしたりして時間を潰す。

ところでそのオバハン、スペイン語がそこそこ出来るということだったので、初日の晩ご飯の時に聞かれた「チノ?」っていうのはどういう意味?って聞いてみたら、たぶん「中国人?」って意味だろうとのこと。

つまり、彼は「お前は中国人か?」って聞いていたんだろう。まぁあの時は確かに寝不足で眼も細めだったからそういうふうに見られたのかも。納得。

それから暫くして眠気が襲い…


 ・
 ・
 ・

日付変更線を越え、



到着1時間前の機内食を経て、





ようやく日本到着。

ところでこれもあり得ないくらいの偶然なんだけど、現地で運を集中させたからかどうかは分からないが、
自分の海外旅行の実に8割が、帰国時の天候:雨

しかも今回はかなりの勢いの大雨。まぁ20年来の夢だったからね。(何





モノレールに乗り、





入国審査を済ませ、





荷物を回収し、





帰りは成田エクスプレスで一気に新宿まで戻る。

 

それにしても日本語が懐かしい。なんだかんだ言ってもやっぱり日本に帰ると安心する。


車中、撮影した写真や動画を眺めて時間を潰す。結局1200枚程度撮れる程に準備していたが、動画がそこそこ容量をくったせいもあってか、本当に最後の最後の1枚まで容量を使いきった。

 



新宿駅に到着。コンビニでビニール傘を買って、その足でH.I.S.に向かい、手配をしてくれた担当の方に挨拶をし、お土産のテキーラ2種類を1本ずつ渡し、最後に握手をして店を去る。



そしてあとはもう今まで通りの生活に戻るのである。。。

 

エピローグへ / もどる